本来であれば『編集部オススメの中古車紹介!』あたりできちんと紹介すべきなんでしょうが、とりあえずはここでちょっとだけ。いや、今日はそもそも取材の予定はなかったんですが、たまたま安いC5コルベットの中古車が目に留まったもんで、忘れない内にちょっとだけ書いておこうかと(笑)。
アメ車の中古車マーケットで最近よく売れてるのは、クライスラー300、ダッジ・チャージャー&チャレンジャーといったLXシリーズ。底値と言っても過言ではないくらい相場が下がったハマーH2&H3。ちょっと古いところではダッジ・バンといったところ。まぁそれぞれに魅力的なモデル達なので、それはそれで納得のラインナップなんですが、そういう売筋のモデル達とは別に「もっと売れてもいいんだけどなぁ」と思うアメ車がたくさんあります。で、その最たるものがC5コルベットなんですよね。
C5、つまり第5世代のコルベットがデビューしたのは1997年。最終モデルイヤーは2004年。既に現行のC7さえモデル熟成期だし、そろそろ次期C8が話題になってきたくらいなんですが(しかもミッドシップらしいので)、C5って、スタイルも性能も今でも十分に通用すると思うんですよね。
C5のデビューに合わせてモデルチェンジしたGMの第4世代スモールブロックエンジンである『LS1』は、排気量こそ違え、基本的には現行C6に搭載されるLS3と変わらないし。というか、5.7リッターのボア&ストロークって、個人的にはLS2の6リッターやLS3の6.2リッターよりもフィーリングが良い気がするし。車重軽いし、インテリアの質感も上々だし、リトラクタブルヘッドライトを採用する最後のモデルだし。
さすがに初期モデルだと既に20年、後期ものでも13年を経過するモデルだけに、中には経年劣化で調子を崩した個体も存在します。ただ、コルベットを買うようなオーナーさんて、けっこう愛車に手をかける人が多いから、走行距離の割には程度が良い個体が多い気がするし。というか、そもそもC5はそんなに壊れるクルマじゃないし。ま、オールアルミになった分、エンジン本体の頑丈さはさすがに第1世代や第2世代ほどじゃないけど、少なくともLT1みたいな弱点はないし(笑)。
アメリカだとコルベットってのはどんなに年式が古くなろうと、極端には安くはなりません。昔は日本でもコルベットだけは高値安定の傾向にあったんですが、最近はC4以降のモデルは年式なりの相場傾向になってるし、ホントに安いというか。この写真の個体なんて、最初期モデルとはいえ、走行距離はまだ約8万5000kmのフルノーマル車ですからね。ま、ここまで安い個体は珍しいにしても、ソコソコ程度の良い1オーナーや2オーナーのクーペが普通に200万円以下の車両本体価格で店頭に並んでたりしますからね。アメリカのコルベットフリークが見たらビックリするんじゃないかな?(笑)
なんてことをここ最近常々思ってたんですが、今日たまたま138万円というプライスボードを見たのをきっかけに、ちょっと書いてみました。C5コルベットに関しては、過去自分で乗っていたということもあるし、また乗りたいし、これからもちょこちょこと取り上げていきたいと思います。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES