デトロイトモーターショー2016

2017 フォードF150ラプター (FORD F-150 RAPTOR SuperCrew)

居住空間を充実させた4ドアモデル、デビュー

今年も始まったデトロイトモーターショー。編集部的に身近なモデルをチェックする。

正式発売に向けて具体的に

　2015年のデトロイトモーターショーで発表されたF150ラプターは、クルーキャブをベースとしたボディだったが、今回新たに発表されたラプターはスーパークルーと称される4ドアモデル。より実用性が増したモデルである。

　この新型ラプターは、ボディの大幅軽量化を実施し、搭載エンジンにはダウンサイジングのエコブーストエンジンを搭載する。具体的には初代ラプターには6.2リッターV8エンジンが搭載されたが、新型には3.5リッターV6エコブーストエンジンを搭載。同時に新開発の10速ATを組み合わせるという。

　新たに搭載される3.5リッターV6ターボエコブーストエンジンのスペックは未発表だが、唯一「6.2リッターV8の411hp以上のパワーを発生させる」と発表されている。

　専用のフロントグリルをはじめ、アグレッシブなデザインはラプターの特徴として引き継がれ、専用サスペンションにはFOXレーシング製のダンパーを使用し、オフロード向けのチューニングが施される。具体的な発表はなされていないが、サスペンショントラベルは旧モデル以上と言われている。

　これらのチューニングおいては、これまでのSVTではなく、新たに立ち上げられた高性能車開発部門のフォード・パフォーマンスが担当する。

　新型ラプターは、今秋発売が開始され、具体的な価格やスペックはじきに正式発表される。

新たに登場した4ドアスーパークルーだが、昨年ほどのインパクトはない。だが今年発売が開始される。