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往年の名車がサーキットに!

車楽サーキット走行会 in 本庄サーキット vol.1

チャレンジャーのドリフト挑戦も面白い

12月上旬に本庄サーキットにて行われた車楽の走行会にお邪魔してきました。新旧のアメ車がスキール音を轟かせながら走っている姿を久々に見ましたが、楽しいもんです。とくに旧車の速さにはびっくり。参加されたオーナーさんに話を聞きました。

更新日:2013.12.13

文/石山英次 写真/田中享

取材協力/車楽(ACデルコ西多摩サービスセンター) TEL 0425683373 [ホームページ] [詳細情報]

車楽では恒例となっている走行会

 2005年にオープンした本庄サーキット。全長1.112キロという短い全長ではあるものの、短い直線とヘアピンを結んだコースレイアウトにてアメ車には若干厳しいコースかもしれない。いわゆるストップアンドゴーを短時間の間に何度も繰り返すからである。

 だが、全体的なスピードレンジが低いために、初心者でも楽しめるという利点もある。そういう意味ではお勧めコースのひとつかもしれない。

 今回、車楽が仲間と一緒に参加した走行会を取材して本庄サーキットの面白さと、サーキットを走ること自体の楽しさを改めて認識した次第。

 国産走り屋系車と300、チャレンジャーが一緒に走っている姿にはもちろん感動したが、それとは別にオールド系のマッスルカーが同時に走っている姿には驚きすら覚えたのである。

 「もちろん、イマドキの電子制御の塊のようなクルマに乗ってサーキットを走っても良いんですが、自分は何もない原始的なクルマを操って走るのが好きですし、操る実感が持てるんで楽しいいんです。とくに本庄のようなサーキットだと速度域が低いので安心して楽しめますし」とは車楽代表の飯島氏。

手塩にかけて熟成させてきた飯島氏の66年型マスタング。GT350仕様となっている。車重は実測1290kgということで、現代のアメ車とは比較にならないくらい軽い。それでいてパワーもそれなりに出ているからかなり速い。「意外にジャジャ馬ですけど、こういうのを操るのが面白い」と語る。

ハイカムだけ入れてあるというが、それ以外は日常使用(点火系、水温系等)に基づいたアレンジとなっているエンジン。コブラのヘッドカバーが強烈な印象を物語る。

FRPのボンネットに交換しており、軽量化に一役かっている。

最初は「運転を楽しむ」という目的

 でも、旧車ベースだとクルマの仕上げは大変じゃないですか?

 「旧車だからとか、サーキットを走るとか、特別意識せずに普通に現代の街中を走れるよう手を加えて行けば、そのままサーキットで楽しむことは可能なんです。で、そのままサーキットを走れるレベルであるということは、一般道を普通に走ることができるのは当たり前ですよね。そんな意識で常に旧車には接していますし、ユーザーさんのお手伝いをしています」

 今回車楽が持ち込んでいるデモカーの68カマロと飯島氏が乗っている66マスタング、どちらもサーキット走行に耐え得るよう手が加えられているが、この両者、乗り比べると車輌の動きが如実に違うという。実際には、マスタングに対抗してできたカマロの方がすべてにおいて乗りやすくコーナリングも速いという。こうしたドライビングのリアリティが得られることも、旧車の醍醐味という。

 「イマドキのクルマからでもいいですし、いきなり旧車でもいいですし、サーキットで走らせること(タイムを削ることではない)を是非一度体験してみてください。いろいろ得るものがあるはずです」

 走行会は、レースではないし(もちろんタイム測定はあるが)、マイペースで走っていけることが何より一番の魅力。そんな方々の声をお聞き下さい。

この68年型カマロは車楽のデモカー。ナンバーは取得されておらず、走行会メインの出動となっている。先日も筑波サーキットを走ってきたばかり。

こちらはエンジンにも手が加わっており、チューニングマシンといっても過言ではないレベル。飯島氏いわく「マスタングと比べてエンジン搭載位置も中心に近く低く、トレッド幅等も含めて断然速く走りやすい」。簡単にテールスライドできるというからスゴい。

往年のマッスルカーをMTで操る楽しさは、現代のクルマと比較しても劣らないという。とくにクルマのクセを知りながら操るのが面白いとか。

竹田正悟さんの1973年型コルベット

 見た瞬間「もったいないな〜」(笑)とついつい発してしまったくらい美しいC3コルベット。これを手に入れた竹田氏は「みんなとサーキットを走るために購入した」と語る。しかも、今日がその初日。つまり、先ほど見たコーナーでのスピンは、走行初日にして初めてのスピンとなったわけだ。

 このC3コルベットは、前輪よりもずっと奥にエンジンが搭載されており、見た目以上に重量バランスに優れたクルマ。さすがスポーツカーと唸るようなハンドリングが体感できる。

 「いや〜、今日初めてなんで怖いですね。でもさすがに3回も走ればだんだん馴れてきましたが、まだ後ろのクルマを見る余裕はないです(笑)」

 さすがサーキットを走りたいから購入したというだけあって、何度も出陣していたが、1年後にでも颯爽と操る姿が見れるといいですね!

当時の仕様のホイールがまだそのまま装着されているという超レアな1台。しかも眩しいくらいに輝いた程度絶好調の1台。個人的には大事に飾っておきたいと思えるほどのレベルだった。他に箱スカをお持ちというから、旧車好きなんでしょう。

350 V8エンジンにエーデルブロックのヘッドが装着され日常使用に耐え得る調整が行われている。

ノーマルでは4MTであるが、日常的に使用していると若干の不便を感じるという。落ち着いたら5MTに載せ変えたいと思っているという。

初めての参加ということでしたが、果敢にアタックしていました。スピンもしていましたが、速度域が低いので、大怪我はしませんし。

永山さんの1968年型マスタング

 もともとダッジコロネットに乗っていた永山さんだったが、さすがにコロネットではサーキット走行に向かない(笑)。ということで、一念発起してこの68マスタングを手に入れたのだが、もともとのコンディションもあり、ベースとして手に入れ仕上げていくのに時間がかかっており、今はまだその途中という。

 「最初の段階で『手間も費用もかかる』ことは承知してましたら、まずは仕事から変えて起業し、資金や時間をつくってこのマスタングに注いでしますよ」という。

 390エンジンをパワーアップし5MTに載せ変え、着々と進化している途中であるが、すでに普通に普段乗りできる状況にはなっているので、今後豊富なアフターパーツを駆使してスペシャルな1台に仕上げていくという。

なみなみならぬ意気込みを持ってこのマスタングを手に入れた永田さん。もともと旧車好きということもあって、旧車にまつわるトラブルにも非常に寛容というから素晴らしい。現状、日常的な使用には十分耐え得るから、この先の進化に期待である。

各部の強化やパワーアップに伴い普段使いには問題なくなっているので、5MTに換装するなどして、パフォーマンスアップに向け準備中である。

ZEAL FACTORYで製作した68年型エレノア

 めちゃめちゃキレイなエレノアがサーキット走行? とも思ったが、当日は見学。だがその息をのむような出来映えの見事さに多くの来場者が寄って来る。

 「普通に通勤で使えるように」というオーナー氏の注文を見事実現したこのZEAL FACTORY号には、302エンジンをベースにチューンされたV8、足回りには4リンクのコイルオーバーにSSBCブレーキ、そしてエアコンにパワステ、パワーウインドーに…と、旧車という言葉がイメージするモノとはまるで別もののようなクルマに仕上がっている。
 
 撮影時にエンジンをかけてもらい若干の移動をお願いしたが、まるで普通の現代車のように短いクランキングでいとも簡単にかかり、何事もなかったように移動する姿に、一同感動。「これなら乗ってみたい」という方も多数いるんじゃないかと思うくらいの完成度だった。

ZEAL FACTORYの方にお話を聞きました。「普通に走ってエアコンも聞いて何一つ不自由しませんよ」とのこと。

美しいエンジンルーム。見ただけで見事な仕事をしているなと分かるオーラが漂っている。

内外装ともにある意味完璧な1台。ナビまで付いているし、こんなクルマに毎日乗れるのだから羨ましい。

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