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試乗記 TEST RIDE シボレー・サバーバン 試乗インプレッション Part2その走りを一言で表現すれば『余裕』?

シボレー・サバーバン 試乗インプレッション Part2

色んな意味で大らかな味が4代目サバーバンの魅力!

試乗インプレッションと言いながら、Part1では『走り』の部分にほとんど触れることができなかったので、このPart2では4代目サバーバンの走りや乗り味に限定して解説してみたいと思う。といっても、一般的な自動車専門誌のような「レーシングカーの解説ですか?」みたいな試乗インプレッションをするつもりは毛頭なく、アメ車ワールド(というか、私?)的な試乗記になってますが(笑)

更新日:2011.08.06文/田中享(Tanaka Susumu) 写真/田中享

取材協力

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サバーバンは意外なほど乗りやすい?

 これはサバーバンに限ったことではないのだが、一昔前のアメリカンSUVというのは、とにかく運転が楽。サバーバンの場合は、ボディサイズが大きい分、最初はやや気を使うかもしれないが、スクエアなボディは見切りがよく、意外なほど小回りも利くので、ボディの大きさはしばらく運転すればすぐに気にならなくなる。
 サバーバンの運転が安楽な理由は色々と考えられるのだが、筆者の見解としては、その最大の要因はエンジン特性ではないかと思う。サバーバン(C/K1500)に搭載されるエンジンスペックは右の通り。

 右のスペックを見ると、パワー、トルク共にスペック上の数値は大したことはない。それどころか、なかには「5.7リッターもあって255馬力しかないの?」と思う人もいるかもしれない。しかし、注目すべきはパワーやトルクの最高値ではなく、その発生回転数。とくにトルクの方だ。4代目サバーバンに搭載されるL31ユニットは、わずか2800回転で45.6kg-mものトルクを発生させるのである。そして、この最大トルクの発生回転数の低さというのが、サバーバンの走りを語る上で最も重要なポイントとなる。




エンジン
 :Vortec 5700 OHV V8(L31)
ボア×ストローク(mm)
 :101.6×88.4
排気量(cuin/cc)
 :350/5700
圧縮比
 :9.4:1
最高出力(hp@rpm)
 :255@4600
最大トルク(Ibs/kg-m@rpm)
 :330/45.6@2800
サバーバンのメーター。タコメーターは6000回転。スピードメーターは100マイル/hが上限となっている。この上限付近まで加速するユーザーはほとんどいないと思うが、実はサバーバンはちょうど100マイル/h、つまり時速160kmでリミッターが作動することを筆者は確認している。ただしレブリミッターの方は未確認。ちなみに、160km時点でもまだまだエンジン回転数には余裕があった。

力強くてフラットなトルク特性が最大のポイント?

 一般的にエンジンはトルク特性がフラットなほど扱いやすいと言われる。フラットトルクとは、トルクの発生回転数をグラフ化した際の曲線がなだらかなことを指す。しかし、いくらフラットトルクでも、トルク=力が弱ければ扱いやすいエンジンにはならないし、逆に力が強過ぎても扱いやすくはならない。重要なのは、ボディサイズや装着しているタイヤに対して適正(もしくは適正よりやや上)な力を有しているかどうか? また、その力が実用的な回転域で効果的に発揮されるかどうか? おそらくはこの2点。そして4代目サバーバン(だけでなくC/Kシリーズ全般)に搭載されるエンジンは、上記2つの条件がベストに近い気がするのだ。

 サバーバンのメーターを見ると、タコメーターにもスピードメーターにもレッドゾーンは表示されていない。フルサイズSUVの一般的な使い方を考えれば、別にレッドゾーンを指定する必要もないのだろう。タコメーターは6000回転、スピードメーターは100マイル/h(時速160km)が上限となっているが、日常ユースにおいては、回転数で言えば3000回転、スピードで言えば80マイル/hを超えてアクセルを踏み込むことはほとんどないと思う。
 おそらく、一般的なサバーバンのオーナーにとっては、一般道では1000〜1500回転、高速道路では2000回転前後が最も使用頻度の高い回転域だと思うが、そのくらいの低回転域で走るサバーバンは『安楽』もしくは『快適』の一言。一般道においても高速道路においても、軽くアクセルを踏むだけで交通の流れに乗れるし、減速後の再加速でもシフトダウンはおろか、アクセルをいっぱいに踏み込む必要すらない。軽く、本当に軽くアクセルを踏むだけで、サバーバンはその巨大なボディをものともせず、実に軽やかに加速するのである。

 もっとも、サバーバンが本当に凄い(というか、気持ち良い?)のは、見た目に似合わず軽やかに動く割に、小型車のような『軽さ』を感じさせないところ。軽く動くくせに、何故か重厚感は失われていないのである。日本車のように軽いものが軽く動くのではなく、最新のアメ車のように、重さを圧倒的なパワーで相殺するというのでもない。重いものが重さを感じさせたまま軽く動くとでもいうか…。正直、この辺の感覚を言葉で説明しようとすると矛盾した文章になってしまうので難しいのだが、とにかく、この絶妙なパワー感というか、ゆとりのある感じがサバーバンの大きな魅力となっているのは間違いないし、その感覚は一度でもステアリングを握って走ってみれば、多くの人が「あー、なるほど!」納得できるのではないかと思う。

環境さえ許せばすぐにでも買いたいクルマです。

 ほんの20年ほど前、大排気量自然吸気のガソリンエンジンを搭載したフルサイズSUVというのは、アメ車の専売特許みたいなものだった。しかし、最近はアメリカ以外の国でも大排気量エンジンを搭載したクルマを生産しているし、日本やドイツにもアメ車並みの排気量のV8やV6を搭載したSUVが数多く存在する。また、最新のアメリカンSUVは、20世紀のモデルとは比較にならないほどあらゆる面で進化している。サバーバンも然り。現行の6代目サバーバンは機械としての性能では完全に4代目を凌駕している。しかし、進化や洗練というのは、往々にして進めば進むほど『味』を希薄にする。そいういう意味では、昔ながらのアメ車ファンが、アメ車に求める『アメ車らしさ』を考えた場合、4代目サバーバンを超えるようなモデルというのはちょっと見当たらない。

 現在サバーバンに乗っているオーナーや、これからサバーバンの購入を考えている人達がサバーバンをチョイスした理由は様々だろう。また、サバーバンに対して感じる魅力もまた人それぞれ。それは大きなボディだったり、いかにもSUVらしい無骨なデザインだったり、中古車としての買い得感だったりするのかもしれないが、エンジンを中心とするいかにもアメ車らしい走りも重要なポイントになっているのは間違いないと思う。あの独特のフィーリングというのは、まさに一度味わったら病付きになること請け合い。
 このサバーバンを取材させてもらったグローバルの店長が「九州ではサバーバンの人気が非常に高いんですよ」と言っていたが、もし筆者が九州や北海道といった交通事情や住宅環境の良い地域に住んでいたら、今すぐにでも程度の良いサバーバンを探すかもしれない。いや、冗談抜きで(笑)



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4代目サバーバンの走りを一言で表現するなら「余裕」、あるいは「ゆとり」。エンジンパワー、足回り、乗り心地など、走行時に感じる様々なファクター全てに余裕があり大らか。どこにも窮屈な感じがしないのである。言い古された言葉になるが、これがまさしく「大陸的」というものだろう。

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