更新日:2025.03.28
文/石山英次 写真/ステランティス
多くのファンを失望させたチャレンジャー&チャージャーの生産終了。それとともに登場した新型チャージャーはEVマッスルカーであった。
だが、デビュー1年後にガソリンモデルを登場させると言うが、それは直6ツインターボのハリケーンエンジン。ガソリンモデルの登場にホッとはするも、直6ツインターボってどうなんだろう、という思いがないわけではない。
同時に、ラムトラックもV8エンジンが廃止され、同じく直6ツインターボとハイブリッドエンジンとEVというラインナップになった。
ところが。その流れとは逆行するモデルがある。
例えばダッジデュランゴ。デュランゴには未だにV8エンジン搭載モデルが存在する。あのヘルキャットエンジン搭載モデルも、限定ではあるが販売されている。
またラングラー392もファイナルエディションと言われつつも、昨年から未だ販売が継続。今でも買えるのだ。
なので、なぜチャレンジャー&チャージャーは生産終了されたのか? そのまま販売を継続させつつ、新型チャージャーEVを出せば良かったのではないか? と何度となく多くの方々と会話していた。
▲ダッジチャージャーにV8エンジンが戻ってくる! 同時にラム1500にもV8エンジンが帰ってくる。
▲やはりV8エンジン終了による販売台数減は著しく、復活が望まれている。トランプ大統領の就任がその後押しになる。
そんな中で、ついにと言うべきか、本国メディアで「チャージャーV8エンジン復活」といったニュースがメディアを駆け巡った。
その内容は以下の通り。2021から2024年12月までステランティスのCEOだったカルロスタバレスが、業績悪化の責任を取り退任したのだが、そのカルロスタバレスがV8廃止の急先鋒だったらしく、彼が居なくなったことで、改めてV8エンジンの、販売における重要性について検討。
改めてチャージャーとラムにV8ヘミエンジンを搭載することが決まったという。
ただし、この情報はあくまで本国メディアが発信した情報であり、ステランティスからの正式発表ではない。
だが、米国のトランプ大統領がEV車への優遇措置撤回、燃費基準の書き換え、自動車産業のその他の面での規制緩和を命じたことによってCO2排出量目標の引き上げに対する懸念が薄れつつある=V8エンジンの存続が可能との判断につながったことは容易に推測できる。
よって、5.7L、6.4L、6.2LスーパーチャージャーV8の製造が再び始まると言うのである。
これが実現すれば、ダッジチャージャーにはEV、直6ツインターボ、V8系と魅力的なエンジンラインナップが完成し(2ドア、4ドアもある)、それとともに落ち込んだ販売台数が一気に復活するかもしれないのである。
今後もまだまだ紆余曲折があるかもしれないが、2026年以降にV8エンジン復活の期待である!
▲チャージャーやラムにV8が戻れば、デュランゴやラングラーに搭載されているV8もそのまま継続され、ラインナップが俄然注目の的になる。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES