TEST RIDE

[試乗記]

新型が発売されても今なお中古車市場で人気の4代目

2016 キャデラックエスカレード

効率を重視するEVカーでは決して味わえない孤高の存在

ミッドサイズSUVであればダッジデュランゴやフォードエクスプローラーが人気だが、一転フルサイズになるとダントツ人気の存在、キャデラックエスカレード。その4世代目モデルを取材した。

更新日:2022.05.19

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/ブルート TEL 0489529260 [ホームページ] [詳細情報]

新型登場も旬の中古車として人気高し

 一昨年から今年にかけてフルサイズSUVの販売ではキャデラックエスカレードの中古車がダントツの人気である。しかも新型デビュー後は瞬間的に目移りした方も多かったが、実際には4代目が今なお圧倒的人気であり、ついで3代目人気も高値安定を誇っている。

 ちなみに3代目人気は、価格的要因によるものであり、購入者も「買えるなら4代目」と思いつつも実際の金額的壁を感じ、あえて3代目で我慢しているという方が多い。すなわちそれほど4代目モデルの人気が高いと言える。

 余談だが、2021年に登場した5代目新型キャデラックエスカレードは、デザイン、リアサス及びインテリア等の変化や進化をもたらしたが、エンジンに関しては旧モデルを継続使用している。もちろん、水面下で様々な手が加えられているはずだが、スペック上の変化はない。

 それには理由があって、要は「必要十分な性能がある」ということなのだろうし、のちに「エスカレードV」が登場する余地が残されているという理由でもあった=パフォーマンス面において4代目でもさしたる不満はないという根拠の一つになる。

▲2015年に登場した4代目エスカレード。2021年に5代目に進化も今なお旬の中古車として大人気。この個体は2016年型「プラチナム」の8速AT搭載車。

▲全体の雰囲気も華やかで、高級車SUVとしての資質も高い。

D車と並行入車とが混在するから注意すべし

 さて、4代目キャデラックエスカレードであるが、変遷としては2015年型から2020年までの6年間存在していたモデル。だから中古車とはいえ新車価格が1000万円以上もする(1100~1300万円)超高級車であるということを忘れてはならない。

 すなわち年式が新しい中古車はまだまだ1000万円に近い価格帯の車両が多く、4代目デビュー時の2015年車であっても600万円後半から700万円後半程度の車両が多く存在する。

 ということで、まさにその辺の価格帯車両を多く扱うブルートにて4代目エスカレードの特徴について話しを聞いた。

 ブルートは、これまでに2代目、3代目&4代目エスカレードを数多く扱っており、また今なお人気なハマーH2を扱っているなど、フルサイズSUVに非常に強いショップ。さらにメンテナンスだけでなく、各車のウイークポイントやトラブルシューティングにも定評があるから、話を聞くにはうってつけの存在である。

 まず最初に、この4代目エスカレードの注意ポイントとしては、D車と並行輸入車とがかなり混在している珍しい車両であるということ。しかもそれによって、選ぶべき個体がかなり変化するということだから、注意が必要であると。

 「基本的なことですが、程度を重視するか、それとも価格の低さを重視するかで個体の年式や状況は変わってくると思います。当然、程度を重視すれば高年式のモデルになるはずですし、少しでも安価な個体を探すならデビュー時に近い年式の並行輸入車という選択肢になると思います」

▲搭載される6.2リッターV8OHVエンジンは、3代目モデルからの流用となるが、直接燃料噴射システムや気筒休止機構、可変バルブタイミング機構などが装備され、最高出力426hp、最大トルク63.5kg-mを発生させる。

▲ATSやCTS等のキャデラックのインテリアデザインを継承した4代目のインテリア。だが、その洗練度は3代目を大きくしのぎ、圧倒的な高級感に包まれる。いいもの感に包まれた満足感が得られる室内空間である。

▲今や懐かしのコラムシフトは8速AT。コラムシフトのノブでシフトのアップダウンが可能である。余談だが新型5代目モデルはフロアシフトの10速になっているから、コラムはこの4代目までで終わりとなる。

▲撮影車の他、4代目エスカレードが複数台在庫され、3代目も4台ほど在庫されているから、エスカレードの専門的情報やノウハウに優れているのである。

特に初期型に並行輸入車が多い

 実際、初期の4代目モデルには並行輸入車が非常に多い。それは本国での発売から日本での正規輸入が開始されるまでに時差があり、その間に並行輸入車の需要が多くあったためだと思われる。

 だが、初期型と言っても2014年後半から7年から8年落ち。そういう意味では年1万キロ未満走行の5万キロから6万キロ程度であればコンディションが十分に保たれている場合が多いはず。よって「初期型の並行輸入車はダメ」と切り離してしまうのはもったいないだろう。

 ちなみに当然ながら、ディーラー車も存在し、そちらの方が価格帯は上。やはり同じ5万キロ走行を考えた場合でも、アメリカを5万キロ走った個体と日本を同じく走った場合では、同じ5万キロでも購入者に与える印象が違うのだろう。

 プラスしてそれが新車並行なのか、中古並行なのか、といった部分でも異なるから、あえてディーラー車をチョイスすることで距離数やコンディション以外の情報を気にする必要をなくすことができる一方で、あえて安価な初期型の並行輸入モデルを購入するということも可能ということである。

▲ブルートのマネージャーである岡崎氏。4代目の初期型であれば、5万から7万キロ走行程度でも「至って普通に走りますし状態の良いもがある」と教えてくれた。

▲メーターの液晶は視認性が良く、安っぽさもなく、また表示を様々アレンジできるのも嬉しい。全体的にドライバーが感じる満足感は非常に高い。

▲センターコンソールに設置されているCUEのタッチパネルのトラブルが稀にあるというが、この車両は全く問題なく動作していた。

▲初期型は6速ATと8速ATとが混在しているから、購入時には事前の情報をもとにしっかり認識した上で購入に至る必要があるだろう。

年式により搭載ミッションも異なるから要注意

 「くわえて4代目エスカレードの場合、ミッションが2回変化していますので、特に中古車を購入する場合は年式による違いを把握しておくことが必要だと思います」

 エスカレードは、元は6速ATで始まり、2016年後半から8速AT、そして2018年に10速ATへと進化しているが、ディーラー車においては6速ATと8速ATのみとなっている。一方で並行輸入車においては2018年以降モデルは10速ATになっているから、「何年式のモデルを購入するか」によって内容が変わってくることを知っておくべきである。
 
 さて今回取材したエスカレードは2016年型のディーラー車の8速AT搭載車。走行約6.6万キロの個体。

 で、取材個体の各部をチェックをしたが、走行距離を感じさせない「なかなかの個体だ」という思いが見ればみるほど強くなる。しかも中古車としてのヤレ感が非常に少なく、距離数だけで判断するのはもったない個体だなあと。

 さらに厳しくチェックすれば、ボディ&足回り&ホイール等が純正状態で保たれているし、各部の可動部分の欠損はどこにもなし、CUEシステムのタッチパネルも全く問題なく動作している。

 くわえてドア周りのレザーやウッドにヤレはほとんどないし、距離に応じたタイヤや足回り、さらに室内のレザーシート等の若干の使用感以外、不安や不満を感じることがほとんどなかったのである。

 しかも走れば、重厚かつ鷹揚としたアメリカンフルサイズSUVらしい反応を伴い、ステアリングの落ち着きもよく気持ちよく走る。さすがのV8パワーも健在だった。

▲フロントシートにはご覧の通りわずかな使用感。しかも汚れや破れや異臭悪臭の類は一切ない。

▲セカンドシートには使用感すら感じない。またヤレと言えるほどのものもない。

▲サードシートもセカンドシート同様に使用感なくヤレもも全くない。走行距離数にとらわれすぎると良いものを見逃す可能性も大きなる一例。

ランクルとは起源が全く異なる

 で、販売価格723万円ということだから、なかなかの価格帯だが、エスカレードの中古車相場からすれば一般的な価格帯であり、決して暴利を貪っているわけでは全くない。

 ちなみにこの価格帯だとトヨタランドクルーザーZXが730万円だからそちらも視野に入る。が、はっきり言って比べる意味は全くないと思う。道具として便利なものが欲しければ当然ランクルに行くだろうから。

 エスカレードの場合、アメリカの高級車であり、ある種のブランド品であり、ランクルのような土臭いオフロードを走ってなんぼの道具では全くない。

 くわえてアメリカンフルサイズSUVは、アメリカンセダンに変わる街中を快適に走るためのクルマであり、そういう意味ではランクルとは起源が全く異なるから、それを知らずして価格帯のみで判断するならば、エスカレードを購入してもおそらく全く響かないだろう。

 一方で、エスカレードに興味を持つのであれば、ぜひ一度乗って欲しい。そのうちEVカーたちが街中を埋め尽くすだろうから、そうなればアメリカンフルサイズSUVのような味わいのあるのEVカーなんてないだろうから、その前にぜひとも!

 ブルートには、今回取材した個体のほか、複数台のエスカレード(4代目)があり、3代目もかなりの数在庫しているから、まさしく専門店と言っても過言ではないショップ。

 だから今回の個体も、そうした専門店ならではの視点で、走行距離だけにとらわれない個体の素の状態をしっかり確認&把握し在庫車としているだけに、見ればその素性の良さがちゃんと伝わってくるのである。

 しかも、この状態から納車前には当然「仕上げ」が入るということだから、かなりシッカリした状態で乗れるはずである。

 ということで、今年も4代目エスカレードは注目必至の中古車であり、シッカリとした情報やノウハウを持つ専門的なショップにて話を聞くのが一番の近道であるということも付け加えておく。

▲3列シートまでを使用するとご覧の荷室空間。シートを倒せばフルフラットにもなる。

▲フルフラットはリアの荷室にあるボタン操作にて行うことができる。どのボタンもちゃんと作動していることを確認した。ちなみに、セカンドシートのみ、立たす時は手動となる。

▲この年代のエスカレードになると使用するエアコンガスはR−1234yfであるから、エアコンガスの充填はショップを選ぶから注意。

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