クルマはやっぱり見た目が占める割合が大きい
チェロキーといえば、アメリカンSUVとしては空前の大ベストセラーとなった2代目XJチェロキーを思い出す。
1984年のデビュー以降、その角張った魅力的なスタイリング、扱いやすいコンパクトなボディサイズによって一気に人気となり、1990年代の四駆ブームに乗っただけでなく、途中から投入された4リッターエンジン、右ハンドル+ホンダディーラーでの発売等、手頃な価格も追い風になって、日本市場において爆発的なヒット商品となったのである。
このXJチェロキーは、先代となるSJチェロキーやピックアップベースのSUVとは異なり、ラダーフレームを持たないユニボディと呼ばれるモノコックボディで登場した。だからこそ乗ると当時のボディ剛性の弱さが如実に体感できるが、今となっては「それもおつなもん」と思えるから不思議である。
ここに来て、角ばったSUVたちはいよいよクラシックカーの領域に足を踏み入れたといえるだけに、XJもその仲間入りを果たしつつあると言えるだろう。
XJチェロキーの売れた最大の原因はそのスタイリングにある。これまで何度も乗ったが、オンロードでの走りや快適性には、正直なところ取り立てて見るべきところはなかった。だがそれでも売れまくったのは、あのデザインに尽きる。クルマはやっぱり見た目が占める割合が大きいということなのだろう。
それに本国には2WDもあり、安いプライスで手に入れることができた。当初2ドアと4ドアとあったボディは、その後4ドアのみとなり、高級化路線へと進む。ただ、90年まではそのトップエンドに通称スモールワゴニアと呼ばれるワゴニアが存在した。同じXJボディながら、4灯ライトとウッドパネルを貼ったモデルが、もっとも高級なチェロキーだったのだ。
1984年のデビュー以降、その角張った魅力的なスタイリング、扱いやすいコンパクトなボディサイズによって一気に人気となり、1990年代の四駆ブームに乗っただけでなく、途中から投入された4リッターエンジン、右ハンドル+ホンダディーラーでの発売等、手頃な価格も追い風になって、日本市場において爆発的なヒット商品となったのである。
このXJチェロキーは、先代となるSJチェロキーやピックアップベースのSUVとは異なり、ラダーフレームを持たないユニボディと呼ばれるモノコックボディで登場した。だからこそ乗ると当時のボディ剛性の弱さが如実に体感できるが、今となっては「それもおつなもん」と思えるから不思議である。
ここに来て、角ばったSUVたちはいよいよクラシックカーの領域に足を踏み入れたといえるだけに、XJもその仲間入りを果たしつつあると言えるだろう。
XJチェロキーの売れた最大の原因はそのスタイリングにある。これまで何度も乗ったが、オンロードでの走りや快適性には、正直なところ取り立てて見るべきところはなかった。だがそれでも売れまくったのは、あのデザインに尽きる。クルマはやっぱり見た目が占める割合が大きいということなのだろう。
それに本国には2WDもあり、安いプライスで手に入れることができた。当初2ドアと4ドアとあったボディは、その後4ドアのみとなり、高級化路線へと進む。ただ、90年まではそのトップエンドに通称スモールワゴニアと呼ばれるワゴニアが存在した。同じXJボディながら、4灯ライトとウッドパネルを貼ったモデルが、もっとも高級なチェロキーだったのだ。

走りの印象はひと昔前のアメ車だが、一大ブームを築いた名車である。