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特集 SPECIAL ARTICLES レーストラック【ショップinfo】90年代アメ車をいまだ熱烈に愛するプロショップ

レーストラック【ショップinfo】

「治す」から「楽しむ」までを提供してくれるワンストップショップ

アメ車の楽しみ方を、独自視点で教えてくれるプロショップ。速度域に関係ない、濃密なエンジンサウンドが聞きたければ、ここしかない。

更新日:2018.12.20文/吉田昌宏 写真/古閑章郎

取材協力

ジャパンレーストラックトレンズ
TEL 0356613836 [ホームページ] [詳細情報]

公道速度域で楽しめるアメ車を提案する

 ダッジデュランゴは、1998年にデビューしたミドルクラスSUV(〜2003年が最後)。基本となる骨格はミドルクラスなれど、そこに使われたエンジン等の補記類はすべてフルサイズクラスのもの、ということで日本では爆発的にヒットしたモデルである。ちなみにデュランゴは、現行で3代目まで進化しており、初代とはまた違った魅力を伴ったSUVとして認知されている。

 デビュー当初は、5.9リッターと5.2リッターV8がラインナップされ、00年型から4.7リッターV8が追加されている(本国には3.9リッターV6まで存在する)。余談だが、デュランゴには数種類のパッケージが存在しており、「R/T」と「SLTプラス」が有名で、「R/T」は2001年型から5hpアップしており245hpとなり、「SLTプラス」は、2000年からウッドパネル化され、2002年型からグリルがクローム化される等、ラグジュアリー傾向のパッケージとなった。

 すなわち取材車輌は、2003年型のR/Tということで、初代型末期の5.9リッターV8R/Tで245hpを発生させる貴重な純正赤色ということになる(エアロのみ社外であとはフルノーマル)。さらにいえば純正タイヤサイズ275/60R17の、これまた純正ホイールを装着しているレア車と言っても過言ではない。
同社が日本で一番の数を扱っていると言われているダッジデュランゴ。いまだにこういった個体を持っていることも素晴らしい。
東京都江戸川区松江にある、まるで秘密基地のごとき工場。入口を見渡せば懐かしきアメ車たちが今か今かと修理やカスタマイズを待ち、中に入ればランボルギーニ、フェラーリ、アストンマーチンといった世界の名だたるスーパーカーたちに手がつけられている。
とはいえ、アストロやサバーバン、タホにブレイザーにカマロにデュランゴにエクスプローラーにトレイルブレイザー…etcといったアメ車たちを得意とし、メンテナンスからカスタマイズの楽しみまでを教えてくれる。
敷居の高い頑固親父の工場ではないから、気になれば足を運んでみるといいだろう。
使い込んだ年輪が刻まれたエンジンルーム。走行10万キロをわずかに超えるというが、まだまだ完調を保っている。245hpとノーマルでのチューンレベルが低いことも耐久性に利いているのだろう。
レーストラックオリジナルのSP360のエアロを装着している以外ノーマルを保っているエクステリア。濃密なV8サウンドも健在。

アナログ部分の多さが90年代の特徴

 そう、このデュランゴをはじめとした90年代のアメ車たちは、ノーマルで乗っても味があり、手を加える素材としても楽しい、そしてアナログ時代の最後の年代と言われている=90年代アメ車の魅力である。

 最新のアメ車たちはテクノロジーの塊と化し(技術の進化だから仕方はないが)、ひと昔前なら一部のスーパーカーのみに与えられていたようなスーパーパワーが自慢になり、そういったパワフルなアメ車たちは、パワーを発揮させる場所に困り、そういう部分では面白みに欠けることも多々ある。具体的には速すぎるのである。それに、手を加える余地もあまりない。

 デザイン的にも、平たく言えばどれも似たようなもので個性薄。インターナショナルな味と言ってしまえばそれまでだが、ドメスティック時代にあったアメ車ならではの「デザイン」が懐かしい。

 とはいえ、じゃあ、90年代のアメ車はいまだに走れる乗れるのか?

 「確かに新車のようにはいかないでしょう。中古車を買えば各部のメンテナンスや初期化する必要もあるでしょうし、その部分で金銭的な負担がかかることは確実にあります」

 だが、その年代のアメ車にはアフターパーツがごまんとあり、構造がシンプルであるからこそメンテナンス処理の効果は出やすく、さらに個性的なデザインのクルマが多かったからこそ「アメ車に乗っている」という実感が確実に得られるのである。

 走ってもクルマ任せの電子制御的なスピード感ではなく、実際にドライバーが関与する余地が残されているし、一番重要なのは、日本の道路の速度域内で楽しくかつ興奮できること。

アメ車でも原点回帰が必ず起こる

 取材したデュランゴも、たったの245hpと思うかもしれないが、乗ればそんな不安は皆無である。低速のパンチ力にはアメ車ならではのものがあり、また硬質なステアリングフィールとボディ剛性の高さ、さらにはロールの少ない走りが味わえるのである。コンディションさえ良ければ、全体の軽さがもたらす軽快感とダイムラー製の作りの良さを味わうことも可能だろう。

 この年代のデュランゴに限らず、旧タホやカマロ、コルベット、チェロキーetcなんかを安価に購入して「こ綺麗にしてサラッと乗る」というプチブームがいま、都内で起こっている。それらに乗る方々は、たとえばファッション業界の方たちとか。ちなみにだからボロいまま乗るのはダサさ丸出しということでNGだそうです。

 たしかに「エコだ、低燃費だ」といったイマドキの言葉とは無縁な時代の産物だが、この90年代を楽しまなければ、手頃なプライスで楽しめるアメ車の歴史は閉ざされてしまうだろう。

 「いま、スーパーカーもそうなんですが、原点回帰といいますか、最新のフェラーリに乗っていた方が328とか355に戻っているんです。『もう速さはいいや』って。それよりもデザインの『素敵さ』やエンジンの『味』にこだわっているみたいなんですね。アメ車でも、そういった速さ以外の部分で熱くなれる90年代へと逆戻りする方が出てくるんじゃないでしょうか」

 街中を法定速度で走っていても熱くなれるのは、音、振動、反応…etc。それにワンオフマフラーやへダース等を絡めれば、それこそ唯我独尊のアメリカンV8が堪能できるから。

 人それぞれ、重きを置く部分は違うはずである。だからもし「速さやスピード」が重要ではないというのであれば、90年代のアメ車を一考してみるのも面白いと思うのである。
整備以外にも、こうしたボディのリメイクを得意とし、長年乗り慣れて「飽きた」と言わせない、独自視点のカスタマイズを提案している。
最近、依頼が非常に多いと言われるサイド出しマフラーの施工。音質と共に愛車の変化を強烈に感じさせるカスタマイズである。
同時に、へダースチューンを得意としており、市販品がない車両でも、得意のチューブ加工を行い、へダースを装着することが可能という。

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