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昨年からの丸一年間で93台のフォード車を仕入れ7割超を販売

一年後のアベカーズ 多摩ガレージ

エクスプローラー「愛」が結びつけた新たな出会いあり

ちょうど一年前に取材して以降、フォード車に力を入れてきたと語るアベカーズ・秋山氏。その甲斐実ってアベカーズは「フォード車のアベカーズ」という認知が広まり、今や日本全国から問い合わせが後を絶たないというのである。

更新日:2022.07.08

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/ABE CARS Tama Garage TEL 042-311-0041 [ホームページ] [詳細情報]

まるでフォードディーラーそのもの

 筆者は、昨年(2021年)7月4日にアベカーズを訪れ、フォードエクスプローラーのオーナーさんの取材を行っている(当時の記事は下記からご覧下さい)。そして今年(2022年)5月末にある取材の撮影にて再びアベカーズを訪れた。

 その取材はテスラ車のホイール交換に関するもので、アベカーズというよりはどちらかといえば阿部商会の取材という意味合いが強かったのだが、実はその際にかなり驚いたことがあった。

 そう、アベカーズが変わって見えたのである。いや、店舗そのものや敷地面積が変わったという話ではない。ショールーム、展示車両、そして工場を眺めた時の景色が昨年とはまるで違っていたということである。

 その理由は、全体的にフォードディーラーのような風景に変わっていたから。室内ショールームには新旧エクスプローラーが展示され、野外展示車両の8割以上がフォード車両であった。エクスプローラーにフォーカスにフィエスタにナビゲーターetc。

 くわえて工場前では今まさに入庫したばかりの2022年型リンカーンアビエーターが点検待ちをしていたのである。

 そんな工場内にはエクスプローラーやナビゲーターが整備を受けており、あくまで個人的な印象だが、まるで元ディーラーであったかのようにフォード車の扱いが多くないか? との思いを抱かせたのである。

 ということで、6月末に再びアベカーズを訪れ、現在の状況と、昨年から取材当日までの一年の間にエクスプローラーをアベカーズで買われたオーナーさんを取材した。

▲マネージャーの秋山氏は、昨年から取材当日に至る丸一年間のフォード車の仕入れ台数から販売台数に至るまで、フォード車に対する力の入れようを説明してくれた。

▲ショールームには、すでに絶版車となっている旧型モデルのディーラー車二台が展示されていた。

▲こちらは過去の風景。手前のシェルビーGT500と奥の2020年型エクスプローラー。

 かつて取材した際には、店内ショールームに2020年型のエクスプローラーが展示され、瞬間的に2021年型シェルビーGT500が展示されていることがあったが、取材当日にはその2020年型のエクスプローラーは売却済みとなっており、そこには2台の旧時代の後期型エクスプローラーが展示されていた。

 何が言いたいかといえば、アベカーズはこの一年で日本全国に「フォード車のアベカーズ」という認知が高まり、関東近県のみならず全国から問い合わせや引き合いが多くなり、販売率が非常に高まっているというのである。

 聞けばアベカーズは、この一年間に93台のフォード車の仕入れを行っており(もちろん他メーカーの仕入れも行っている中で)、そのうち約60台が売却済みとなっているというから、なんと販売率7割という凄まじい売れ具合。しかもそれが今なお継続しているという。

 「そのうち7割から8割がエクスプローラーです。基本2011年からのモデルですが、現在はほぼほぼ2016年以降の後期型モデルが中心です。そのほか、フォーカス、フィエスタ、クーガとなりますし、昨年末まではクーガの売れ行きが非常に好調でしたね。ちなみに昨年以前もフォード車に対しては力を入れていました。が、この一年は特に力を入れたことで、認知が高まったという印象を持っております」とマネージャーの秋山氏。

 くわえて「やはり昨今のキャンプブームもあり、5メーター前後の大きさで3列シートを持ったSUVということで、エクスプローラーはジャストな印象が強いのだと思います」

▲外には7台のエクスプローラーが旧型の前期&後期型を織り交ぜ展示されている。

▲基本ワンオーナー&5万キロ以内という自社基準を設けているが、前期型になるともはやその基準をクリアする個体はほとんどないという。

▲写真には写っていない車両を含め、現在10台のエクスプローラーが在庫されているのはアベカーズならではと言えるだろう。

▲同時にフォーカス、フィエスタで5台ほどの在庫があり、昨年はクーガが頻繁に売れていたとも語ってくれた。

 人気のSUVとはいえ、その時代のエクスプローラーはすでに絶版車。そんなに仕入れ出物があるのだろうか?

 「コロナ以前は自社で2.3L直4モデルの4WDといった、当時日本には正規輸入されなかったモデルを直輸入したりしておりましたが、現在は行っておりません。為替の問題等があり予想以上に販売価格が高くなってしまうからです。ですので、現在は基本当時のディーラー車を中心に仕入れを行っております。確かに絶版車ですから先細りですが、まだ個体を見つけることは可能ですが、良い条件の個体は当たり前ですがどんどん減っていっています」

 今話題にしているエクスプローラーは、2011年から2016年までディーラーで販売されたモデルのことであり、現在の販売の中心はその、後期型モデルで「ワンオーナー&5万キロ走行以内」が一つの目安になっているという。

 「それ以前の前期型ですと正直厳しい感じです。が、後期型ですとまだ若干あるかなという印象です。のちに紹介いたしますが、今年2月には2016年型で走行500キロ未満のタイタニウムを発見し仕入れました。そういう車両もごくわずかですが存在しますし、常日頃からアンテナを張っているから見つけられるというのもあります」

▲展示車両として入庫した車両はまず洗車され、ボディの小キズ等のチェックを受ける。

▲そしてアベカーズならではの各部の点検チェックが行われる。

▲当然電子デバイスを使用した履歴チェックや未処理のトラブルの有無等が確認される。

 ちなみに、アベカーズがこうしたエクスプローラー推しを続けている理由の一つが、フォード認定サービス拠点として「エクスプローラーを見極めた」からである。

 要するに安定かつ継続的にエクスプローラーを扱っていくうちに、エクスプローラーに関する様々なメンテナンス情報を積み上げていくことが可能になり、何か起こった場合の対処方法のコツを掴んだからである。

 例えば、前期型モデルの場合には「●●に気をつけたほうがいい」「●●が弱点だから気をつけて」とか「後期型の場合は●●がオススメ」とか、自社で多数のエクスプローラーの整備をこなしていくことで得た整備ポイントをショップ独自のノウハウとしてユーザーに伝えていくことが可能になっている=ユーザーからの信頼が飛躍的に高まっている。

▲アベカーズはフォード認定サービス拠点であるが、現在はまるでフォードディーラーのような印象を与えてくれるほどフォード車で埋まっている。

▲販売の中心になっているエクスプローラーは、すでに絶版車であるが、米国フォードからピーシーアイを通じて正規パーツの入手が可能であるからまだまだ十分に乗れる。

▲パーツの他に充実したメカニックと工場を備え、かつエクスプローラーに対する膨大なノウハウによって今や日本中から支持されている。

 「最近では、5万キロ以上走行の車両、もしくは過去に交換したか否か履歴のはっきりしない車両にミッションオイルの交換を勧めております」

 近年ミッションオイルの交換は不要、なんてことが語られることが多くなっているが、ことエクスプローラーに関しては「乗りっぱなしはNG」というメッセージをユーザーに発信しているといい、こうしたメッセージも自社で得たメンテナンス事例がベースとなっているからこそ、ユーザーからの安心感が一層高まるのである。

 「それでも入庫した際にきっちり診るべきところを見て手を打って納車すれば、正直期待以上に壊れないです。もちろんディーラー車ベースというのもあるのかもしれませんが、弊社は直輸入もやっていましたから、ディーラー車、直輸入車ともに、気をつけるべきところはあれど、さほど怖がる必要性のある車両では全くありませんね」

 なお、この2011年からのエクスプローラーに関しては(その他のフォード車に関しても)、米国フォードからピーシーアイを通じて正規パーツの入手が十分に可能であり、アベカーズのようなエクスプローラーに精通した認定サービス拠点があるわけだから、絶版車とはいえ、まだまだ安心して乗ることが可能であると断言できるのである。

▲こちらのエクスプローラーは、話題に出た2016年型タイタニウムで走行500キロ未満の個体。聞けば過去大阪で登録されたディーラー車。ほとんど走らせていないだけあって、「まるで新車」とも言えるような状態だったという(もちろんタイヤ等にはヤレが見られたが)。

▲上記のタイタニウムと運命的な出会いを果たした大竹真一さん。不慮の事故で失ったモデルと同年式のタイタニウムである。

▲アベカーズで出会った個体は、同席されていた奥様の美和子さんも納得の一台だったという。

 さて上記した走行500キロ未満のタイタニウムであるが、今年の2月頃仕入れ、その月内には販売先が決まっていた。そう、ここで紹介する大竹真一さん美和子さんご夫婦が購入されたのだ。

 大竹さんは、かつてFR時代のエクスプローラーにも乗られており、V6、V8エディバウアーに合わせて13年乗っていた。その後、一度チェロキーに乗り換えるも、2020年に再び2016年型エクスプローラータイタニウムを購入(1.7万キロ走行のディーラー車)。それに2年間で約6万キロ乗っていたという(それほど新時代のエクスプローラーも大竹さんの肌にあったということ)。

 大竹さんご一家は、昔から巨大なキャンピングトレーラー(10メートル近い長さ)を牽引しキャンプ等を楽しんでおり、その相棒としてエクスプローラーを中心としたアメリカンSUVが常に愛車候補に挙がっていたのである。

 「以前乗っていたFR時代のエクスプローラーからフォードディーラーさんとの付き合いが長く、V6、V8エディバウアーと続き、エクスプローラーの個性にずっと惹かれておりました。一度チェロキーに変わりましたが、その後FF駆動に変わった新時代のエクスプローラーに乗り換え、それも旧時代からの個性が感じられ、いいクルマだと今も思っています」

 そんな大竹さんだが、実は昨年末に不慮の事故でエクスプローラーを廃車としてしまう。

 「かなりショックでしたし、その後に再びエクスプローラーを探すにもなかなか良い個体が見つからない。それでも色々探して、栃木の方とか、愛知の方とか、etc」

 そんな時に見つけたのが、アベカーズのショールームに展示されていた2020年型エクスプローラーだった。それでも心には以前乗っていた3.5リッターV6タイタニウムの存在が常にあったという。

 「電車に乗りアベカーズさんに行き、エクスプローラーを見に行きました。今年の2月くらいですか。確かに新車ですしいいのですが、私的には2.3L直4ターボに引っかかったんです。もちろんパワーがあるのはわかりますし、理解もしていますが、どうしてもトレーラーを引くのに力不足では? との思いが・・・・・。それで担当してくれた秋山さんに『タイタニウムなら良かったのにな』と伝えたところ『え、ありますよ!』と。たまたま偶然にも仕入れたばかりのタイタニウムがあり、その場で即決でした(笑)」

▲実は大竹さんは、上記のエクスプローラーを見にアベカーズにやって来たという。その際にタイタニウムの存在を知り即決。ちなみにこの写真のエクスプローラーは別の方に売却済み。

▲以前にキャンピングトレーラーを牽引していた時の写真(大竹さん撮影)。今現在もトレーラーは所有しており、今後新しく入手したタイタニアにも繋げると話されていた。それにしてもアメリカンSUVこそがよく似合うワンシーンである。

▲大竹さん曰く「アベカーズの整備に関する技術力は高いね、だから信頼度も高いです」と長年フォードディーラーと付き合ってきた大竹さんだから分かる力量をアベカーズから感じ取っているのだろう。

 まさしく運命的な出会い。事故で廃車にした2016年型エクスプローラータイタニウムと同じ年式のタイタニウム。しかも以前の車両は1.7万キロ走行された中古車であった。

 一方、新しく入手したタイタニウムは同じ2016年型の走行500キロにも満たないディーラー車。実際に乗っても全く違う新鮮さと走行フィールに驚いているという。くわえて隣で話を聞いていた奥様も大満足とか。

 「FF駆動になってもV6エンジンのパワー&トルクは旧時代のFRV8に遜色ないですし、巨大なキャンピングトレーラーを牽引しても安定感は抜群。時にスネーキングと言って、牽引時にトレーラーがフラフラする現象が起こるのですが、その際の安心感も高いのです」

 まさしくエクスプローラーは大竹さん一家にとって最適な1台なのだ。

 それにしても、一度手放されたタイタニウムに再び出会うことができたのは、しかも以前に入手した個体よりももっと良い状態のものを入手することができたのは(もちろんそれなりの出費はしたけれど)、大竹さんのエクスプローラー愛の強さ故であり、同時にアベカーズのエクスプローラーへの情熱も高く、両者の愛と情熱が見事に結びついた今回の結果だったのである。

▲今度こそ末長く、エクスプローラーとの時間を楽しんでください!

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