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街中で浸れる熱きV8サウンド

2013 フォードマスタング BOSS 302 (FORD MUSTANG BOSS 302 ) vo.2

現行モデルのマスタングファン垂涎のモデル

現行マスタングにおいては、BOSS 302こそファン垂涎のモデルであり、手に入れる難易度においては、シェルビーGT500に勝とも劣らないほど高い。

更新日:2014.12.03

文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL  [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

純正だからこそのバランスの良さ

 bubuのBCDが全米を駆け巡って探したというBOSS 302。それでもわずか3台しか見つけられなかったというレアモデル。

 聞けば初年度4000台限定(そのうちラグナセカ700台)だったということもあり、また走り系モデルの宿命である程度の問題と装着されているオプション装備等を加味し、BCD現地スタッフが直接見て(程度と距離数等々をも)納得して買い付けたのがその数だったというが、それほどに珍しいモデルであるという。

 と同時に中古車として売る場合には程度の個体差がかなりハッキリ出るということだ。ちなみに取材車両は2013年型だが、残り2台は2012年型という。

 過去に1度だけ2012年型BOSS 302ラグナセカを直視したことはあるが、そのときはブラックボディに赤いデカールという組み合わせだったからか、それほどなんとも思わなかったが、このホワイトボディにブラックのデカールBOSS 302は、驚くほどかっこいい。

 デカールの量やブラックのホイール、各種エアロ、そして車高etcが、おそらく純正だからこそのバランスの良さを発揮し、すべてにおいて適切であり、逆に品すら感じさせる仕上がりにただただ脱帽である。

 この写真を見て、もしかしたらそこまで感じないかもしれないが、実物はマジでかっこいい。これぞ本物が持つオーラということになるのだろう。加えて、限定車であり、伝説のモデルの復刻版であり、MTモデルであり、スポーティでありetc…、となれば売れないほうがおかしいだろう。

 装備されているレカロのバケットシートは、ただならぬホールド感で体を支え、球型のシフトノブの握りは最高であり、かつクラッチ操作とショートストロークのシフトの操作性は他のフォード車同様に良好。スタートボタンを持たない、単なるキー操作によるエンジン始動も好みだ。

室内はノーマルをベースとするが、ステアリングはスエード巻きの専用品。経年変化は気になるところだが、チューンドカー的な雰囲気は上々。

球型シフトノブとショートストロークの6速MT。クラッチの重さも適度なものであり、シフト操作の連携が上手くいくので、操作がこの上なく楽しい。官能エンジンをMTで操る行為だからこそ、まったく苦になることはない。

オプションとなるレカロシートが装備されているモデル。bubuにある他のBOSSにも装備されている。ホールド性やフィーリングは最高。

新車が高くなる今だからこそ、優良中古車を

 走らせれば、ノーマルよりも高回転に振られているチューニングの恩恵は明確に伝わる上、吹けあがりが軽く、その際のサウンドもダイレクト。そういう意味では非常にメリハリが利いたエンジンに仕上がっており、とにかくメカニカルなサウンドがドライバーを刺激する。

 同じくスポーツモデルとしてシェルビーGT500が存在するが、あちらのスーパーチャージャーエンジンのパワーは、とにかく素晴らしいものがあるが、エンジンのダイレクト感やピックアップのキレの良さではこのBOSS 302には適わないだろうと思う。それに、使い切る楽しさという点でも勝っており、おそらく首都高あたりでも十分に我に浸れるはずである(それでも相当速い)。全身官能マシンだ。

 足回りは、想像したよりも固くなく、ノーマルとの比較で言えば明確にロールが減っているのはうれしい。かつ乗り心地が極端に犠牲になっていないことから、ピュアスポーツとしても、また一般的な使い道においても両立できるスマートさを兼ね備えているのは予想外だった。とはいえ、ノーマルで感じる若干の物足りなさが明らかに解消されている上、回せるエンジンの楽しみが加わっているわけだから文句のつけようがない。

 加えて、重複するが、センス良くデコレートされたレアモデルかつ伝説の復刻版となれば、現行モデルのマスタングファン垂涎のモデルといっても過言ではないだろう。

旧型マスタングは、アメ車とはいえ比較的小さいボディが特徴であるから見切りが良く、街中でも安心して飛ばせる。個人的にも人車一体感が高いと感じていただけにその面白さは格別である。

別に飛ばすために高速に乗らなくてもいい。あえて峠に行くことすら必要ない。街中を走っているだけでも気分が高揚するホットなマシンであるから。

新車が高くなる今だからこそ、優良中古車を

 10月に日本導入が発表された新型マスタングは、2.3リッター直4エコブーストエンジンが搭載された左ハンドル仕様で465万円という。2015年後半にはV8モデルの導入が予定されており、ただしD車はすべて右ハンドル仕様となるとのことだが、気になるのは価格である。新車並行では、もちろん装備にもよるのだが、新型マスタングV8で600万円代後半から700万円代とまで言われており(当然為替の問題もある)、果たしていくらになるのか? 非常に気になるところである。

 というのも、ここ数年アメ車の新車の値段は右肩上がりで、ひと言でいえば非常に高くなっている。もちろん、クルマ自体がよくなっていることは承知の上だが、日本経済の景気回復が末端世帯にまで行き届かない現在、新車だけどんどん高くなるのはいかがなものか(笑)。おいそれと手が出せなくなっているのは確実であり、だからこその優良中古車がお勧めとなるのだが…。

 で、そういう意味でも今回のBOSS 302は、1.7万キロ走行車で548万円という価格であり、もろもろの価値を考えれば、それこそ新型マスタングV8を手に入れるよりも意味があるように感じるのは筆者だけか。圧倒的センスと走りの質の高さを備えたV8エンジン+MTモデル、そして中古車としてのコンディションが確立されてたBCDの認定中古車。今逃せばおそらくこれ以上のブツが手に入ることはもうないだろうと思われるような1台だった。

 時間にしてわずか2時間ちょっとの取材時間だったが、あっという間に時間が過ぎ去った。で、車両をショップに戻すと同時に、「今、売れました」と。次なるオーナーさんはアルファロメオからの乗り換えというから、熱い走りを、そして濃厚なV8を思う存分堪能してください。

2012年のベースモデルは、復刻系マスタングのデザインを踏襲するモデル。一方で2013年からはシェルビーGT500顔にフェイスチェンジしたモデル。どちらも甲乙つけがたいモデルだから、好みに応じたBOSSを選べばいい。だが、2013年はかなりのレアモデルになるが。

下の写真を見てもわかるが、エンジンルームひとつとっても魅せる要素を増やしたコダワリ仕様がBOSSとなる。日本でGTベースにチューンをすればこのBOSSよりも確実に速いマシンは誕生させることが可能だろうが、こうしたエンジンルームの小さいコダワリまでは真似できないだろう。

シェルビーGT500よりも台数が少なく、限られた人しか手にすることのできない貴重なマシン。幸運にも手にしたならば、20年は維持したい。この先、こうした新車以上に価値のあるモデルはそうは出ないだろうから。

この2013年モデルは非常にカッコよかった。だが、筆者的には同じく展示されていた2012年型のBOSS 302のホワイトこそが、純マスタングBOSSだという思いが強い。欲しい。


1分半過ぎから始まる2013年型の走行シーンのエンジンサウンドをお聞きください。シビレます。

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>> 2013 フォードマスタング BOSS 302 (FORD MUSTANG BOSS 302 ) vo.1 を見る

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