更新日:2025.01.16
文/石山英次 写真/ステランティス
最初に断っておくが、このチャージャーデイトナを日本でナンバー取得して走らせることは今のところできない。EVだからである。
なので記事にする必要があるのか、という思いもあるのだが、忘れちゃいけない、このチャージャーには続きがあり、今年後半、もしくは来年初頭にはガソリンエンジン搭載モデルの「シックスパック」がデビューする。
ということで、事前調査を含めたチャージャーデイトナ考察である。
まず、EVのチャージャーデイトナには「チャージャーデイトナ R/T」と「チャージャーデイトナ スキャットパック」の二種類が存在する。
「チャージャーデイトナ R/T」は496hpのパワーと最大トルク404lb-ftを発生させ、「チャージャーデイトナ スキャットパック」は670hpのパワーと最大トルク627lb-ftを発生させる。
ちなみにダッジ曰く、「チャージャーデイトナ スキャットパック」はEVマッスルカー最速という。
▲新時代のEVマッスルカーということではあるが、今後登場予定のガソリンモデル「シックスパック」への期待が止まらない。
▲旧時代のチャージャー&チャレンジャーをベースにしているデザイン。
▲EV車であるから充電が必要になる。
次にデザインだが、見たところ、旧時代のチャージャー&チャレンジャーをベースにしていることが一目瞭然。唯一、フロントスポイラーが目新しい部分だが、恐らく、それはフロントにエンジンを搭載しないEVモデルのみではないかと予想する。
一方インテリアは、EVではあるが、あえてガングリップタイプのシフトノブを設置しているところが特徴的。
それ以外のデジタルコックピットはイマドキの乗用車的な感じであり、例えばテスラのような近未来的な雰囲気は一切感じない。
どちらかといえば、旧時代のチャージャー&チャレンジャーから乗り換えやすい雰囲気を設えている、とも言える。
よって新型チャージャーデイトナは、EVマッスルカーではあるが、それ以前のガソリンモデルからの乗り換えのしやすさを狙ったEVモデルと言えるだろう。
▲乗用車的なデジタルコックピットが採用されている。
▲ガングリップタイプのシフトノブが設置されている。
▲EVチャージャーのデザイン的特徴になっているフロントスポイラー。
ちなみに、このEVチャージャーデイトナには、独自のエキゾーストシステム(Fratzonic Chambered Exhaustシステム)が搭載され、オリジナルの排気サウンドを発生させる。
すなわち、ガソリンエンジン車が加速とともに発生させる加速時のサウンドに似たような轟音を生成するのである。その高まりがドライバーを高揚させるという=これまたガソリンモデルからの乗り換えのしやすさを狙った仕組みと言えるだろう。
正直、そこまでしてEVにする必要があるのか、とも思うが、12月初頭に公開されたダッジの下記動画『Save the Planet』にその秘密が隠されている。
19,404円
PERFORMANCE
6DEGREES
19,998円
PERFORMANCE
6DEGREES
3,480円
MAINTENANCE
GDファクトリー千葉店
48,070円
EXTERIOR
6DEGREES