更新日:2022.09.19
文/石山英次 写真/フォードモーター
マスタングに関わるエンジニア、デザイナー、専門家等の特別チームが編成され、3年以上の歳月を費やして製作されたダークホース。
ストリートにもサーキットにも対応するパフォーマンスを有する7代目マスタングのトップモデルであり、2001年に「ブリット」が投入されて以来の、新しいネーミングの導入である。
搭載されるGTの5リッターV8エンジンは500hpを発生させ、新たなエアロ、タイヤ、サスペンションを含むハンドリングを改善し、ハイパフォーマンスモデルに相応しい性能とスタイリングを確立している。
500hpを発生させるV8エンジンは、シェルビーGT500で採用されたピストンコネクティングロッドとデュアルスロットルボディが使用されパワーアップを図っている。
組み合わされるミッションには、6速MTと10速ATが用意、ハード走行用にミッションのオイルクーラーが装備される等、クーリング性能を高めることも忘れてはいない。
加えてブレーキ冷却用のダクト、エンジンオイルクーラー、リアアクスルクーラー等ハード走行に対応した冷却対応が与えられている。
サスペンションは、マグネライドサスの最新バージョンが装備され、19インチホイールと13.9インチローターを備えるブレンボ製6ピストンブレーキが組み合わされる。
またオプションによってカーボンファイバーホイールもチョイス可能というから、中身だけを見れば「まるでシェルビーGT350ではないか」とも思えてしまうほど、充実した足回り内容である。
一方、ハイパフォーマンスモデルらしいエクステリアデザインも採用されている。フロントの大型グリルはヘッドライト下部まで回りこみ、フロント専用バンパーとスプリッターによる視覚的効果はかなり大きい。
サイドスカートも専用形状であり、リアウイングへとつながるトータルでのレーシーな雰囲気はハイパフォーマンスの名に恥じないものと言える。
ちなみに「ダークホース」専用の新しいバッジも装備され、公開されている写真のカラー・「ブルーエンバーメタリック」もダークホースならではのカラーという。
なお、このダークホースをベースとしたサーキット専用モデル「ダークホースS」と「ダークホースR」も設定されるというが、本格的にサーキット走る仕様であるから、マスタングファン&アメ車ファンであるならノーマルのダークホースで十分であると言えるだろう。
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