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連載 REGULAR ARTICLES ダッジマグナムR/T (DODGE MAGNUM R/T)デビュー5年という短命に終わった名車だが…

ダッジマグナムR/T (DODGE MAGNUM R/T)

「KIBA」ブランドでブラッシュアップ

アメリカとドイツのエッセンスが混入されたダッジマグナムは、中古車市場でもっとも人気な1台。このベース車に、さらに日本人的テイストを注入して完成したのが『KIBA マグナム』である。

更新日:2014.06.30文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力

ジャパンレーストラックトレンズ
TEL 0356613836 [ホームページ] [詳細情報]

5年という生産期間だったが、いまだに人気

 全長5021mm、全幅1880mm、全高1505mmのフルサイズボディに、ある種凄味を感じさせるフロントマスク。シャシーコンポーネンツの多くはメルセデスEクラスと共用しており、走りの良さも確約されている。そんな魅力的なクルマが、ダッジマグナムである。 
 
 ダッジマグナムはクライスラーが2005年モデルとして投入したプレミアムスポーツワゴン。デビュー当時トップグレード・マグナムRTに搭載されるエンジンは、5.7リッターV型8気筒OHVヘミ。このエンジンは、340ps、トルク53.9kg-mを発生し、0~100km/h加速を6.3秒でこなしてしまう…(後に登場したSRT8はもっと凄かった)。
  
 デビュー当初マグナムには、上記RT以外にも2グレード存在し、ミドルレンジのマグナムSXTは3.5リッターV型6気筒SOHCエンジンを搭載。250psを発生し、同じく0~100km/h加速を8.5秒でこなす。ボトムレンジのマグナムSEは2.7リッターV型6気筒DOHCエンジンを搭載。190psを発生し、0~100km/h加速を10.7秒でこなす。

 これらに組み合わされるミッションは、RT搭載のヘミのみがオートスティック付き5速ATとなり、他は4速ATのみの設定となる。

 インテリアは、圧倒的な個性を主張するエクステリアからすると、非常に大人しいかつシンプルだ。だが、このマスクとエンジンがあれば…、と当時はなぜか許せてしまっていた。

 他に比べるものの存在しない個性的なルックスと340psものパワー。そしてメルセデスとメカニカル・コンポーネンツの多くを共用するという、ある意味理想のスポーツワゴン。アメリカの大胆とドイツの緻密さが融合したこれこそ夢のクルマ…。そんな風に当時絶賛したダッジマグナムだったが、実際に販売されたのは2008年モデルまで。つまり、04年にデビューしてから実質5年の販売となる。
フロントグリル、バンパースポイラー、サイドステップで構成されるKIBAエアロ。戦闘的でありつつも、スタイリッシュかつ質の高さを見事に表現している。このエアロはバージョン2ということで、フロントスポイラーにフォグランプを付け、新たな表情の違いに挑戦している。
まるで狼を思わせるフロントヘッドライトのアイライン。エアロ全体とのマッチングも良好。
バージョン2になりフォグランプが追加された。カナードとのマッチングもよく、フロントマスクのキレ味に貢献している。
搭載されるエンジンは5.7リッターV8HEMI。それをベースにヘダースとマフラーを装着し、スロットルコントロールも装備。豪快な加速とふけ上がりとキレのある最高のサウンドを演出している。
22インチホイールにニットーINVOの組み合わせ。ホイールは、リム間にオレンジのさし色を入れ、インナーはオレンジでペインとしている。非常にスタイリッシュなホイールである。
ボディに描かれたレーシングストライプは、光の加減によって見え方が変わるよう嗜好をこらしている。雰囲気が変わり、面白い手法である。

チューニングベースとして最高のおもちゃ

 デビュー当時の反響はかなりのものだったが、その後の伸びが振るわず短命となったのは実に残念。ただし、この時代のクライスラー&ダッジ系は、それ以前よりもクオリティが格段に高くなっているので、中古車として探すなら格好のモデルと言えるだろう。

 ということでコチラ。ベース車を手に入れてからの作業は順を追って行われたという。

 ベース車は2006年型のRT。『KIBA』というジャパニーズ・オリジナルブランドのバージョン2エアロを装着し、全体をブラッシュアップさせている。アメリカの大胆とドイツの緻密さ、それに日本人の品を融合させた1台である。

 オーナーさんは、クリエイティブな職業に就かれているということで、同業他社にはマセラティやアウディ等の高級車に乗っている方が多いという。そういった中であえてアメ車で個性を出すことをチョイスし、エアロまで手を入れたのである。

 装着された『KIBA』とは、日本狼をモチーフにした、非常にアグレッシブながらもどこかに和風テイストが感じられる仕上がり特徴である。すなわち洗練されたスタイリッシュな野性味をアメ車をベースに表現するエアロである。

 エンジンは、5.7リッターV8をHEMIをベースにヘダースとマフラーを装着し、豪快な加速とふけ上がりとキレのある最高のサウンドを演出している。実際に試乗しても車重の違いからか、非常にアグレッシブな動きを体験でき、サスペンションの動きもダイレクトかつ俊敏でコントロールしやすい。22インチホイールを装備し、試乗日は雨だったこともあり、多少気にはなったが、実際に走ればまったく問題なく、ブレーキ時もピッチング等は起こらず、非常に楽しい。

日本人的アプローチでも面白い

 さらにスロットルコントローラーが装備されているということで(もう何度も体験し、紹介しているのでいまさら触れないが、その凄さはハンパではなく、この日の天気ではさすがに無理だろう)、動力性能の向上も目覚ましい。

 「カッコだけのエアロも良いですが、『KIBA』は鉄壁の動力性能がウリの一つでもありますから、パワー&トルクにサスペンションの煮詰めは重要です」

 ここ最近、ホワイトボディにシルバーのレーシングストライプがペイントされた。それは光の加減により見える色合いが変化するというもので、どちらかというと「品の良さ」が演出されているという。実際に赤っぽく見えたり青っぽく見えたり…。

 「ホイールのペイントやレーシングストライプもやりようはいくらでもあります。このマグナムは日本人的な価値観と日本人の技術力の融合で仕上げました」

 マグナムは、市場ではSRT8とV6モデルの二強ということで、5.7リッターV8は数が少なくレアになりつつあるということだが、もし見つければ手の入れ具合によりSRT8以上に楽しいクルマが作れるという。マグナムと「KIBA」ブランドは、今後も注目必至の中古車&ブランドである。
リアテールをブラックアウトし、大人な雰囲気を醸し出している。
エアロの装着は好き嫌いが分かれる部分だが、このKIBAは日本的な精度も完備しており、ボディ全体的に引き締まって見えるところが特徴である。

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