TEST RIDE

[試乗記]

歴史に残るダウンサイジングのマスタング

2019 フォードマスタング コンバーチブル

直4ターボ搭載のバリエーションモデルを楽しむ

直4ターボエンジンを搭載したマスタングのコンバーチブルを取材した。

更新日:2025.03.26

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

天候や気温に左右されないアメ車の名品

 例えば2015年から2023年型マスタング。誰もが憧れるV8モデルは多くの業者が扱っていたから今でも国内流通の中古車でまかなえるかもしれない。基本的にV8は並行輸入車である。

 だが一方で、2015年から2016年の時期においては国内にフォードジャパンが存在し直4ターボモデルのディーラー車が出回っていたから、あえて直4モデルを直輸入する業者は少なかった(もう少し正確に言えば、V8モデルを輸入した方が商売としての旨味が多いとも言えるだろう)。

 それゆえに今、プレミア価格と言われる直4ターボモデルのディーラー中古車が存在する。いわゆるフィフティーズエディションというやつである。

 なぜプレミア価格なのか?、ディーラー車だから?

▲2019年型マスタング直4エコブーストターボ搭載モデルのコンバーチブル。ポニーパッケージ装着車。

▲走行4.1万キロのBCD車両でボディカラーはコナブルー。

 確かにディーラー車に安心を感じるのはわかるが、そうは言ってももはや日本に正規ディーラーは存在しない。なので、そこまでこだわらなくても良いのではないか、と思わなくもない。

 同時に、その金額帯を出すなら、直4ターボモデルの他のバリエーションモデルを入手できるかもしれない。ただし、それらは直輸入車になる。

 ちなみに直4ターボモデルに関しては、2018年にマイナーチェンジが行われ、デザインの若干の変更と搭載エンジンのトルクアップ、そして6速ATから10速ATへの変更が行われている。

 直4ターボエンジンと10速ATとのマッチングこそが新時代のマスタングに相応しいと思うし、実際に燃費等を鑑みても10速ATが優っているから、あえて2018年以前の6速ATをチョイスする必要性を感じないのが正直なところだ(別の楽しみを持つ6速MTならその限りではない)。

▲幌のロックを外し、頭上のボタンを押すこと約10秒足らずで開閉が可能。

▲幌を下ろした時のスタイリッシュな雰囲気が最高。幌を閉じた時の耐候性の高さも十分にある。リアウインドーはガラス製のため耐久性や視認性も良い。

▲こちらが頭上のボタン。操作中は、ボタンを押したままの状態を維持する必要があるが、現段階では最高に簡易的な方法である。

 BUBUのBCDは、国内ディーラー車が存在する時点から直4ターボモデルのバリエーションをあえて直輸入しており、同時にV8モデルも輸入していたから、一時期ショールームにはマスタングのフルラインナップが形成されていた。

 その当時からダッジチャレンジャーとマスタングの専門店として直輸入を行い多くの在庫車を所有していたのである。

 すなわち、そういった各モデルの整備を含めた面倒を見ることが可能であるということを意味しており、それは今もなお続いている。

 そう、マスタングで言えば直4ターボモデルのコンバーチブルであり、MTミッションモデルである。

 「BCDとしては、マスタングの間口を広げ、『ユーザーの欲しい』を制限することなく、希望を叶えることを優先してきました。同時に、それら車両に対する最新の電子デバイスを各店舗に揃え、整備対応を行うことで販売した車両に対する自社の責任も負っています」

 また「日常的にライトに使い、たまに長距離を走ったりする程度で、費用対コスト的なものを重視するようなオーナーさんにとって直4ターボは非常にありがたい存在です」ということである。

▲搭載される2.3リッター直4エコブーストターボエンジンは、310hp、最大トルク350lb-ftを発生させ、想像以上に強烈なパワー感を発生させるエンジンである。

▲ポニーパッケージ装着によりグリルも変わっている。

▲純正メッキホイールの輝きがコンバーチブルに良く似合う。

 もちろん買えるならV8GTやシェルビーGT350に乗りたいが、「そこまでの費用は出せないけれどマスタングに乗りたい」というユーザーにも門戸を広げているという点で非常に貴重な存在だし、実際に走りの性能だけで言えば、直4ターボ搭載モデルはV8GTに勝るとも劣らないほどの能力を持っている。

 すなわちマスタングラインナップの中で下位に位置するからといって骨抜きの安価モデルではない(映画やドラマで見るあのマスタングに乗れるのだ)。

 プラスして車両の耐久性も群を抜いているから、「長く乗るつもり」なら逆にオススメの存在でもある。くわえてコンバーチブルなら、そのレア度を含め満足度が非常に高い。

 ということで取材である。2019年型コンバーチブル、走行4.1万キロのBCD車両である。

▲インパネの質感は高く、装備品の豊富さにも満足感は高い。BCD車両としての状態も非常に良い。

▲直4エコブーストターボと10速ATとの組み合わせで本領発揮する。

▲オプションのデジタルメーターを装備する。

 ボディはコナブルーで、シートがブラックの鉄板カラーとなっている点がポイントである。

 さすがはオープンカーの国のクルマ。とにかくカッコイイ。オープンにすれば、ひと目につくし相当目立つだろう。ブルーのボディは日本的な紺に近く断然お洒落だし、他と異なるセンスが発揮できる。

 何より日常と非日常とをワンタッチで切り替えることができるのが最高である。これぞアメ車の名品だろう!

 搭載されるエンジンは、2.3リッター直4エコブーストターボ。310hp、最大トルク350lb-ftを発生させ、10速ATと組み合わされる。これまでに何度も試乗しているし、コンバーチブルにも複数回試乗しているが、直4ターボは想像以上に強烈なパワー感を発生させるエンジンであるから、十分に楽しめるのは間違いない。

▲シートの状態は非常に良い。くわえて4座あることで使い勝手に優れる。

 コンバーチブルは、電動仕様であり、シートに座り頭上の手動ロックを外しボタンを押せば約10秒ちょっとでトップが開く。もちろん幌を閉めた状態での耐候性や静粛性は十分あり、クーペとしても使えるほど完成度は高い。

 「今や幌の耐候性は格段に向上していますから、日本の気候でも十分に対応できます」と実体験を踏まえた、マスタングコンバーチブルの能力の高さをBCDスタッフが説明してくれたが、本当に納得できるほどの幌の出来である。

 くわえて4座のコンバーチブルというのが断然オシャレであり、それが映画やドラマで見た、もしくはハワイやグアムで乗った、あのマスタングというのが素晴らしい。

 繰り返すが、BCDは国内ディーラーが存在する時から自社で直輸入を行い独自に整備やアフターフォローを行ってきた。国内ディーラーがなくなって以降もそれは変わらず続けられているから、長年の充実したノウハウとともにこれからもマスタングの販売や整備を継続していくのである。

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