98年に登場したデュランゴが、爆発的な人気を巻き起こしたのは00年以降のこと。キムタクが白のデュランゴに乗っている姿をワイドショーに撮られて以降は、芸能人の愛車としても人気を博していた。
そのデュランゴが04モデルでフルモデルチェンジを果たし、新型モデルがデビューした。ところが、その新型のウケがイマイチ悪く、かえって旧型モデルの人気を呼び起こしているという。そこで、旧型モデル・02年型4.7リッターV8OHCモデル、2万1000マイル走行車に試乗してみた。
今までノーマルのデュランゴには3度乗っている。今回で4回目の試乗であるが、そのたびに思うことがある。それは、他のアメ車、たとえばトレイルブレイザーとかフォード系のSUVといった、いわゆるライバル達と比較して、とにかく「ボディがガッチリし、ロールが少なく、乗りやすい」ということ。つまり、一種のアメ車らしさ、いわゆるユラユラ、フワフワ、ガタピシが非常に少ないクルマのだ。
エンジンはパワフルで、爆発的な低速トルクが特徴であり、ステアリングは軽めだが、反応は至極正確である。ボディは強固な岩のごとくであり、ロールはモーレツに少なく、コーナリングは背の高さをまったく感じさせない…。この感想は、いままで乗った3台の中古車でも同じものだった。
この素晴らしい走りに、あのダッジのフロントマスクが加わって出来上がった旧型デュランゴには、ヨーロッパの設計が加わっているという。たとえば、ベンツの5速ATとかOHCエンジンとか。
旧型デュランゴはいま、引っ張りだこだというが、もし程度抜群のデュランゴを手に入れたら、一生モノとして貴重な存在になるかもしれない。
デュランゴはコラムATであるから、トレイルブレイザーよりも室内空間は広く感じる。質感も格別高くはないが、決して低いものではないから満足度は高い。
今回試乗した中古車のエンジンは、4.7リッターV8OHCである。この仕様の他には5.9リッターV8も控える4.7リッターモデルでも力は十分。
室内の居住空間に不満はなく、サードシートも、あくまで緊急用だが、重宝する。また、シートを畳めば広い荷室空間が現れる。この大きさなら文句はない。
6,800円
INTERIOR
GDファクトリー千葉店
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店