更新日:2013.03.18
文/石山英次 写真/ジープ / クライスラー
すでにご承知のように、2014年型のジープグランドチェロキーSRT-8には、8速ATが搭載され、フロントマスクやインテリア等に変化が加わり、より一層高級感がプラスされるという(現在5速AT搭載)。
その爆発的な性能に関しては、もはやお墨付きが付くだけに、これらのマイナーチェンジにより、もっと上の層にも訴求しようということなのだろうと思う。上の層というのは、いわゆる欧州車系のオーナーさんたちだ。
個人的には、その性能の高さは認めるものの、「ジープ」というブランド名からか、どうしてもイメージに「泥」を連想させ、オンロードSUVの仲間入りを拒んでいたフシがある。速さ的には余裕でポルシェカイエンやBMW X5と渡り合えるのにだ。
だが、メーカーとしてはやはり「SRT-8」だけは別物(次期チェロキーもだが)、という意識があるのだろうか、こうした積極的なテコ入れによって進化の手を休めず、最速高級SUVとして積極的にアピールしている。日本では、まだ2013年モデルを販売し始めたばかりではあるが、場合によっては「2014年モデルまで待ち」、というのが正解かもしれない。
ちょっと話は変わるが、下の写真はプラムクレイジーに塗られたグランドチェロキーSRT-8である。アメ車を知らぬ者が見れば「何だこりゃ」かもしれないが、われわれアメ車好きが見れば一瞬にして目を奪われる!
ジープの泥臭さとは無縁のオーンロードの雄といった感じである(アメリカ特有の「ザ・マッスルSUV」として売り出せばいいのに)。
このプラムクレイジーが現状で発売されることはないが、この先の展開として、メーカーリリースは十分にあり得るだろう。来年以降のグランドチェロキーからも目が離せない。
一方でチャレンジャー。こちらは本物のプラムクレイジーである。2013年モデルのチャレンジャーには、プラムクレイジーとHEMIオレンジが再び設定されたのである(チャレンジャー、一体いつまで売られるのか?)。
どちらも言わずと知れた伝統のハイインパクトカラーで、この2色はかつて設定されていたが、途中でラインナップから外れていた。
今回のプラムクレイジーは、限定生産であり「RTクラシック」と「SRT8エディション」に設定され、HEMIオレンジも同様に期間限定生産で「RTシリーズ」と「SRT8」に設定される。
また同時に、2013年モデルの「RT」と「RTプラス」にはレッドラインシリーズもセレクト可能となる。
2012年モデルではV6モデルの「SXT」をベースとしたモデルのみセレクトだったが、13年ではV8モデルでもセレクト可能となっている。
レッドラインシリーズとは、20インチブラッククロームホイールにレッドホットエクステリアアクセントやパフォーマンスサスペンション等が装備される特別仕様である(これまためちゃめちゃカッコいい)。
男子一生の買い物として「チャレンジャーの新車」を手に入れることを人生最大の目標としているが、その時は「赤」のSRT-8にしようとずっと夢想していたのだが、このプラムクレイジーを見て、おおっと思う。しかもRTも悪くないなぁと。個人の嗜好としてセンターストライプよりも、こちらのサイドラインがステキだと思うし。
まぁ、我が家の弱い財政基盤ではすぐに新車は無理だけど、いつか必ず! 嗚呼、アベノミクスの円安政策が恨めしい!
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES