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試乗記 TEST RIDE 2013 シボレーカマロ ホットウィール エディション5代目カマロのV6エンジン搭載車

2013 シボレーカマロ ホットウィール エディション

5代目カマロは中古車としても非常に魅力的だった

5代目カマロの2013年モデル、そのホットウィール エディションを取材した。

更新日:2020.11.17文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力

ガレージダイバン
TEL 03-5607-3344 [ホームページ] [詳細情報]

二世代分一気に進化した5代目カマロ

 4thカマロが2002年で生産終了。だが生産終了のまま7年が過ぎ、2009年に登場したのが5代目カマロだった。

 だから7年間、まるまる一世代分の空白期間があったわけだが、実際に登場した5代目カマロは、まさしく二世代分の進化を果たし、車格も価格も上昇していたのである。

 そういう意味では4代目カマロまで見え隠れしていたひ弱さは微塵も感じさせず、その当時では別格の品質感をもって多くの人々に驚きを与え、かつ認められたわけである。

 そんな5代目カマロの最大の魅力は、ガッチリとしたステアリング(支持剛性の高い)とボディ骨格、さらにかなりのレベルまで追い込まないと破綻を見せないシャシーの存在。

 すなわち、タイヤ、ショックやブレーキ等の消耗品のヤレは避けられないが、中古車となってもクルマの骨格となる骨太さはまったく失われず、その魅力を理解する方にはもってこいの1台になるに違いない。さらにV6エンジン搭載車なら、V8よりも消耗度は確実に低い。それに2016年から登場する6代目カマロにはV8と直4にラインナップが変わってしまっているから、今となってはレア度も増す。
デビュー当時は賛否両論あったと聞くが、今見るとなかなか個性的でカッコイイ。5代目カマロのデザインモチーフは初代カマロ。フロントマスクにその面影が見える。
リアの造形は、2013年型から変更されている。2010から2012年までの初期型テールが個人的には好みだが、今となれば2013年もなかなかの個性。
搭載エンジンは、V6DOHC3.6リッターで、327ps/6800rpm、最大トルク38.4kg-m/4800rpmを発生させる。
上記エンジンに6速ATが組み合わされる。ステアリング裏には左右にタップシフトが装備されており、ATの操作をボタンでも行える。
ミッション奥に装備される計器類。非常に見にくいが、かなり雰囲気がありカッコイイ。

当時日本10台限定のディーラー車

 ということで、2013年型のV6カマロ、約3.7万キロ走行のD車を取材した。

 取材個体は2013年に限定で発売されたディーラー車「ホットウィール エディション」。当時日本国内10台限定ということだったから、かなり数が少ない。

 このホットウィール エディションは、前年の本国セマショーにて公開されており、米国のミニカーブランド「ホットウィール」とコラボレート作。ホットウィールのラインナップにあったモデルを実際のクルマとして仕上げたということである。

 ボディカラーは、当時のラインナップにはないキネティックブルーメタリックを採用し、ブラックペイントの20インチホイール、ホットウィール専用デカールストライプ、専用リアスポイラーを装備。エンジンカバーもブラックペイントとなっている。
327psのV6エンジンと思いきや、なかなか結構速く、しかも各部のガッチリ感に囲まれながらの走行はかなり楽しい。デザイン、作り、走り、どれもアメ車らしくてオススメな5代目カマロ。

今やレア感高いV6エンジン搭載車

 一方、インテリアではホットウィールの刺繍が入ったフロントレザーシートがポイント。

 搭載エンジンは、当時のLT RSと同じV6DOHC3.6リッターで、327ps/6800rpm、最大トルク38.4kg-m/4800rpmを発生させる。ちなみに、当時の6.2リッターV8エンジンが405psを発生させていたから78psの差となる。

 さて、取材個体であるが、ひと目みて美しいブルーのボディカラーに目が奪われる。個人的にはホットウィールとのコラボ、というのはどうでも良くて(笑)。それよりも今流行りのボディのブルーカラーに5代目カマロのV6モデルという部分に大いに興味を持っていたから、とにかく乗ってみ見たかった。

 3.7万キロ走行車ということだったが、想像以上にシッカリしているというのが第一印象。ステアリングも剛性の塊だし、ブレーキフィールもシッカリしている。もちろんミッションの変速もそうだし、思った通り、5代目カマロは中古車として非常に価値が高いと思えた。
この5代目カマロのフロントマスクは2014年のマイナーチェンジによって変更されてしまう。したがって、この顔は2013年までの特徴となる。
インテリア各部の造形が個性的であり、非常に魅力的。使用される素材の質感も良く、中古車となると余計に魅力的に映る。
インパネ内のメーターに使用されるデザインやフォント、カラーリング等、どれも魅力的。シートに座り、手に触れる部分から目に入る部分それぞれが満足できる質感でまとめられ、満足感が非常に高い。
ボディのブラックのラインも限定エディションならでは。なかなかセンスも良く、ブルーのボディカラーとのマッチングも良い。
ホットウィールエディションということで、シートにはホットウィールの刺繍が入っている。
スカッフプレートにもホットウィールのロゴ入りプレートが貼られる。
20インチのブラックペイントホイールが特別装備。ボディ全体がブルー&ブラックのコンビネーションでまとめられている。

5代目カマロの中古車としての魅力

 これまでにも過去、数度5代目カマロの中古車を取材してきたが、そのどれもが同じような感じだった。ちなみにどれもディーラー車だったことを付け加えておこう。

 あくまで個人的な意見だが、2009年デビュー当時からカマロの作りは別格だった。それはマスタングやチャレンジャーと比較してもかなり際立つくらいだし、2016年に登場した6代目カマロは一段と優れている。

 もちろん、好き嫌いがあるだろうし、ボディの作りや骨格の強さだけがクルマの魅力ではないから、それをもってカマロがナンバーワンだと言うつもりはない。が、乗れば確実に伝わってしまうボディの強さは品質感にも繋がるし、経年劣化の少なさにも繋がる。

 だから、昔からオススメの中古車として5代目カマロを挙げていたが、久しぶりに5代目カマロのV6に乗って、改めてこの個体の品質の良さと5代目カマロの中古車としての魅力を認識したのである。
ブルーのボディカラーがとにかく美しい。さらに5代目カマロ前半のデザイン的魅力。そして作りの良さに走りの楽しさが詰まっている。

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