興味の中心は、V6エンジンとオープンボディの出来についてである。
石山/恥ずかしながら、カマロが電動オープンだということを今初めて知りました。
高野/そうですか? ボクは知ってましたけど。
石山/ボタンひと押し10秒前後で開閉するんだね。すごい便利。アメ車であるのに、オープンカーを取材することが少なくて、カマロのオープンも初めて乗りました。
高野/98年型で走行3.8万キロ走行です。
石山/それにしても静かだね、このエンジン。トップ開けてるのにエンジン回っているの、気がつかないくらい静かだよ。
高野/確かにそうですね。V6ですが力はあるし、3.8万キロですから、ボディもまだまだシッカリしてます。ちょっとビックリです。
石山/カマロというとV8信仰があると思うけど、個人的にはV6でも何ら問題ないと思う。確かにV8の方がパワーがあり、アメリカンなフィールを存分に満喫したい人にはV8がオススメなのは間違いないんだけどね。
でもいつも言うんだけど、V8とV6を比較して、V6が勝っていることもあるのよ。それは耐久性なんだけど。つまり、V8を基準にモノを考えて製作されたカマロの場合、V6の方が当然パワーが少なく、ボディやミッションに与える衝撃が断然少ない。だから、このボディをまとったカマロに長く乗りたいならV6がオススメだし、オープンならなおさらV6の方が痛みが少なくお買い得感が高いと思う。特に中古車の場合は、ヤレ具合に顕著に出るはずだし。
高野/そんなに違いがでますかね?
石山/やっぱり出るでしょ。あくまでも10年レベルでの話だけど。いまからカマロ買うにしてもすでに10年以上前の物件がほとんどだろうから、ヤレを気にするならV6がやっぱり安心できる。ただ、程度優先で良好なV8選ぶのもいいとは思います。けど、ちゃんと見分けることが必要ですよね。
高野/オープンはトップを開けた状態でのラインがきれいです。
石山/パフォーマンスを求めてカマロをお買いになるならクーペがいいと思うけど、洒落っ気求めたりデザインが好きっていうならオープンが断然いいですね。とくに98年以降のフェイスチェンジ後のモデルだと、エグさがない分、スマートな感じもします。
高野/風の巻き込み(前席)は少ないですから、毎日オープンにしてもいいですし、これからの寒いかな程度の季節には絶好のアイテムにもなります。
石山/走って気になるところはないですか?
高野/段差を越えても「ミシリ」とも言わないですし、ブレーキやハンドリングに違和感もないですね。おそらく年式や距離的な消耗はあるとは思いますが、前オーナーがごく普通に乗られていたのではないかと推測できます。それくらいいい感じです。いろんな中古アメ車に乗ってきましたが、カマロの耐久性もしくは消耗度合いの少なさは特筆ものじゃないですか?。
石山/まあ、モノにもよるだろうけどね。ただこのカマロの場合にはカスタムされた形跡はないですし、たぶんオープンモデルだけあってイジれないんでしょうけど(笑)、もともと頑丈なクルマをフツーに扱ってきた経緯と相まってこれぞフツーの中古車が誕生したって感じじゃないですか。ステアリングの重さがちょっと気になりますが…。
高野/結構スポーティでなおかつ気持ちよくお洒落で、さらに中古車としてまとも。意外な発見でした。
石山/ちなみに、来年出るという現行カマロのコンバーチブルとは、まったく別物ですから、間違っても比較しない方がいいです(笑)。
高野/現行カマロはすでに世界のカマロですから、アメ車のカマロとは違いますね。ちなみに、新型のコンバーチブルは6MTがスタンダードで、ATはオプションらしいですね。
石山/世界のカマロね。確かに! 次期Z28は、6.2リッターV8で556psですって。それってキャデラックCTS-Vと同一のエンジンで、いま必死でニュル走って鍛えてますね。
高野/流石です! カマロ。次はGT-Rあたりとガチで戦えそうですね!
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