TEST RIDE

[試乗記]

V8 & V6 問わずリアル重低音サウンドを響かせる

2003 ダッジラムバン & 1996 ダッジラムバン 

1990年代から2000年代前後の車両ならいじり放題

普通のバンとは思えない重低音サウンドを放つ2台のダッジバンを取材した。

更新日:2023.10.30

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/ジャパンレーストラックトレンズ TEL 0356613836 [ホームページ] [詳細情報]

旧時代のマッスルカーを彷彿とさせるリアルV8サウンド

 まずは2003年型のダッジバンである。2003年型といえば、1998年から始まるダッジバン後期型のモデルであり、すなわちダッジバンの最終モデルということになる。

 余談だがダッジバンは、前期・中期・後期と3世代にわたるモデル変遷を経ており、前期が1986年~1993年、中期が1994年~1997年、そして後期が1998年~2003年となり、2003年をもって生産終了となっている。

 その5.2リッターV8エンジンを搭載したモデルということで、今となっては非常に貴重なモデルである。

 が、この車両はエンジンをオーバーホールし、カムやへダース、ワンオフのサイド出しマフラーを装着したという。

▲今なお人気のダッジバン。その2003年型。車高を落とし18インチタイヤを履きこなす。

▲走り出せばまるで旧時代のマッスルカーを彷彿とさせるリアルアメリカンサウンドを放つバン。

 2003年型といえば今から20年前の車両だが、それでも手入れをしながら乗れば、まだまだ現役で走れるところがアメ車の魅力(ダッジバン)である。

 で、この個体は末長く乗るために各部のオーバーホールを行っており、その時同時にへダースやカム、マフラー装着で「変化」を打ち出し、オンリーワンなるダッジバンへと導いた。

 ちなみに、昨今、日本における加速騒音規制により最新モデルを日本に持ち込むことが非常に難しくなったが、上記のような1990年代から2000年代前後の車両だと、そういった規制にかからない。

 だからマフラーは替え放題だしそのままの状態で車検にも通る。また修理に関しても、様々な治し方が可能であるから(電子制御の部分がまだ少ないから)、アメ車にどっぷりハマる覚悟があるならかなり面白い年式だと思う。

▲表側から見たエンジンルーム。エンジンをオーバーホールし、その他電気系のメンテナンスを施し、へダース、カムを装着。

▲室内から見たエンジンルーム。点火系やヘダースが良く見える。

▲エンジンルームから見えるヘダースは、耐熱バンテージが巻かれ、ワンオフのマフラーに繋がっている。

▲サイド2本出しのワンオフマフラーも迫力のサウンドを奏でる。

 さて、それらカスタマイズの結果、エンジン始動時のサウンドに驚きの変化が起こった。

 まるで60〜70年代旧車のような重低音「ドッドッドッドドドドドドッ」。同時に不定期に訪れるもの凄い振動が、まるでマッスルカーにでも乗っているような変化ぶりである。

 ヘダースチューニングを行えば、エンジンのピックアップが俊敏になり中速以降の伸びが格段に変わる。仮にヘダースチューニングにより低速トルクを若干犠牲にしたとしても元々十分な低速トルクがあるからある程度カバー可能だし、何よりキレのあるV8サウンドに心奪われるはずである。

 ちなみに、「格段に速くなった」ということは全くない(笑)

 だが、変化したフィーリングが全く違うことはオーナーではない部外者が乗ってもすぐにわかるし、何より最近ではあまり聴けなくなった「これぞV8」というような深みのある重低音がリアルに聞けるのが最高である。

▲1996年型ダッジバンV6エンジン搭載。ショートボディのコンバージョン。

▲表側から見たエンジンルーム。点火系等の整備を受けている。

▲室内から見たエンジンルーム。カムを交換しヘダースを装着。

▲よりはっきり見えるヘダース。このままワンオフマフラーへと繋がっている。

 一方で白いダッジバンは1996年型である。96年型ということだから1994年~1997年の中期型に当てはまるモデル。その3.9リッターV6エンジン搭載車である。

 が、この車両も、上記のV8サウンドと同じような重低音を響かせる。というか、取材後に聞くまでV6エンジンだと思っていなかったのだから、本当に違いを感じない!

 上記V8モデルと同様にヘダース、カム交換、ワンオフマフラーにて同様のカスタマイズが施されており(もちろん若干の仕様変更はあるが)、アメ車らしい驚きの重低音サウンドである。

 レーストラックのスタッフに聞けば、「V6エンジン搭載車でも驚くほどの変化が味わえるのがヘダースやカム、マフラー交換なのです。へダースとカムによってエンジンピックアップの変化、そしてマフラー交換でそれに伴うエキゾーストノートの変化が期待でき、両者のコンビネーションでまるで別の車両にでもなったかのような進化が味わえるのです」

 ということで、ダッジバン以外のV6エンジン搭載車であっても同じような施策が施せるわけだから(例えばアストロ、ブレイザー、カマロ etc)、今後も長く乗ることを前提にこうしたカスタマイズを施してみるのも面白いのではないかと思うのである。

▲V6エンジンを刺激的なサウンドへ変えてくれるワンオフマフラー。

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