TEST RIDE

[試乗記]

史上最強のアメリカン・トラック

ダッジ ラム SRT-10 イエローフィーバー

DODGE RAM SRT-10 yellow fever

フェラーリよりも目立つ外観と500psのエンジンだけでも十分過ぎるくらい魅力的なトラックだ。

更新日:2010.02.01

文/編集部 写真/編集部

取材協力/ジャパンレーストラックトレンズ TEL 03-5661-3836 [ホームページ]

目を瞑っているとトラックには思えない

 目を瞑って運転席に座り着座位置をあわせてみる。シートの感触はアメ車らしからぬフィット感。さらに座面がヌバックのため滑りにくい。ペダル位置とステアリング位置を確認し、右手で操作すべきシフトに手を伸ばす。シングルキャブにはもともとATの設定はないというから、ミッションは必然的にMTだ。その感触はひと言で、「男らしい」といえるもの。ストロークは若干長いが、剛性感が高いため迷わずシフトを叩き込める。ゲートが明確なためシフトミスする心配もなさそうだ。
 まだ目を瞑っている。だから、このクルマがトラックだなんてゆめゆめ思っていない。ステアリング右に位置するスターターボタンを押す。するとバイパーと同じV10エンジンがいとも簡単に目覚め、「ボー」っと勇ましい排気音を奏でる。そこそこ重いクラッチを踏み込み、ギアを1速に入れ、ゆっくりとクラッチを踏む左足を持ち上げる。

エンジンは、バイパー用がそのまま搭載されている。8.3リッターで500psを発生させるトラックなんて、アメリカでしか生まれないだろう。

驚くほど洗練されている現代的マッスルカー

 クルマが若干動き始めると同時に、ゆっくりと目を開けてみる。運転席からの視界は、バイパーSRT-10よりも良好だ。さらにクラッチも軽いし、ステアリングも軽い。ブレーキも鬼のように効く。このブレーキ、はじめはブレンボかと想像したが、後に聞けばSRT専用品とのこと。それでも効きは十分以上だ。
 このクルマはトラックだ。だから目線の位置がバイパーと全然違う。が、走り出せばすぐに慣れる。車重はバイパーよりも確実に重い。だがそこはさすがに500ps。体感の加速にそれほどの違いはない。少なくとも3000回転付近までは…。驚いたのは、走り出して数分してのことである。このクルマ、ものすごく洗練されている。乗り心地の固さも適度なもので全く苦にならない。チューニングカー的な粗さが全くない。バイパーもそうだったが、「普通」に乗れるのだ。2メートル超の車幅が気にならなければ、クラッチ操作も楽だし、誰でも毎日の足として十分使えるだろう。しかし、希代のチューナー・高橋氏は「その普通さがつまらない。まだまだこのクルマは毒蛇になり切れていない。そこをこれから引き出していく」と今後のチューニング課題を熱く語る。
 個人的には、その普通さが良いと思った。フェラーリよりも目立つ外観と500psのエンジンで十分魅力的であると心底感じた。しかもMT車だ。ノーマルでもかなりの速度域でスポーツできる。ある意味、奇形のスーパーカーだが、ドライバーを熱くさせることに違いはなかった。

インパネ自体はラムトラックそのものだが、ホワイトメーターやアルミ製ペダルシフトなどがスポーティな印象を与えてくれる。シフトはハースト製で、ゲートは明確、感触は良好である。また叩き込むような豪快なシフトも可能である。

ホワイトメーターやイエローフィーバー特有のインテリアカラーが、ドライバーの意識を盛り上げる。メーター周りの雰囲気はまさにバイパーだ。

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