更新日:2023.05.22
文/田中享 写真/古閑章郎
ゼネラルモーターズジャパンは5月20日、富士スピードウェイで開催しているシボレーのファンイベント「CHEVROLET FAN DAY 2023」において、コルベットのハイパフォーマンスモデル「シボレーコルベットZ06」を日本初公開した。
シボレーコルベットをベースにハイパフォーマンス化したZ06は、すでに米国では発表済みになっているが、その最大の特徴がエンジン。新設計の5.5リッターV8NA。もはやイタリアンスーパーカーですらターボ化やハイブリッド化されているなか、「本気か?」と言えるようなこだわりよう。
そのエンジンは、5.5リッターV8DOHC(LT6)で、高回転型を目指しフラットプレーンのクランクシャフトが使用されている。
ご存知、フラットプレーンのクランクシャフトは、シェルビーGT350に使用され、アメ車オーナーのなかでも認知度がかなり広まったクランクシャフトの形であるが、Z06もそれを使いレッドゾーン8600rpmを実現している。これ、シェルビーGT350の8250rpmをゆうに超えるている。
そして本国仕様のパワーは670hp/8400rpm、最大トルク460lb−ft/6300rpmを発生させるが、それぞれの発生回転数に注目である。このご時世にどんだけ高回転型なのか(笑)。ミッションは8速のDCTである(MTがあったら最高だっただろう)。
ノーマルC8の6.2リッターV8LT2エンジンで495hp/6450rpm、最大トルク470lb-ft/5150rpmを発生させるから、最大トルクで若干劣るが、マックスパワーで175hpアップ、しかもNAエンジンで、というのが凄まじい。
で、ボディサイズもノーマルモデルより一回り大きくなり当然サスペンションやタイヤサイズも改良されフロント275/30・20インチ、リア345/25・21インチを履く。
で、ここからが日本仕様の報告。当日公開されたコルベットZ06の日本導入モデルは右ハンドル仕様。またブラックのボディカラーとアドレナリンレッドのインテリアカラーワンモデルのみの設定となり、予定価格は2500万円。
またエンジン出力の若干のディチューンされ646ps、最大トルク63.6kg-mを発生させる。それでも8600rpm回る640馬力超のV8NAエンジンは快感以外の何物でもないだろう。
なお販売台数が限られているため抽選販売が予定されており、正式な販売台数や抽選方法は今夏に発表される。
330,000円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
283,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
183,250円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
272,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋