現在、日本のフォード車ユーザーを取り巻く環境は非常に厳しい。2016年のフォード日本市場撤退から年月が経ち、正規ディーラー拠点は減少。さらに近年の高年式フォード車は、高度な電子制御によって守られており、それらを正確に整備するには正しい知識のみならず、純正の専用診断機(テスターとも呼ばれる)が必要になる=いわゆる汎用の診断機ではエラーコードの読み取りすらままならない。
で、その専用の診断機が今、日本で大きな障壁となっている。フォード専用の診断機「IDS/FDRS」の使用不可問題である。
この診断機は現在、米国本社が認証する正規の「ディーラーID(オンラインアカウント)」が紐付いていなければ、日本国内で使用することはできない。
すなわち、診断機のハードウェアを所有していたとしても全く機能を果たさない=消耗品交換後の学習値リセット、プログラムのアップデート、各種エーミングといったコンピューター系整備等が一切行えないのである。
これにより今まで治せていたものが治せない、今まで触れていた箇所に触れられないという事態が多発し、フォード車の整備を敬遠するショップが多くなっている。

▲フォード認定サブディーラーとは、フォードジャパン撤退後に日本国内でのフォード車の部品供給、車両保証継承、リコール対応及びユーザーへのアフターメンテナンス業務を提供するフォード認可のプロショップのこと。

▲すでに稼働しており、多くのフォード車の対応に当たっている。
そんなフォード車整備のシビアな現状の中、行き場をなくしたオーナーたちにとって待望のニュースとなるのが、クワッドドライブのフォード認定サブディーラー(FORD認定工場)への参入である。
フォード認定サブディーラーとは、フォードジャパン撤退後に日本国内でのフォード車の部品供給、車両保証継承、リコール対応及びユーザーへのアフターメンテナンス業務を提供するフォード認可のプロショップのこと。
クワッドドライブはもともと、データ主導の高度な車両診断解析を得意とし、米国の国家資格「ASE」を持つメカニックの確かな技術力で知られる日本屈指のプロショップ。
今回のフォード認定サブディーラーとなることで、本国直結の「正規ディーラーID」を駆使した専用診断機による100%のトラブルシューティングが可能となる。当然、リコール対応も可能になり、フォード純正パーツの調達もスムーズに行える。
実際、取材時にはすでにサービス工場として稼働しており、複数のフォード車への対応を行っていた。代表の林氏いわく「以前からフォードディーラー車ユーザーからの依頼が非常に多くなっていました。それらに確実に対応していくため認可を取得しました」
「他店でテスターが繋がらないと断られた」「並行輸入車の電子制御トラブルで行き詰まっている」etcといったフォード車オーナーにとって、正規ディーラーIDと高度な技術を併せ持つクワッドドライブの存在は、フォード車に安心して乗り続けるための、これ以上ない信頼の拠点となるだろう。
なお、点検及び作業においては「完全予約制」であるから、あらかじめ日程に余裕を持った事前予約が必要になるので注意して欲しい。

▲現代のフォード車整備には診断機(テスター)を駆使した解析やアップデートが欠かせない。その診断機を日本で使用できるのはフォード認定サブディーラーのみ。

▲物理的なパーツ交換は一般的な整備工場でも可能だが、こうした車両電子制御部分に関する情報を閲覧できるのは診断機を使用した場合のみ。こうした情報を解析し、トラブルシューティングを得意とするクワッドドライブはフォード車ユーザーの信頼の拠点となるだろう。
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