ウエザーテック(WeatherTech)とは、米国に拠点を置く1989年創業のアクセサリーパーツメーカー。素材を含め最新技術を駆使して製造するラバー製フロアマットは高級自動車メーカーにも純正供給されるほど。世界トップクラスの品質を誇る巨大メーカーである。
特徴は、車種専用の3D計測で制作されたラバー製フロアマットであり、前方、後方、サイドまでの完全密着のフィッティングを実現するため、汚れを車両のフロアまで浸透させない。すなわち、汚れの受け皿となり汚れからフロアを守るのである。
一般的に車両のフロアマットといえば、布地をイメージするだろうし、たとえば雨や雪で濡れた靴や泥だらけの靴、砂や小石、ゴミや車内での飲食による食べこぼし等、布地のフロアマットにはたくさんの汚れが付着し染み込みが始まっていく。時間が経てばマット経由で悪臭を放つこともしばしば。
だが、ウエザーテックのラバーマットならそういったゴミや汚れや悪臭で悩む必要がまったくなくなる。ゴム製であるから水洗いが可能であり、同時に素材自体のゴム臭さは微塵もなく、また四季のある日本の厳しい環境下でも、変形、ひび割れの心配もまったくない。
「特許を取得しているマルチレイヤー素材など、独自開発の高品質マテリアルによって作成されています。また世界のあらゆる環境下で使用されることを想定しているため、寒暖の差が激しい日本での使用においても変形したりひび割れしたりするような心配はありません。耐摩耗性にも優れており、長期にわたってお車を保護することが出来ます」とは阿部商会の栗屋さん。
日本では、布地でできたカーマットが主流であり、布地の変更やカラーステッチ等デザイン的なこだわりをオリジナルで具現化することは可能であるが、実用的な質実剛健的ラバーマットは、日本製ではほとんど見かけない。
一方本国アメリカでは、マットといえばウエザーテックであり、ラバー=安物といった概念もなく、メルセデスユーザーやBMWユーザーでさえも積極的にチョイスする高級マットとして認知されているのである。
正規輸入元である阿部商会のカタログを見ればわかるが、欧州車の適合表にはアルファロメオやフェラーリといったイタリア車からフランス車、イギリス車、そしてドイツ車までを完全網羅している(日本車用もある)。
北米車においては、その数の多さからカタログ掲載が不可能であるため適合表はネット検索となるが、その数、全車含めて900を超える(現在でも増え続けている)というから凄まじいバックアップ体制だろう。
なお、カラーは、ブラックのほかにグレーとタン(ベージュ)があり、グレー一辺倒のアメ車のインテリアを貫くこともいいだろうし、タンを使用することでインテリアの雰囲気を格上げすることも可能である。
日本でも、一部のアメ車屋さんにおいてはウエザーテックの良さがすでに認知されており、それは本国から並行輸入したバンやSUVにすでに搭載されていたからといい、「フィッティングのもの凄い良い実用マットであること」を身をもって体感しているからである。日本にて車内クリーニングしてみると、フロアがまったく汚れていない。だから、マットを車両に装着したまま納車したという業者さんも数多いという話である。
筆者的には、「どうせアメ車に乗るならアメリカ製品でまとめたい」との思いもあり、またアメリカ的なハイテク思想や質実剛健さがたまらなく好きであり、このウエザーテック製品はそうしたアメリカ好きにはたまらなく響く製品だと思うのである。
ラバー製マット=人や物を多く積む=アウトドア&アクティブ=SUV&バン、というイメージを勝手に想像するかもしれないが、さにあらず。このウエザーテックには、コルベットやマスタングといったスポーティカー用もラインナップされている(フェラーリやポルシェ用もラインナップ)。
ということで、ウエザーテック商品の販売を開始しているガレージダイバンにてマスタング用のフィッティングを確認してきた。
トップ画像を見れもらえば一目瞭然だが、ドライバーズシートを含め前席フロアのフィッティングは完璧。驚くことに、梱包されて来た箱から出してそのまま置いた状態でピッタリとはまった。
普通に考えれば至極当然のことだが、過去にアメリカ製エアロパーツのフィッティング作業を見ていた者からすると、こんなにジャストフィットするとは正直思わなかった(笑)。
だが、ウエザーテックにおいては過去のアメリカ製品品質がまったくあてはまらず、車両の状態にジャストフィットする。
ちなみに、リアトランクのカーゴライナーは、運搬時の梱包跡が若干残っていたが、形状自体はジャストサイズだっただけに、しばらくすれば馴染んでピッタリはまると想像できる。
撮影時に実物だけを見ていた時よりも、車両にフィッティングした方がウエザーテックの良さはわかり易い。
個人的な好みを言えば、こういったブラック基調のインテリアを持つスポーティカーには、あえてタンカラーのウエザーテックを入れたらオシャレかなあと、またひとつ使えるアイテムを発見したと得した気分。
純正で装備されている布地のマットを責める気は全くないが、経年変化で毛羽が死に、時には白っちゃけたりする場合も多く、もちろんそういった事を全く気にしない方もいるのだろうけど、でもちょっとでも小奇麗にまとめたいと思うなら、フロアマットの交換は非常に効くし、車内の足元を常にキレイに収めておくことは風水的にもきっと良いはずである!
もちろん、タンドラやブルサイズバン、SUVには最適だろう。
ウエザーテックのラバー製フロアマット、期待以上の効果を発揮してくれるに違いない。
こちらはウエザーテックのCM。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES