ベース車両は1971年型シボレー・カマロRS。エンジンはGMパフォーマンスのクレートモーターのLM1をアルミヘッド、ハイカムなどでZZ4と同程度までチューニング。
ミッションはTH350で、トルクコンバーターはB&Mのハイストールコンバーターに変更。ブレーキはウイルウッドでフロントが6ポッド、リアが4ポッドの特注カラーキャリパーを装着する。
それに組み合わされるホイールはウェルドレーシングのRT-Sシリーズで、サイズはフロント8J、リア12J。くわえてタイヤはピレリーPゼロROSSOでサイズはフロント245/40R18、リア335/30R18。
リアに極太タイヤを履くために、デフはフォード9用デフのアクスルフランジ加工を行い、太くて強度のあるアクスルシャフトに変更し、一方で室内ではシートを4thカマロの純正を加工装着するなど、インテリアにもさり気ないカスタムが施されている。と、書いたが、実際にはここでは書ききれないくらい手が入った1台だった。
メインステージで行われたアワードの授賞式で、アメフェス 主催者である増井氏が「誰も文句の付けようのない仕上がり」とコメントした通り、アメ車をよく知る人間が、アフターパーツを厳選し、腕の良いメカニックが組み上げた通好みの1台と言えるだろう。
ちなみに、このサメカマ、『アメ車ワールド賞』以外にも、雑誌『IGNITE賞』、アメフェス主催者の『GOOD TASTE賞』も獲得し、驚きのトリプル受賞となったが、最初にアワードを決めたのはアメ車ワールド(笑)。
なお、6 DEGREES代表であり、この車両のオーナーでもある石堂氏は、奥様とお子さん二人を連れて、前日に自走で四国入りし、四国からはフェリーに乗ってアメフェス 当日の早朝に東京へ。
そしてアメフェス 終了後は自走で大阪まで帰るという強行スケジュールで参加したそうですが(お子様連れ、くわえてリアのチャイルドシートが自走を如実に物語っている)、クルマの完成度だけでなく、そういったサイドストーリーを含めた受賞理由となったわけである。
このカマロに関しては、近日中にアメ車ワールドの『カスタムカー&ショーカー』コーナーにて詳細を改めて報告するので、ご期待下さい!
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