TEST RIDE

[試乗記]

350V8 TBIエンジンに換装された往年の名車

1969 シボレーインパラ

一発安定始動で日常的な足として活躍

69年型シボレーインパラを取材。現役当時の面影を数多く残す姿に感動する。

更新日:2023.03.22

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/ジャパンレーストラックトレンズ TEL 0356613836 [ホームページ] [詳細情報]

日常的な足に使えるほどの安定感

 シボレーインパラと聞けば、様々な反応が出ると思う。人によっては60年代を指し、例えば64年型インパラコンバーチブルを思い浮かべる人もいれば、67年型のクーペとかインパラSSとか、走り系のインパラももちろんあるだろう。

 一方で90年代のインパラもあるし、とにかく幅広いファンがいるのがインパラである。

 で、今回取材したモデルが69年型。人気の67年型からフロントマスクがより個性的になっているモデル。翌70年モデルがあっさり系のフロントマスクに変わっているから、ディープなインパラのデザインが味わいたければ69年型までと言われている。

 が、正直、筆者的には初めて見たモデルであり、「デザインにアクの強さを感じるなぁ」というのが第一印象。プラスして「やっぱりアメ車だなぁ」とも思った次第。とにかくボディラインが素晴らしく素敵なのだ。

▲69年型インパラ。車高が落ちホイールが交換されている以外ほぼノーマル状態が維持されている。

▲日常的に使用されているということで、それなりのヤレがあるが、それがいい味わいとなって現れている。

 取材個体は、車高が若干下がり、アメリカンレーシングのホイールが装備されている以外、外観はノーマル状態を維持している。くわえて所々に見えるボディのヤレやサビ等が使い込まれた年季を感じさせるし、実際に足として使われているというからお見事である。

 インテリアも、サブメーターが追加されている以外ノーマル状態を維持しており、使われているオーディオも当時のものというから、オーナーさんのこだわりが随所に感じられる。

 ここ数ヶ月様々な旧車を取材してきているが、この個体はとにかく運転席周りの雰囲気が素晴らしく良いのである。

 さて、この個体であるが、もともとは327キュービックインチV8エンジンが搭載され、3速ATと組み合わされていたという。が、現在は350キュービックエンジンが積まれている。

▲エンジンは350TBIに換装され、キャブレター仕様にもなっている。

▲ご覧のようにエンジームに対してエンジンのサイズが小さくなっている。

▲▲キャブレターはエーデルブロックの550cfmに交換されている。このキャブレターは4バルブ2ステージのキャブレターであり、一つのスロットルボディの中に2バレルのスロットルバルブが前後に二組入っている。

 この350エンジン、実は350TBIエンジンであり、すなわち90年代のタホ等に搭載されていたそれである=キャブレターではなくインジェクション仕様。

 この個体を整備しているレーストラックの高橋氏によれば、「レーストラックに入庫した時点ですでにこのエンジンが積まれていた」ということであり、「いつ換装されたかは不明」ということだが(現オーナーさんが入手した時点でこのエンジンだった)、「各部しっかり組まれている」ということで、機械的な不備は全くないという。

 だが。この350TBIエンジンは、もともとはインジェクション仕様であったが、このインパラに積まれている時点でキャブレターに換装されており、いわゆる旧車の醍醐味である「あの味」は不滅である。

 詳しく説明しよう。もともとインパラに積まれていた327V8エンジンをどこかの時点で350V8に換装した。327V8はキャブレターであり、新しく搭載する350はインジェクションエンジン。

 で、まずは350V8を新たに搭載し、そこにインジェクションを廃しキャブレターを新たに装着したという流れである。

▲当時の面影を色濃く残すインテリア。これだけでも価値が十分にありそうだ。

▲エアコンのスイッチも現役。もちろんエアコンから冷風が出る。

▲オーディオ関連も当時のものをそのまま利用。

▲各種メーター類ゲージ類も稼働し、その雰囲気がたまらなく魅力的。

▲シートはリペアものが使用されていたが、それでもヘッドレスト部分にはヤレが見られる。

 でもなぜ、そのような流れになったのか?

 新たに搭載した350V8をそのまま活かせば、インパラにもともと搭載されているミッションや車速センサーや様々なパーツも同時に交換しなければ動かすことができない。一方で、350V8だけを利用し、もともとの3速ミッション等を活かせば、それだけで事足りる。

 なので350V8のマニフォールドを交換し、同時にキャブレター仕様に換装することで、そのまま3速ミッション等を利用したということである。

 それによって他の利点もあり、まずはエンジン自体の機能各部が新しくなり耐久性も上がっていること、またエンジンルームに対する350V8エンジンのサイズ感が小さく、スペースに余裕が生まれた。よって夏でもエアコンから冷風が出るし、オーバーヒート気味になることも全くないという。

 くわえてもともと装着されていたホーリー製のキャブレターのヤレを解消するために新たにエーデルブロックのキャブレーター550cfmに交換。そして室内にチョークワイヤーを新設して始動時のアイドリング調整を行うことで、年中安定した始動が可能になった。

▲日常的に使うにあたりサブメ−ターにて各種管理されている。

▲ホイールはアメリカンレーシング。これがまたよく似合っている。

▲旧車ならではのデザイン的魅力が満載のインパラ。ラウンドしたリアウインドーが素敵だ。

▲デザインチックなリアテールも全て稼働する。

 撮影時にも驚いたのだが、とにかく始動が軽やかで常に安定しているし、何ならインジェクション車よりもかかりが良い印象だった。そして不安定さが微塵もない。

 聞けば、「頻繁に乗っていることと、プロによる調整が効いている」ということだ。

 今、都心、特に渋谷とか表参道とかで結構な数の旧車を見かける。ネットでも旧車系の記事や動画がたくさん流れている。と同時に芸能関係の方も愛車として乗っているのだろう。

 そうした経緯もあってか、各方面で旧車系の問い合わせが多いということだから非常に良い傾向だと思う一方で、どうせ乗るなら機関系くらいはまともなコンディションで乗って欲しいと思う。

 「キャブレター車は怖い」という印象をお持ちの方も多いと聞くが、こうしてきっちり調整された個体なら一発始動で難なく足として使えるわけだし。それでいてデザイン的にも素晴らしく、独特なフィールが感じられ、人ともあまり被らず個性が発揮できるのだから。

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