更新日:2018.04.24
文/編集部 写真/ゼネラルモーターズ
Z06で抱えた熱対策を施し、魂を込めて製作されたというZR1。パワーアップを果たしたエンジンは、6.2リッターLT5V8で755hp、最大トルク715lb-ftを発生させる。それはZ06搭載のLT4よりも100hpアップさせている最強エンジンである。
このエンジンに組み合わされるミッションは、7速MTと8速AT。これまでの経緯からもわかるとおり、ZR1では初のAT車がラインナップされるた
これらエンジンのパワーを引き立てるボディは、超攻撃的なスタイルと空力効率を実現する。基本的にはカーボン製エアロで構成され、リアのウイングは二種類あり、スタンダードなローウイングとオプションのZTKパッケージでのハイウイング。ローウイングでもZ06比で約60%高いダウンフォースを発生させるというから凄い。
今回、現地メディアに対するZR1の初試乗が行われた。まあ簡単に言えば試乗会である。場所はロードアトランタのサーキットと一般道。現地メディアによる感想をまとめれば、「素晴らしく速い」という一語に尽きる。
ま、重箱の隅をつつくような個人的感想のなかでは「7速MTのシフトの3速と5速のゲート間隔が依然狭すぎる」とか、カマロZR1に搭載されている10速ATの方がZR1に搭載されている8速ATよりも洗練されている」といったミッションに関するものが多く、サーキット走行でのダウンフォースの効き具合にみな驚きを隠さなかった。
単純比較はできないが、同サーキットを走ったZ06よりも今回のZR1は2.5秒速く走ったということだから(サーキットでの2.5秒差はかなりのものだ)、ZR1はいとも簡単にそれまでのコルベット最強モデルを撃沈してしまったことになる。
ただし。ZR1のベース価格は12万1000ドル。今回のZTKパッケージを装着し8速ATをチョイスするとなると14万ドルを超えるという。日本円にすればゆうに1500万を超えるし、ディーラー店頭価格ともなれば1800から2000万円程度ということか。
現地では、それでもフェラーリよりも安い、だが、ポルシェやアストンマーチンが確実に射程圏内、ともあり、Z06から圧倒的に高価になった車両価格への思いが述べられている。
とはいえ、その速さはお墨付き。下記動画を見てもらえばわかるが、シルバーカラーのZR1はめちゃくちゃカッコイイ。世の中的には、シンプルイスベストな方向に向かっているのだろうが、このZR1のZTKパッケージ付きのトゲトゲしさやケバケバしさは、アメ車ならではの攻撃的スタイルによくマッチしていると思うのである。
8速ATで十分に速そうです。
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