TEST RIDE

[試乗記]

「R/T」をベースにしたオンリーワンのチャレンジャー

2015 ダッジチャレンジャー (DODGE CHALLENGER)

各種カスタムパーツが織り成す巨大なインパクト

シャインストリートが製作したR/Tベースのカスタマイズカーを取材した。走行4000キロワンオーナーの極上車であり、強烈なインパクトと程度の良さが特筆ものだった。

更新日:2017.05.30

文/吉田昌宏 写真/石山英次

取材協力/シャインストリートジャパン TEL 045-507-6464 [ホームページ] [詳細情報]

劇中車から得たヒントを具現化

 2008年に登場した現行ダッジチャレンジャーのカスタマイズモデルといえば、すでに出尽くした感が否めない。とはいえ、モディファイやチューニングのプロショップたちは、目の肥えたユーザーたちを満足させるべく次の一手を考える。

 最近で言えばワイドボディ仕様やスーパーチャージャー装着といった手法がチャレンジャーには目立つが、そうしたモデルたちが市場のニーズのメインストリームかといえば言葉に詰まる。どんなに目立つボディやハイパワーを謳ってはいても、エンドユーザーが公道で気軽に実践できなければ意味がないからである。

 そんななか現れたサブライムグリーンのチャレンジャー。FF7と呼ばれるそれは、劇中車をモチーフとしたアプローチで、ある意味定番化されたチャレンジャー・カスタムに風穴を開ける。

 劇中車とは、映画「ワイルドスピード7・スカイミッション」(原題「Fast and Furious 7」)に登場したチャレンジャー。

 最新のワイルドスピードは8作目となるから、7作目となるスカイミッションは、一作前のシリーズ歴代興行収入記録を更新したメガヒット作。その中に登場するチャレンジャーのグリルガードやサイドガードが装着されたオフ仕様こそが、このFF7のベースとなったモデルである。

 ところで、この手法はあるカスタムカーがヒントになっている。それは、マスタングをベースとした現代版エレノアである。日本ではASDNが中心となって発売を開始し、爆発的なヒット作として記憶に新しい。

 そのエレノアは、映画「60セカンズ」に登場しているエレノアを、現代のマスタングベースに用いたある種のキットカー。映画に登場しているエレノアは、60年代マスタングをベースとした旧車であり、もともと現代版のマスタングベースで登場しているものではない。

 すなわち、劇中車からヒントを得て現代のマスタングベースに作り替えたものこそが、現代版エレノアだったわけである。

シェイカーフードとラムエアは、あのエレノアボディを制作するパーツメーカーのも。R/Tベースだが、一瞥してR/Tとはわからず、ボディカラーを含めたインパクトは、ヘルキャットを超える。オリジナリティの勝利である。

リアスポイラーは純正のSRTパーツを装着。リアスポイラー上面にはルーフからの流れでサテンブラックのラッピングが施される。

映画「ワイルドスピード7・スカイミッション」(原題「Fast and Furious 7」)に登場したチャレンジャーがこれ。グリルガードやサイドガードが装着されたオフ仕様だった。

R/Tをベースにオンリーワンのカスタマイズ

 で、FF7に関して言えば、ワイルドスピードに登場している劇中車をベースに、そこからヒントを得て再現版を作った仕様である。

 ただし、ワイルドスピードに登場している劇中車チャレンジャーは、現行型のチャレンジャーベース。ということで、まんま同じく劇中車仕様を作ることも可能だったが、そこはシャインストリート。新たなる風を送り出すためのデモカー制作として、独自アレンジもしっかりとなされている。

 ベースとするのは2015年型の「R/T」。のちにシート加工を施すためにあえて「R/T」の一番ベーシックなモデルをチョイス。また、カスタム加工を考えれば、ベースグレードでも十分魅力が発せられると考えたからである。

 さらにエクステリア。ボンネットフードをFRP製のシェイカーフードに、そしてラムエアーを装備。フロントヘッドライトにはヘルキャット用のエアインテークを両サイドに使用することで、実際の吸気効率上昇と迫力を増している。

 一方、劇中車同様オフロード仕様の雰囲気を出すべくKMC20インチホイールを履き、既存のカスタムイメージにはない新たなスタイルを造り出す。

サテンブラックのラッピングが施されたボンネットフードとシェイカーが見事マッチしている。

搭載されるエンジンは5.7リッターV8HEMI。372hp、最大トルク400lb-ftを発生させる。チャレンジャーに搭載されるV8エンジンでは末弟となるが、それでも370hpあれば十分とも言える。

オフロードを走る雰囲気を再現するべくチョイスされたホイールはKMC XD81の20インチ。日本でこのホイールを履くチャレンジャーにはこれまでお目にかかったことがない。

走っている姿が美しい。その一言に尽きる。

ワンオーナーの4000キロ走行車という抜群の程度

 サブライムグリーンのボディは、ブラックとのツートーンに描かれているが、これはサテンブラックを使用したラッピングにより施工されており、フロントフードからルーフ、リアスポイラー上部に至るまで、そしてボディサイドへと続くことでグラフィカルな劇中車そのものの雰囲気を出すことに成功している。

 インテリアは、あえてベースグレードの布地シートをスエードに張替え、質感向上をもたらしているのである。

 なお、シェイカーフードとラムエアは、現代版エレノアに使用されているエアロと同メーカーのアフターマーケットパーツであるために、気軽にシェイカーモデルに変貌することが可能であり、ヘルキャット用のインテークは、チャレンジャーオーナーではない筆者でも欲しいと思わせた純正パーツである。

 聞けばシャインストリートは、本国本社において過去「ワイルドスピード3」の劇中車制作を担当していたという。そういう繋がりもあって今回のカスタムカー制作に至ったという経緯があり、「Fast and Furious 7」=FF7と独自に名づけたのも頷けるのである。

 市販パーツとオリジナルパーツを融合させ、ベースグレードたる「R/T」とは思わせない抜群のビジュアルと品質感をもたらすFF7。この車両は2015年型がベースになっているが、日本にて登録されたのが2016年。ワンオーナーの4000キロ走行車で車検も車検 H31年2月まで残っているというから価格的にも相当に値ごろ感が高い。

 また見た目の全体の印象は、まさにヘルキャット以上の雰囲気をもたらし、サブライムグリーンというボディカラーとあいまって、周囲に与えるインパクトも相当に高い。

 くわえて、製作の過程で使用されている各パーツが手に入れ難い高価なパーツではなく、アイデア勝負の新しい提案が含まれており、コンセプト全体が非常に新鮮かつ魅力的である。

R/Tのベースグレードは布地シート。逆にあえてセレクトすることで、シートをスエードに独自張替え。サブライムグリーンのアクセント刺繍とステッチを入れ、同様にドア内張りも張り替えを行っている。

SRTパーツも使ってオリジナリティにひと役。高価なパーツの羅列ではないところがこのチャレンジャーの特徴でもある。

シャインストリートのアレンジによりヘルキャット用の純正ヘッドライトインテークを両目に使用している。小ワザのアレンジだが、R/Tのグリルともマッチし効果は非常に大きい。

マッスルカーならではの遊びも込められている

 代表の太中氏は「高価なトップモデルだけがマッスルカーの楽しみ方ではありません。チャレンジャーの場合、同じV8エンジンでも3つのバリエーションがありますから、あえてR/Tをチョイスしてカスタマイズとともに自己アピールしてオンリーワンの愛車を作り上げるのも楽しい作業です。ですから、ボディカラーも、白や黒じゃつまらない。マッスルカーならではの遊びも込めてサブライムグリーンをチョイスしたのです」

 新車で日本に持ち込まれ、渋谷に住むシャインストリートの管理ユーザーの方によって刻まれた4000キロという走行距離。もちろんシャインストリートが定期点検していただけに、ヘタな中古並行車のチャレンジャーを買うよりも圧倒的に安心感が高いのは言うまでもないのである。

高価なベース車両というわけではなく、R/Tを題材としているところが、この車両の素晴らしさ。このコンセプトなら、多くのチャレンジャーユーザーが真似できるはずである。

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