覚えているだろうか? サーキットをドリフトで疾走するダッジラムトラック。今からちょうど3年前に行われたその撮影は、旧エントリーで確認できるから見て欲しいが、そのダッジラムはその後もコツコツとオーナーの手によって手が加えられ、各部いろいろな模様替えを行っている。
もともとのベースは、2005年型ダッジラム、5.7リッターV8エンジン搭載車。フロント4、リア6インチのローダウンに強化スエーバーを装着してサーキットを暴れまわった重量級トラックだった。
だがその後ワークのホイールを履き、センターストライプを赤からシックなワインレッドに変え、そいつはペイントではなくラッピングであり、そして今回、新たにサイドマフラーを装備し、その周りにアルミを巻き、レーシーなピックアップ風情を高めている。
注目のサイドマフラーだが、なんと車検対応品(笑)。もととも後方排気の一般的形状のワンオフマフラーに新たなサイド出しマフラーを追加して、車内からのスイッチ操作にて内部の弁を開け閉めする。弁が開いている状態は普通の後方排気、弁を締めればサイド排気となり、その際の音質が絶品だった。
補足すると普通のマフラーの横にサイド出しマフラーを溶接してくっついている状態。内部に弁を設けて、その弁の動作によって後方排気とサイド排気を好みに応じて変えているということ。
実は、この撮影の前に某V8スポーツクーペ(ノーマル)に乗っていたのだが、このダッジラムのサウンドの足元にも及ばない情けなさに、一同唖然。
いわゆる作り物のワンオフサウンドだが、「これぞ劇場版V8サウンド(笑)」とまるで映画のような効果音に驚きとともに感動したのである。
このサウンドを楽しむために「アメリカンV8に乗りたい」と昔よく思っていたが、それを思い出したほどだった。
ベース車が2005年ものだから今年でちょうど10年。バリバリにいじりはじめて、サーキットをあえてドリフトで疾走し、今ではシックにキメている。とはいえ、動き出すとまるでレーシングカーのようなV8サウンドを轟かせ、往年のクルマだからこその楽しみ方を教えてくれる。
最新のアメ車ではできない楽しみ方だし、中古車にお乗りの方はこういったモデルチェンジおよび模様替えを行いつつ、自分なりに長く乗る楽しみ方を見つけて欲しい。
<関連記事>
>> ダッジラム(DODGE RAM) vol.1 を見る
>> ダッジラム(DODGE RAM) vol.2 を見る
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