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[試乗記]

2013年型マスタングが早くも日本上陸!

2013年型 フォードマスタング V6 プレミアム (FORD MUSTANG V6)

フロントマスクの変更により、V6とV8 GTのお買い得感がアップ

早くも登場した2013年型マスタング。フロントマスクの造形が変わったことが主な変更点だが、GTライン、リアウイング、ホイール交換、ロワード、各種エンブレムの装着で、ほぼシェルビーGT500になるというのも大きなニュース。円高の影響で車両本体価格も下がっているので、かなりのお勧めである。

更新日:2012.07.20

文/石山英次 写真/田中享

取材協力/ASDN公式ホームページ TEL 052-408-0620 [ホームページ] [詳細情報]

2013年型でも新たにスタイリング変更を加えた

 いわゆる現代的なマスタングが登場したのは2005年のこと。ファーストマスタングに原点回帰してデザインされた現代版マスタングの人気は爆発し、2010年にマイナーチェンジを果たす。若干のデザインが変更が行われ、翌年2011年モデルにおいて今度はエンジンに手が入った。

 2010年モデルにおいてスタイリング的にはすでに完成していたし、シャシーも古典的ではあるがパワーに見合ったある意味完成型であった。しかしエンジンだけが……。つまり、新たなるパワーユニットをもって、2011年型が新型マスタングの最終型とも言われたのである。

 新たに搭載されたV6エンジンは、4リッターSOHCから3.7リッターDOHCに、V8エンジンは4.6リッターOHVから5リッターDOHCへとそれぞれ進化を遂げている。排気量が下がったV6だが、ツインカムヘッドと「Ti-VCT」と呼ばれる吸排気独立制御の可変バルブタイミング機構によって4リッター時代には210HPだった最高出力が、新型3.7リッターでは実に305HPまでパワーアップを果たすのである。ちなみにV8も、315HPから412HPへと大幅なアップを果たしている。

 こういった流れのもと、マスタングは早々に2013年モデルをリリースし始めた。2012年モデルがなぜ短期間で終了したのか、それについては諸説いろいろあるのでここでは触れないが、たぶん2014年にマスタング生誕50周年を迎えることと関係があるはず(オリジナル記念モデルが出るか、フルモデルチェンジか?)。たぶん。で、その2013年型の日本上陸第一号の試乗撮影行ってきた。

この目元のデザインとグリル回りが今回のイメージチェンジの最大のポイント。シェルビーGT500風というよりは、基本シェルビーGT500と同一である。

2013年型はボンネットフードのデザインが旧モデルに比べて立体的で、さらにリアエンブレムが固定式なので、綺麗に貼るのが大変らしい。

後付けしたリアウイングは、なんと最初からボディ側のボルト固定に必要な場所に、
メクラ蓋が装備されているとのこと(穴は新たに空ける必要があるけど)。これはつまり、シェルビーGT500とボディが同じということを意味する。

写真は2011年型のV6モデル。フロントマスクの造形が異なる。これはこれでファンがいると思う。

まるでシェルビーGT500

 驚くべきことに、2011年型ですでに完成型! とまで言われたマスタングに、2013年モデルにおいても若干の変更が加えられたのである。これまた主にフロントマスクの造形が変わっているのだが、第一印象は正直、何かが変わったという印象はあまりなかった。

 一体なぜか? どこかで見たことがあったからである。正確にいうと、今度の2013年モデルは、V6、V8搭載車ともにシェルビーGT500風のマスクになっている。だからこそ、これまでシェルビーは何度も見ているし、それほどのインパクトは受けなかったのだ。

 だが冷静に考えれば逆にかなりのお買い得である。ベースのマスタングでも「あの風貌」が手に入るのである。細かく言えば、GTライン、リアウイング、ホイール交換、ロワード、各種エンブレムの装着で、ほぼシェルビーGT500が完成になる。これまでの年式にお乗りのマスタングオーナーの中でも、シェルビー風にカスタムしているオーナーを何人も取材してきたが、13年型なら何もしなくてもシェルビー風であるから、お勧めの度合いが俄然高まるのである。

 取材車輛は、ASDNが輸入した2013年型の第一号車。すでに納車準備を始めている途中だったが無理を言って取材させてもらった。

 V6プレミアムというグレードのフルノーマルだが、ASDNのSSコブラパッケージとGTラインを別注している。そしてシェルビーGT500用のリアウイングを後付け装着している。まだ納車準備中ということで、テールレンズはまだ本国仕様。これからASDNオリジナルの日本仕様バージョンに変更予定。一方サイドミラーは、この状態のUS仕様で納車されるという(ASDNにはオリジナルの電動可倒式のサイドミラーも用意されている)。

搭載されるエンジンは3.7リッターV6。305hp、トルク280lb-ftとパワー的にも過不足ないし、レスポンス良く高回転域までDOHCユニットらしく鋭く吹け上がる。

このシーケンシャルテールライトは、非常にカッコいいが、日本の法規に合わず、ASDNオリジナルの日本仕様に変更される。

MTのフィーリングは、アメ車の中では最高の部類に属するもの。ちょっと大袈裟に言えば、ライトウエイトスポーツカーのような小気味良さ。スポーツ走行が楽しめる逸品だ。

写真はシェルビーGT500。正確には、フロントバンパーのフォグ部分とボンネットフードのエアバルジが異なるのだが、それ以外の部分は、シェルビーGT500にかなり近づいたといっても過言ではない。

V6の動力性能は侮れない

 ここ最近、クライスラー300やチャレンジャー、チャージャーなどを取材しているるせいか、マスタングはボディが小さい(く見える)。なので試乗するのも楽。今回はMT仕様だったが、ATなら、ホント近所のコンビニの足にまでも使えそうな感じがするほど楽だ。

 搭載されるエンジンは3.7リッターV6だが、車重が1580kgとかなり軽量ということもあり、さらに305hp、トルク280lb-ftとパワーも結構あるので、予想以上に軽快に走る。さらにMTなので動力性能的に不満を感じることは全くない。アクセルに対するレスポンスが良く、しかも扱いやすく、それでいて高回転域までDOHCユニットらしく鋭く吹け上がる柔軟性をも見せる。

 出足に関しては、さすがにV8ほどのトルク感はないが、ある程度回転数を上げればパワー的な不足はほぼ感じない。任意の回転数で走れるMTであれば、正直パワーもトルクも必要十分のような気がするし(回転上げて補えるし)、サーキットなどのスポーツ走行がマストの人以外は、さほどV8にこだわる必要もないのかもしれない。それほどの成熟度である。

 さすがに全開にはできなかったが、MTよろしく高回転域まで引っ張ったときのサウンドもかなり心地良い。トルクの盛り上がりやサウンドの高まりがリニアで人間の感覚にもの凄くマッチしているのだ。

 過去に何度も書いているが、V6ベースでフルに楽しんで、飽きたらターボやスーパーチャージャーでパワーアップをしてさらに楽しむ(V6とターボの相性はかなりいいんですよ!)、なんてことを考えれば、V8に勝るとも劣らないファンなマスタング生活が長く送れるような気がしてならないのだが。しかも今度はシェルビー風のスタイリングでカッコいいし。年々魅力が増し、お勧め度が増すマスタングには、今後も目が離せない!

インテリアの造形はほぼ変わらないが、それでも質感は高く、全体的な雰囲気もスポーティで、満足感は高い。

グレードがプレミアムなので、レザーシートが装着されている。アイボリーホワイトはかなり洒落ている。

ホイールは専用の19インチ。タイヤサイズは前後とも255/40ZR19。大径ホイール装着とともにただならぬ雰囲気を醸し出している。

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