SPECIAL ARTICLES

[特集]

積極的にオススメしたい逆輸入車たち

インフィニティ FX50 & QX56 [vol.1]

INFINITI FX50 & QX56

俄然注目の逆輸入車たち。中でもインフィニティは、他の輸入車にはない優雅かつアグレッシブなデザインが人気であり、現在中古市場においてもかなりの引き合いだという。そこで、まずは車両の概要を追いながら人気の要因を探ってみる。

更新日:2011.06.14

文/編集部 写真/インフィニティ

クロスオーバーSUVの先駆け

 アメ車の魅力とは? という質問を投げかけると誰もが答えた「デザイン」というキーワード。確かに90年代からのアメ車のデザインでさえ、野暮ったさの象徴である日本車とは比べ物にならないほど魅力的だった。直線基調の代名詞的存在のタホ、サバーバン。C3から進化したとはいえまだまだ流線型とは言いがたいC4コルベット。直線と丸みを上手く融合させたカプリスワゴンなども、いま思えばグッドデザインだとは思う。だが、それら全体を見渡して「無骨」とは言えても決して「洗練」されているとは言いがたいアメ車のデザイン。逆にその荒々しさが非常に魅力的ではあったのだが…。
 そんな時代のアメ車も、進化とともに年々丸みを帯びたデザインに変化を重ねてきたが、それ以降「大きさ」「迫力」という点以外で目立ったデザインのアメ車がないのがさびしい。唯一、ダッジバイパーGTSのボディラインが美しいという記憶があるのだが。
 アメ車といえば「無骨さ」「迫力」「大きさ」。そんなイメージが定着してきた時代に突如現れた1台。絶対的な大きさはあるのだが、ボディラインの抑揚が激しくて、見た目にあまり大きさを感じさせない斬新なデザイン。前後フェンダーの異様なまでの盛り上がり。それまでのアメ車が「男性的」であるとするならば、「女性的」と表現できるグラマラスなボディ。そして「インフィニティ」という、これまたセクシーなネーミング。インフィニティ FX45は、完全なる輸出専用車。いわゆる日産系の逆輸入車だが、アメ車好き、外車好きの心を一気に捉えたのだった。

●熟成度を増した現行型

 2003年に登場したFX45は、09年にモデルチェンジを果たし現行型に生まれ変わっている。先代をベースに、より一層洗練さを増したボディデザインは、ひと目でFXと分かる逸品であり、メカニカルな部分の熟成とともに存在価値は一段と高まっている。
 旧型では3.5リッターV6と4.5リッターV8を備えていたエンジンは、V8のみ排気量を上げ、5リッターとし390HPを発生させるに至った(V6は排気量変わらずも280HPから303HPに引き上げられている)。それに新開発の7速ATが組み合わされ、その動力性能は俄然向上しているのである。
 駆動方式は、これまで同様のFRとAWD。FX50に関してはAWDのみの組み合わせになる。
 (ちなみに余談だが、FXいうのは昔から写真写りがあまり良くない。個人的にはボディラインが上手く表現できていないように思う。なので一度実物を見るといいと思います。かなりカッコいいですよ)。

走りの性能は、ベースにスカイラインが存在するだけにかなりのレベル。クロスオーバーSUVだが、スポーツカーさながらの勢いでワインディングを駆け抜ける。

殺風景なインテリアが多いアメ車と比べると天と地の差。質感も高く、触れた際のタッチが硬質で高級車としての質が格段に高い。こういった質感が得られるアメ車は、キャデラックやリンカーンなど一握り。

2003年から08年までの旧型。初めて見た時の衝撃はいまだ忘れられない。後輪駆動+アテーサE-TSを組み合わせた理想の走りを実現している。

一気に進化したラグジュアリーSUV

 
 2011年に登場した現行型は、それまでの旧型から一気に2世代くらい進化したといっても過言ではないほど激変している。まずはスタイル。それまでの直線基調のスタイリングから一気に洗練され、その迫力や風情は欧州高級SUVに引けを取らないほど。また充実の装備と最新テクノロジーを搭載し、名実共に世界の1台、にまで上り詰めた感がある。
 特にハイドロリック・ボディ・モーション・コントロールは秀逸であり、4輪にレイアウトされた油圧シリンダーによってコーナリング時の姿勢制御を行ってくれる。これは重心の高い車両がもたらす不安定なロールをコントロールし、まるでスポーツセダンのごときコーナリングが可能になるのである。
 搭載されるエンジンは5.6リッターV8。400HP、トルク413lb-ftを発生させる強力な物。これに7速ATを組み合わせてパワフルかつスムーズな加速と省燃費を可能にする。
 インテリアの質感も格段に向上し、旧型とはまるで別次元の洗練度をもたらしている。ソフトレザーとウッドのバランスも絶妙であり、その他オプションとの組み合わせでそれこそ至れり尽くせりの充実感が味わえるのだ。
 非難を覚悟で言えば、キャデラック・エスカレードやリンカーン・ナビゲーターでさえも最新のQX56には、そのメカニズム洗練度では劣ってしまう。そのくらいの性能である(個人の趣味志向などはさておき、単純な性能比較において)。
 これまでのQXは、アメリカ本国で製造されていたが、この新型からは九州工場に変わっている。そういう意味からも「対欧州」的な味付けが色濃くなっており、洗練度が格段に高まっているのかもしれない。


<<インフィニティ FX50 & QX56 [vol.2]を見る<<

リアドア付近のピラーの存在を隠すかのようなデザインにより、一瞬ワゴン風な、リアの造形が新しい。全体的な造り込みや迫力および洗練度では現在、随一と言えるだろう。

ベージュのインテリアは、非常にオシャレな感じをもたらすが、個人的にオススメなのが、ブラックのインテリア。ベージュとは一変してクールな雰囲気になる。

旧型。こうやってい今見ていると、「アメ車」といわれても違和感がないデザイン。だが、これだと世界では戦えないということで、今回のモデルチェンジがあったのだろう。

RELATED

[関連記事]

2014 & 2017 トヨタ タンドラ

TEST RIDE

FLEX USトヨタガレージ店

2025 シボレータホ & サバーバン

NEWS & INFORMATION

2003 ダッジラムバン & 1996 ダッジラムバン 

TEST RIDE

ジャパンレーストラックトレンズ

2005 クライスラーPTクルーザー & 2010 シボレーシルバラード

TEST RIDE

ジャパンレーストラックトレンズ

SHOP

[同店舗記事]

ARCHIVES

[アーカイブス]

2009 ダッジチャレンジャーSRT8 HPE475

TEST RIDE

BUBU光岡グループ

スーパーアメリカンガレージ2019 朝霞の森が開催

NEWS & INFORMATION

スーパーアメリカンフェスティバル事務局

2018 ジープ コンパス

TEST RIDE

ジープ越谷

BUBU「アメ車祭り!」で目についたアメ車は?

REGULAR ARTICLES

BUBU光岡グループ

NEWS & INFORMATION

[ニュース&お知らせ]

TEST RIDE

[試乗記]

CAR

[新着アメ車]

ジープラングラーサハラ
ジープラングラーサハラ

168万円

年式:2004年

走行距離:49,250km

ガレージダイバン

ダッジラムバンパネルバン ログハウスキャンピングカー
ダッジラムバンパネルバン ログハウスキャンピングカー

328万円

年式:1995年

走行距離:

クラフトスクエア

シボレーサバーバン2WD
シボレーサバーバン2WD

318万円

年式:1989年

走行距離:

クラフトスクエア

シボレーカプリスワゴンLT-1エンジン
シボレーカプリスワゴンLT-1エンジン

268万円

年式:1995年

走行距離:154,000km

クラフトスクエア

PARTS

[新着パーツ]

クライスラー300/300C カービ交換なら2011-2014年車両  Android搭載 4G 64G
クライスラー300/300C カービ交換なら2011-2014年車両  Android搭載 4G 64G

226,600

AUDIO&VISUAL

あとづけ屋

グランドチェロキー (WK36A、WK57A系)カーナビ交換なら2011〜2013
グランドチェロキー (WK36A、WK57A系)カーナビ交換なら2011〜2013

232,760

AUDIO&VISUAL

あとづけ屋

シボレー カマロカーナビ交換ならあとづけ屋 ハイテックナビ(テスラスタイル) Android搭載
シボレー カマロカーナビ交換ならあとづけ屋 ハイテックナビ(テスラスタイル) Android搭載

162,800

AUDIO&VISUAL

あとづけ屋

ACデルコ エンジンオイルエレメント PF454 アメ車 シボレー カマロ コルベット GM車
ACデルコ エンジンオイルエレメント PF454 アメ車 シボレー カマロ コルベット GM車

1,782

MAINTENANCE

6DEGREES

スーパフォーマンス・ジャパン公式HP有限会社 スペース YOKOHAMA西東京

CAR

[新着アメ車]

ジープラングラーサハラ
ジープラングラーサハラ

168万円
支払総額204万円

年式:2004年

走行距離:49,250km

ガレージダイバン

ダッジラムバンパネルバン ログハウスキャンピングカー
ダッジラムバンパネルバン ログハウスキャンピングカー

328万円
支払総額348万円

年式:1995年

走行距離:

クラフトスクエア

PARTS

[新着パーツ]

クライスラー300/300C カービ交換なら2011-2014年車両  Android搭載 4G 64G
クライスラー300/300C カービ交換なら2011-2014年車両  Android搭載 4G 64G

226,600

AUDIO&VISUAL

あとづけ屋

グランドチェロキー (WK36A、WK57A系)カーナビ交換なら2011〜2013
グランドチェロキー (WK36A、WK57A系)カーナビ交換なら2011〜2013

232,760

AUDIO&VISUAL

あとづけ屋

スーパフォーマンス・ジャパン公式HP有限会社 スペース YOKOHAMA西東京

ページトップ