更新日:2022.01.25
文/石山英次 写真/ゼネラルモータース
これまでに何度も何度も「エスカレードにはVシリーズが出るはず」と書いてきた。が、ずっと出ずにいた。
特に現行型エスカレードが2020年に2021年モデルとしてデビューした時には、「エンジンは変わらないのか」と落胆したものだ。というのも、ボディはリファインされ好き嫌いはあるかもしれないが(筆者はめちゃくちゃ好き)、断然良くなっているし、インテリアもめちゃくちゃ良くなり素敵である。
実際に乗っても足は良くハンドリングも良いが、エンジンは前世代のもの。正確には前々回からの継続というところに不満タラタラだった。「だって、世には500hp、600hpのSUVがたくさんあるのに、なぜエスカレードは進化しないのか」と(熟成はされているのだろうが)。
しかもパフォーマンスではミッドサイズのデュランゴSRTにも負けている。もちろん、SUVだから速さを競うわけではないが、アメリカ的思考によれば基本はパワーなはず。だからEVでさえも加速競争にて速さをアピールしているのだから。
で、すでにEV開発競争が行われ始め、「ガソリンエンジンに未来はないかも」なんて思い始めていたから、この発表には「まさか」という思いが先立った。
そう、キャデラックが一部写真とエスカレードのVシリーズ登場を予告したのである。正式な発表は2023年モデルだが、スペック等の詳細は今年春ごろに発表されるという。
だから今現在、何馬力のどんなエンジンが搭載されるかは不明だが、恐らく現行CT5-Vブラックウイングの6.2リッタースーパーチャージャーエンジンが搭載されるのではないかと夢想する。
であれば、668hp、最大トルク659lb−ftを発生させるから、現在の420hpから大幅アップが見込める。もしくは若干ディチューンされ650hp程度になるかもしれないが、それでも200hp以上のアップであるから、動力性能も大幅に向上するだろう。
ちなみに大穴で、すでに生産終了になっているCT6-Vの4.2リッターV8ツインターボエンジンというのも「個人的にはありではないか」と考えている。その場合550hp、最大トルク640lb−ftではあるが、V8ツインターボという個性が加わるからそれもまたよしとも思うのである。
いずれにせよ、キャデラックエスカレードにハイパフォーマンスモデルが出るという事実が非常に大切であり期待されるのである。
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