TEST RIDE

[試乗記]

V8消滅&全面刷新のフルモデルチェンジ

2022 トヨタ タンドラ

3.5リッターV6ツインターボエンジンとi-FORCEMAXハイブリッド

デビューから14年、つにトヨタタンドラがフルモデルチェンジ。発売は2021年12月ごろと言われているが、まずは実車が公開された。

更新日:2021.10.11

文/石山英次 写真/US トヨタ

現行モデルを一瞬にして旧型モデルにしてしまうほど進化

 現行型のトヨタタンドラは2007年に登場。そしてそれから7年後の2014年にマイナーチェンジ。その後は若干の変更や安全装備の充実を果たしつつ現在に至る。齢14年のモデルライフである。

 2014年以降、世論においてはフルモデルチェンジが期待されていたものの世情と合わず(例えばトランプ大統領就任、コロナ禍等)、2021年4月まではその情報すらなかった。

 だが2021年5月18日に一変する。USトヨタが一枚のティーザー写真を公開した。新型トヨタタンドラである。そして4か月後の9月末、ついに新型モデルが正式発表された。

 新型モデルのデザインコンセプトは、「テクニカルマッスル」。ピックアップとしてのアウトドアスタイルを維持しながらも、モダンなデザインと機能を組み合わせた最新仕様がウリである。

 で、早速公開された写真をみればわかるが、一目で圧倒される。顔の迫力が真っ先に伝わってくるし、最新のトヨタ車であることもわかる。そして何より、一瞬にして現行型タンドラを過去のものと思わせるほど洗練されている。

 確かに現行型は14年前の基本構成をリファインしながら現在至るわけだから致し方ない部分もあるだろう。だが、想像以上の変化、特にボディラインとインテリアの変化は圧倒的である。



 と同時に、搭載されるエンジンもこれまた激変している。

 現行型に搭載されるエンジンは、5.7リッターV8エンジンで381hp、最大トルク401lb−ftを発生させるが、新型では3.5リッターV6ツインターボエンジンに変化している。389hp、最大トルク479lb−ftを発生させるから、ざっと8hp、最大トルク78lb−ftアップしている。

 組み合わされるミッションも6速から10速ATに変化しているから、多段化による実用燃費が確実に向上しているだろうし、しかもパワー自体も若干上昇しているわけだから、V8からV6ツインターボに変わったからといって、嘆く必要は全くない。

▲インパネ周りも全面刷新されているから、既存のタンドラとの変化が如実。センターコンソールのモニターもかなり大型化されている。

 ちなみに、現行法では直輸入が不可能であるから知る必要もないかもしれないが、実は今回のフルモデルチェンジの最大のトピックスは「i-FORCEMAX」と呼ばれるハイブリッドシステムである。

 要するに3.5リッターV6ツインターボエンジンにモーターが追加され、437hp、最大トルク583lb-ftを発生させる。ガソリンエンジン比で、48hp、最大トルク104lb-ftの性能アップ。しかも、583lb-ftの最大トルクを2400rpmという低回転で発生させるのが特徴である。

 このハイブリッドモデルにも10速ATが組み合わされ、エンジンの始動、EV駆動、電気アシスト、エネルギー回生等が行われる。
 
 加えて、新型モデルではボディが一段と強固になり、ボックス型スチールラダーフレームも高強度が保たれ、強化アルミニウムベッド、さらにシャシーも改善され、新開発のマルチリンク式のリアサスが採用される等、走行性能が格段に向上している。

 一方、インテリアも全面改訂が行われ、全く新しいマルチメディアシステムが搭載される。さらにダブルキャブ、クルーキャブが用意され、グレードは「SR」、「SR5」、「リミテッド」、「プラチナ」、「1794」、「TRD Pro」。

 ただし、「TRD Pro」はハイブリッドのみ搭載。その他は3.5リッターV6ツインターボエンジンがベースで、オプションでハイブリッドモデルもセレクト可能ということだ。

▲搭載されるエンジンは、3.5リッターV6ツインターボと3.5リッターV6ツインターボ+モーターのハイブリッドとの2機種。どちらも10速ATと組み合わされる。

 正式な発売は、2021年12月とも言われており、現段階では価格等の詳細は発表されていない。

 業界では、もうずっと前からトヨタタンドラとダッジチャレンジャーのフルモデルチェンジが叫ばれていた。が、ダッジチャレンジャーのフルモデルチェンジはだいぶ怪しくなってきた感があるが、待ちに待ったタンドラのフルモデルチェンジ。

 噂では、「全車ハイブリッドかも」なんて言われていた時期もあり、「フルモデルチェンジしても日本には持ってこれなきゃ意味がない」と思っていたが、否。

 「TRD Pro」はハイブリッドのみだから無理だが、それ以外のモデルは十分に日本への導入が可能だから、(待ちに待ったはずの)現行タンドラ乗りの乗り換えが可能になる!

 ということで、価格等の詳細が発表され次第、続報をお届けする。余談だが、この顔&ボディをベースにセコイアも登場するはずである!

※以下はTRD Proの写真です

▲一目で変化がわかるインパネ周り。着座位置等に変化があるのか、接するのが今から非常に楽しみなモデル。

RELATED

[関連記事]

2021 トヨタカムリ TRD

TEST RIDE

ABE CARS Tama Garage

2023 トヨタタンドラ 1794エディション

TEST RIDE

ベルエアー

2019 トヨタハイランダー

TEST RIDE

ABE CARS Tama Garage

2016 トヨタ タコマ

TEST RIDE

FLEX USトヨタガレージ店

2022 トヨタタンドラ SR5

TEST RIDE

ベルエアー

SHOP

[同店舗記事]

ARCHIVES

[アーカイブス]

1986 シボレーK5ブレイザー

TEST RIDE

ジャパンレーストラックトレンズ

キャデラックELR (CADILLAC ELR)

REGULAR ARTICLES

吸気系チューニング

REGULAR ARTICLES

NEWS & INFORMATION

[ニュース&お知らせ]

SPECIAL ARTICLES

[特集]

CAR

[新着アメ車]

シボレーHHRLT
シボレーHHRLT

198万円

年式:2011年

走行距離:39,672km

ガレージダイバン

ダッジラムバンミディアム
ダッジラムバンミディアム

238万円

年式:2000年

走行距離:132,187km

ガレージダイバン

シボレータホ
シボレータホ

価格応相談

年式:1998年

走行距離:121,986km

ガレージダイバン

シボレータホLSリフトアップ新車並行
シボレータホLSリフトアップ新車並行

258万円

年式:1997年

走行距離:53,990km

ガレージダイバン

PARTS

[新着パーツ]

AC Delco ブレーキパッド 17D1718M リア シボレー コルベット C7 アメ車
AC Delco ブレーキパッド 17D1718M リア シボレー コルベット C7 アメ車

12,810

PERFORMANCE

6DEGREES

AC Delco ブレーキパッド 17D1082CH リア フォード マスタング
AC Delco ブレーキパッド 17D1082CH リア フォード マスタング

17,298

PERFORMANCE

6DEGREES

AC Delco ブレーキキャリパーASSY 18FR1379 フロント左 エスカレード アストロ タホ サバーバン サファリ
AC Delco ブレーキキャリパーASSY 18FR1379 フロント左 エスカレード アストロ タホ サバーバン サファリ

18,420

PERFORMANCE

6DEGREES

ACデルコ エンジンオイルエレメント PF64 シボレー コルベット カマロ キャデラック ATS CTS
ACデルコ エンジンオイルエレメント PF64 シボレー コルベット カマロ キャデラック ATS CTS

2,090

MAINTENANCE

6DEGREES

スーパフォーマンス・ジャパン公式HP有限会社 スペース YOKOHAMA

CAR

[新着アメ車]

シボレーHHRLT
シボレーHHRLT

198万円
支払総額232万円

年式:2011年

走行距離:39,672km

ガレージダイバン

ダッジラムバンミディアム
ダッジラムバンミディアム

238万円
支払総額266万円

年式:2000年

走行距離:132,187km

ガレージダイバン

PARTS

[新着パーツ]

AC Delco ブレーキパッド 17D1718M リア シボレー コルベット C7 アメ車
AC Delco ブレーキパッド 17D1718M リア シボレー コルベット C7 アメ車

12,810

PERFORMANCE

6DEGREES

AC Delco ブレーキパッド 17D1082CH リア フォード マスタング
AC Delco ブレーキパッド 17D1082CH リア フォード マスタング

17,298

PERFORMANCE

6DEGREES

スーパフォーマンス・ジャパン公式HP有限会社 スペース YOKOHAMA

ページトップ