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試乗記 TEST RIDE 1997 シボレー C1500現代のアメ車からは決して得られないこの「味」

1997 シボレー C1500

大きさと柔らかさが自慢の時代のアメ車が現存

大きさと柔らかさが自慢のアメ車、ふわふわのシート、軽いステアリング…。現代のアメ車からは決して得られないこの「味」を味わいたければ、このC1500は格好の1台としてオススメできるだろう。

更新日:2018.10.04文/椙内洋輔 写真/編集部

取材協力

ガレージダイバン
TEL 03-5607-3344 [ホームページ] [詳細情報]

今の時代にも通用するコンディション

 今回紹介するC1500は1997年型のエクステンドキャブ。5.7リッターV8エンジンを搭載し、約7万8000マイルの距離を刻む新車並行車である。

 同色ペイントのミラーやハードトノカバー装着といった以外に、主な外装のポイントは、18インチのボイドのビレットホイールを履き、チェリーボムのマフラーにフロント4、リア6インチダウンという、いわゆる定番ローダウンが施されていることくらいである。

 ここ最近、エスカレードやF150、それにタンドラというかなりデカいSUV&トラックを何度も取材していたためか、いまさらC1500を見ても驚くことはない(笑)。逆に想像以上に小さく感じるから面白い。だが、この個体は意外にデカい。というか長い。エクステンドだけに全長5540ミリに達しているということで、慣れるまでは運転にはそれなりの気遣いが必要になるかもしれない。

 インテリアは、ナビが装着されていることくらいで、ノーマル状態を維持しているが、非常にキレイ。いつも言う、粗を隠そうといわんばかりの表向きのクリーニングなどの形跡は皆無だし、中古車特有のすえたニオイなどもほとんど感じない。

 逆に、7万8000マイルの距離を刻んでいる割にはキレイ過ぎると思うほど。聞けば、クルマ好きの兄ちゃんが大切に乗っていたということで、購入後は整備のみで、下手なカスタマイズに手を出さなかったこともかなり効いているのだろう。

 これまでにもダイバンでは、低走行車のキャデラックフリードウッドやシボレーインパラワゴンという90年代のアメ車を取材させていただいた経験があるのだが、このC1500もそれら車両同様にコンディションの良さを物語っている。少なくともインテリアを見る限り、このC1500のコンディションは良好といって良いだろう。
シンプルイズベストなスタイル。当時の適度なローダウン以外、目立ったカスタマイズはないが、だからこそ、今の時代にも通用する魅力を備えている。
フロント4、リア6インチローダウンされた足回り。乗り心地も悪くなく、かといってふわふわでもない足回り。
超ロングホイールベースのエクステンドキャブ。このクルマのネガティブな所は、ステアリングの切れ角が少ないところ。2車線ある道路でも転回ができなかったのには驚いた。
搭載されるエンジンは5.7リッターV8エンジン。255hp、トルク330lb-ftを発生させる。低速トルクが豊潤なこのV8エンジンは、巨大なボディをいとも簡単に走らせる。
ナビが装着されていることくらいで、ノーマル状態を維持しているが、非常にキレイ。各種操作系のコンディションも良好。中古車特有の嫌なニオイがないのも好感。
新車並行車の実走行車。メーター各部も動作確認済み。

90年代の独特な味わい

 またこの年代のC1500は、現代の最新車両とは異なり、独特の運転スタイルが面白い。その理由はドライバーの着座位置が非常に高いからだ。

 現代のアメ車(クルマ)の場合、サイドウインドーと着座位置の関係で言えば、顔より上の部分しか見えないほど、着座位置が低いと言えばお分かりいただけるだろうか? 真横からみると、バスタブに身を沈めているかのように、ドライバーの顔から上しか見えない。

 一方でこのC1500は、胸より上が見える。サイドウインドーから上半身がはっきりと見えるほど着座位置が高い。つまり、それによってドライバーはボディ四隅の位置関係の把握が容易になり、ボディの「大きさ」に起因する運転の不安要素が取り除かれるのである。

 今の時代において、このC1500の走りっぷりといえば、非常にインパクトあるものだ。ある人によっては「これがアメ車だよ!」となるだろうし、またある人によっては「なんじゃコレ?」ともなりかねないほど、「らしさ」を備えている。

 搭載される5.7リッターV8エンジンは、255HP/4600rpm、最大トルク330 lb-ft./2800rpm発生させ、数字以上に過不足ないパワーを提供してくれるし、いついかなるときでもアクセルに対して即応してくれる。決して飛ばすアメ車ではない(と思っている)だけに、必要十分な性能と断言して良いだろう。

 一方でハンドリングに関しては、現代のアメ車では感じられないほどスローだ。いわゆる「90年代のアメ車」で通ってしまうかどうかは不明だが、そういった言葉でくくられてしまうほど特徴的。だがこのC1500の場合、フロント、リアともにローダウンされているために、ふわふわと言われるほどのものではない。一般道を巡航する限り、これまた十分な性能と言えるだろう。

いま「当時」を味わうには格好の素材かも

 ただし、ブレーキにおいては慣れるまでに時間が必要かもしれない。少なくとも現代の踏めば即座に効きを表すタイプものではない。

 ペダルの踏みしろが大きいために、ブレーキペダルを踏んでから効くまでの時間がほんのわずかに長い。ブレーキ自体の効きに問題があるわけではないので慣れるしかないのだが。思い返せば90年代のアメ車の特徴だったし、今弊社にあるアストロもそんな感じではあるし。

 最近、こういった90年代のアメ車の中古車を探している方が多いという。タホ、サバーバン、カプリスワゴンにC1500。どれもが90年代アメ車の象徴だった。実際にC1500の中古車を購入し、フルノーマルに戻そう企画を実施しているショップもあると聞くし。

 そういった中でのこのC1500の価値は非常に高いと思う。特に、状態が良くいたずらに手が加えられていないのがいい。このままの状態でも十分に乗れるし、この先手を加えるにもしても、加え甲斐があるはずだ。

 大きさと柔らかさが自慢のアメ車、ふわふわのシート、軽いステアリング…。現代のアメ車からは決して得られないこの「味」を味わいたければ、このC1500は格好の1台としてオススメできるだろう。

 ちなみにC1500は、タホ・サバーバンとボディを共用していることもあって、まだまだパーツは容易に入手できるし、メンテナンスにもあまり困らない。

 カスタムやドレスアップなどを楽しむためのパーツやキットも多種多様に販売されている。そういう利点を生かせば、今の時代においても楽しいアメ車ライフが送れるはずである。
この年代特有のふわふわのシート。走行距離の割には全体的にヤレが少ないのが嬉しい。シートは特にヤレるだけに、このC1500は貴重な存在。
あくまで非常用、もしくは荷物置き程度を個人的には考えるが、リアシートにはヤレがほとんどなく、クリーンな状態は貴重。
今や懐かしいボイドの18インチアルミホイールが装着されている。ビレットの風合いがこのクルマには似合っている。

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