ブルーライトニングと呼ばれる鮮やかなカラーリングが特徴のF150ラプター。初代モデルではこのカラーを見たことがあるが、二代目モデルでは初めて見たブルーの実車である。晴れた日の発色の良さは特筆モノであり、これだけでもこのラプターに惚れてしまう。
取材時には助手席に乗り近隣の撮影場所に。その際の大きくガッチリしたボディと視界の高さ、そして小さく唸りを上げるエンジンパワーに感心する。
この二代目ラプターは2017年にデビューし、搭載エンジンをV8からV6ツインターボに換装、その際ボディを大幅に軽量化しているから、パフォーマンス自体はV8搭載の初代モデルよりも確実に上がっている。
というか、正直二代目ラプターに関しては搭載エンジンが気にならないほど、その他の迫力というかオーラに圧倒され、「乗らずとも凄そう」という雰囲気が十分に漂っている。
▲F-150ラプターは、オフロード走破性能に特化したF-150のスペシャルモデルとしてデビューしている。この二代目は2017年に登場。
▲ボディは4ドアのスーパークルーで、802Aのオプションを装備した最上級仕様。アベカーズはアメリカ・カナダ経由にこだわり車両をセレクトしている。
だからかフォードユーザーにおける憧れの一台とも言われており、特にこの二代目モデルの人気は高い。取材したアベカーズスタッフによれば「三代目が出ましたが、それよりも圧倒的に二代目の人気が高いです。そしてその二代目の値落ちを待ち、『いつかはラプター』と思っている方がたくさんいます」という。
くわえて、「フロントマスクを含めたデザインの迫力が二代目の方があるということで人気が高いといい、一方でその二代目は2017年に登場し2018年モデルあたりからの個体が日本に上陸しているが、例のコロナ禍により2019年がわずかにあり、2020年モデルとなるとほとんどない、ということだから、個体数がかなり限られる」という。
で、そんな中での2018年モデル。新車並行車で走行1万キロ弱の個体。プラス802Aのオプション装備ということだからいわゆるフル装備に近い個体。くわえてアベカーズは仕入れの際、「アメリカ・カナダ経由にこだわっている」と言い、この個体はアメリカから輸入されていることを確認している。
というのも、ラプターにはメキシコ経由で日本に上陸した個体もかなりの数あるといい、取り扱い後の万が一に備えてあえてアメリカ経由の個体に限っているという。
▲フロントマスクのアグレッシブさは随一。ピックアップの中ではパフォーマンスも強烈のひと言。
▲前後ともにダンパーはFOXレーシング製となっている。
▲アンダーガードの役割を果たすスキッドプレートはもはや定番。
ということで、まずはラプター自体の紹介。この二代目ラプターは、「FPV」=Ford Performance Vehiclesによる作品であり、搭載エンジンは3.5リッターV6エコブーストツインターボ。
初代モデルには6.2リッターV8エンジンが搭載されていたから、発表当初は多くの方々が悲嘆に暮れたかもしれないが、このエンジン、なんとフォードGT直系のV6ツインターボエンジンであるから、それを聞いて多くの方々は持ち直したかもしれない。
そのエンジンパワーは450hp。初代が411hpであり、二代目は車重にして約230kg軽量化しているから、パワーウエイトレシオが格段にアップ。その動力性能において、初代を全く敵わない存在へと至らしめたのである。
一方で、このエンジンに組み合わされるミッションは、今では当たり前と化している当時新開発の10速AT。さらにオンデマンド式の4WD制御にアップグレードされたFOXレーシング製ショック等がこれまで以上のオンオフ性能を発揮させる。
恐らくだが、車重減による負担減と高効率&パワフルな3.5リッターツインターボ+10速ATによるパフォーマンス向上は圧倒的だろう。さらに、ちょっと下世話な話だが、日本の自動車税制においても3.5リッターならレクサスあたりと同じであるから、「あえて1ナンバーで」とかにしなくても十分に維持できるだろうと思う。
▲搭載されるエンジンは3.5リッターV6ツインターボ。450hpを発生させる。初代ラプターが6.2リッターV8だったが、パフォーマンス的には初代を圧倒的に上回る。
▲インテリアの基本ベースはF150トラックとなるが、随所にレーシーなパーツを散りばめ、各所に施された「RAPTOR」のロゴや、赤いセンターマークが入ったステアリングホイール等が気分を高めてくれる。
▲組み合わされる10速ATはV6ツインターボエンジンのパワーを積極的に引き出し使い切る。シフトに装着されたセレクターボタンでもシフト操作可能。またカーボンファイバーパッケージ(オプション)装着車である。
▲ハンドル操作に集中する場合には装着されるパドルシフトにてもシフト操作可能。作りがレーシングカーそのものであり、ドライバーを刺激する。
さて実車である。上記した通り2018年型の1万キロ弱走行車。ラプターには、800A、801A、802Aといった装備によるグレードが存在し、もちろん802Aが一番豪華仕様ということになるのだが、実車はその802Aである。
ということで、各種安全装備から360度カメラに至るまでフル装備であり、ブルーのボディカラーにブラック&グレーのインテリアかつレザーシートといった質感においても十分な仕様である。もちろん、実車の状態も良くコンディションに不安を感じる部分はほとんどない。
そしてボディは、4ドアのスーパークルー。全体的にデカいがデザインとボディのバランスが良好であり、大きいがラプターなりの迫力を感じさせるのはさすが。
専用のフロントグリルをはじめ、アグレッシブなデザインはラプターの特徴であり、この二代目モデルは断然厳つい。てか、こんなのが高速道路で後ろから突っ走ってきたら・・・、素早く道を譲らねばならないだろう(笑)
そういう意味では、チャレンジャーやマスタングといったアメリカンマッスルにも引けを取らないオーラと注目度である!
一方、運転席は洗練の極み。感覚的にはかなりレーシーなー雰囲気だし満足感で満たされる。カーボンファイバーパッケージが装着されていたり、ステアリング裏に装備された硬質なメタル製のパドルシフトがレーシングカーばりでかなり上質なもの。
またステアリングの位置や各種ペダル類は電動で調整可能なため、小柄な日本人でもジャストなドラポジを取ることが可能だし、まるでリフトアップしたかのごとき目線の高さと遥か向こうに見える助手席側やボンネットフードに最初は不安を覚えるが、適切なポジションを確保することで、早く慣れるだろうと思う(360度カメラ等で守られるから大きさも意外に苦じゃない)。
▲タコメーターのレッドゾーンが視界の中央あたりに来るよう描かれたメーター類。スピードメーターは時速220キロまで刻まれている。
▲ステアリングの位置や各種ペダル類が電動で調整可能なため、小柄な日本人でもジャストなドラポジを取ることが可能。シートも剛性&質感ともに最高レベル。
▲4ドアのスーパークルーであるためリア後席のスペースは格段に広い。
▲リアの荷台はラダー付きにより使える荷台となっている。
聞けば、その乗り味も十分にソリッドであり、一般道あたりではほとんどロールを感じないという。とはいえ、ガチガチに固めた足ではなく、相当によく動くというから乗り心地全般としては意外にも安楽だという。
また逆に、足がシッカリし過ぎて450hpでも不安定さは微塵も感じさせないというから、やはり既存のアメ車系ピックアップをイメージしていると度肝を抜かれるだろう。
それにしても、この巨体をまるでミディアムクラスのSUVのごとき軽々とした動きに封じ込めてしまうラプター開発陣には恐れ入る。というか、こうしたホンモノ感を味わってしまうと、「あえてラプターじゃなきゃいけない方々」の気持ちが十分にわかるのである。
なお、このラプターを販売しているアベカーズは、「フォード車のアベカーズ」と言われており、フォード認定サービス拠点の中の一社である。このアベカーズは今や日本全国のフォードオーナーからの支持を得ており、特に旧エクスプローラーの販売においては日本一とも言われている。
ちなみに旧時代のエクスプローラーに関しては、2011〜2016年モデルにおいてリコールが新たに発生しており(リアサスペンションのトーリンクに関する無償修理)、そのリコール対応のおいてもかなりの数をこなしているという。
ということで、当然F150ラプターに関しても車体の見極めから整備対応およびアフターに関しても充実させているから、今回の個体はそんなアベカーズにより厳選された車両ということで、かなりの良質車と言えるのである。
▲802Aの豪華装備モデルだけあって、スプレーインベッドライナーとトレーラーバックアップシステムが装備される。
▲フォードジャパン撤退後も地道にフォード車の販売を続け、またフォード車のメンテナンスを継続していたこともあり、今や全国から支持を集める。
▲SUV人気、キャンプ人気、そんな流行とともにアベカーズも全国区に。
▲だんだん数は減ってきているということだが、まだまだ旧時代のエクスプローラー人気は衰えずという。
▲もちろん販売のみならず、メンテナンス整備がきっちり行えるということがアベカーズの真骨頂。整備工場には日夜フォード車が集う。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES