今現在、某BMWディーラーの営業マンとして活躍している澤田さんは、元はメカニック。以前アメ車関連のメカニックをしていた経緯もあり、その後BMWに移られメカニックを続け、近年営業マンに転属。だから今年初めまでの愛車はBMW5シリーズ。
だが、それ以前にダッジラムピックアップに4年半乗っていたことがあり、その時の経験からいつかはアメ車、チャレンジャーという思いがずっとあったという。
で、直近の愛車であったBMW5シリーズには5年乗り、二回目の車検を取得した3日後に売却。その後約二ヶ月の空白期間を経て、チャレンジャーオーナーになっている。
ちなみに元メカニックであった澤田さんは、ラムの時代から自分で整備し車検を取得、BMWにおいても二回の車検はともにご自身で整備&車検取得を行っている。
そんな澤田さんがチャレンジャー購入時に希望された内容とは以下のものであった。「まずはサンルーフが絶対であること。そしてR/Tであること。ボディカラーは赤かオレンジ」というもの。そしてできれば2018年以降の個体。
「以前に乗っていたBMW5シリーズが2017年型だったので、それ以前の年式に戻りたくなかったというのがありました。ですので、2018年以降というのも加えています」
ところが、澤田さんが車両を探されていた今年の5月、6月、7月あたりの日本全国のチャレンジャーの在庫をネットで検索しソートにかけたところ、2018年以降では6.4Lを搭載したR/Tスキャットパック以上の個体が多く、5.7Lを搭載したR/Tの物件がかなり少なかったという。くわえて「サンルーフが必須」としていたことから、輪をかけて見つけるのが難しかった。
「いろいろ調べていたんですが、なかなか見つからず、しばらくして愛知県で一台見つけたんですね。ですが、700万円超のクルマを実車を見ずに購入する気にはなれませんでしたね」
そうした中で澤田さんが頼ったのがBCDであった。BCDは常に3.6L、5.7L、6.4L、6.2LSCの在庫を心がけ、幅広いラインナップを揃えているのが特徴であり、何よりBUBUというブランドの安心感がある。くわえてBCD車両は、そのBUBUのブランドの元、二重三重の管理体制で車両の状態把握を行っているから、他店で購入するのとは比べものにならない個体数と品質が保たれている。
「輸入車ディーラーに勤めており、メカニックの技能もありますが、中古車を見抜くのは難しいのです。だから自分はBUBUさんの安心感に任せた感じです。というのもクルマさえ良ければ、正直、整備的なことは自分でできますから」
とはいえ、そんなBCDにも当時、澤田さんの要望を100%満たす個体は在庫されていなかった。というのも、BCDはとにかくまず第一に個体のコンディション重視。だから日本人の好みを生かした仕入れをしているが、常に満足いく装備品が装着されているとは限らないのが難しいところ。
とはいえ、澤田さんが求めた赤かオレンジの個体はなかったが、黒の個体がつくばショールームにあり、一期一会的な出会いを重視し購入に至ったという。
「その日はギックリ腰になってしまい、見に行くのを諦めようとしたのですが、会社の先輩が『乗せて行ってやる』ということでつくばへ。ギックリ腰で実車に座ることはできませんでしたが、座らずとも見るだけでも状態の良さが伝わって来る感じでしたので『これも縁かな』と決めました」
ちなみに、なぜサンルーフ? なぜ5.7LのR/T?
「もともとはオープンカーに乗りたかったのです(笑)。ですがチャレンジャーにオープンはありませんからサンルーフで代用ですね。あと5.7Lはラムの時から乗っていましてその良さを知っていたのと、5.7Lの方がドロドロしたV8サウンドを強く感じるのであえて選んだ感じです」
聞けば、澤田さんはBCDの横浜店にも赴き6.4LV8と5.7LV8のエンジン&排気サウンドを聴き比べを行っているという。
で、6.4Lにはスポーツカー的な感じがあり、一方で自分が求めているアメ車的な音や振動は5.7Lの方に強く感じたという。つまり金額的な差でR/Tにしたのではなく、比較してあえて5.7Lを選んだということだ。
確かに5.7Lの方がレッドゾーンが低い分密度が高い気がするし、重低音サウンドも響く感じがあるから、そこに惹かれたのだろう。
で、改めて購入されたチャレンジャーであるが、今年8月に購入されたR/T。2021年型で6700キロ走行を728万円で購入。もちろんサンルーフ付き。購入後約二ヶ月経った現在、約1000キロ程度走行され、その間にマフラーをサクソンレーシングでワンオフ製作したという。
「外観は変えずにタイコを取ってストレートパイプにした大人仕様です」
パッと見ノーマル見えるが、音がまるで違うのはそのせいであり、実際の速度よりもサウンドや雰囲気を大切にする澤田さんのチャレンジャーライフは、まだ始まったばかりである。
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