事前のコンディションチェックで、エンジン、ミッション系等の機関系コンディションが良いことは確認できている。だからこそ、外装関連に手を入れ全体的にブラッシュアップさせたかったということだが、実際に作業が始まり出すともはやリペアの域を越え、カスタマイズの領域に突入していたのだった…(なるほど、時間がかかるわけだわ)。
まずはボディ。小キズの修復と思いきや、明るいグリーンにオールペイント!。このグリーンはいま流行のランボルギーニ等に触発されたものではなく、某国産使用カラーに独自アレンジを施したもの。その発色の良さは正直、ビックリするほどだった。
というか、あのH1をグリーンにペイントなんて…(汗)。しかもセンターにブラックのレーシングストライプが入っているわ!
「思いつきです(笑)。単なる修復だとつまらないので、いろいろやってみようと思いました。ただ、そうなると各種パーツを集めなきゃならいなので、それも意外に大変ですし、途中で気に入らなければ、作業を止めて考えちゃうし、まあ楽しいですが、商売的にはビミョ−ですね(笑)」
いくら古くなって補修が必要とはいえ、あのH1である。名車中の名車である。それにグリーンとは、予想外にもほどがあった。よくわからぬが、国民栄誉賞などをもらうようなちょっと萎れたご老人に、最新のモードのタイトなスーツを着せたような違和感というかなんというか。
ま、でも、判断は早いかも。全体的な完成はまだ先だし。
各部の補修、補強&リペアは当たり前で、中でもトラックベースということで、荷台にあったドアをあえて潰し、そこをアルミ板で補強したのはさすがだった。また、サイドミラーも新たに交換するなどしてカスタムしつつも実用性をも高めている。
その他外装では、ルーフマーカーやウインカー、テールランプ等にはLEDを使用し、エンジンルームやフレームに至までもLEDが採用され、実用性と遊び心を満たした処理が施されている。というか、H1にLEDとは…。
一方で、インテリアにおいては、張り換え可能な箇所はすべて張り換えを行う予定ということで、今後の仕上がりが期待される。
現状ではスパルコのバケットシートが2脚用意されているほか、ステアリングも変更されるという。
また同時にナビゲーションや追加モニターのインストールを試みており、飾るクルマではなく、実際にガンガン使うためのハマーであることは間違いない。
「ペイントが上がっても、全体の完成はまだちょっと先ですかね。この先は特に重要な足回りやそれに合わせたタイヤホイールの選定もありますし…」
取材当初は、正直「あちゃー」って感じもあったのだが、見ているうちに慣れもあってか、「ホイール次第で劇的に変わるかも」なんて思うようにもなった。
この先の完成型が楽しみである。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES