REGULAR ARTICLES

[連載]

オリジナリティの追求

シボレー コルベット VOL.1

CHEVROLET CRVETTE C5

スーパーカー・ミーティングに影響を受けたC5オーナーが、行き着いたカスタマイズ方法とはいかに? ピンクのボディカラーが眩しい、斬新な1台を2回に分けて紹介しよう。

更新日:2011.11.08

文/編集部 写真/編集部

取材協力/ジャパンレーストラックトレンズ TEL 03-5661-3836 [ホームページ]

走り仕様の硬派なC5

 たとえばの話、スポーツカーを買ったからといって、誰もが「サーキットを走りたいと思っている」と思ったら大間違いかもしれない。もしくは200キロ/hオーバーの世界で競いたいなんてことも。中にはカッコだけで、飛ばす気なんてさらさらないオーナーさんだっているでしょうし、もしくは美しいものが好き(だから流線型のスポーツカー)というナルシスト的なオーナーさんだって多数いらっしゃるはず。そして目立つことが何よりも好きなんで、いわゆる少数派のスポーツカーにカッコ良く乗ってただ自己主張したいだけ、という方々も多方面に実在している…。特にアメ車を愛する方にはそういった傾向が強いかもしれない。
 アメ車にはさまざまな楽しみ方がある。だから、きらびやかに輝くC5が街中を爆走していたとしても、それはそれでいいのである。

 このピンクにペイントされたC5コルベットは、C5コルベットの中でもとりわけ走り向けにセッティングされたZ51。Z51といえばMTで走らせる硬派なC5であり、そいつを手に入れたオーナーさんは独自の考えに基づいたカスタムを着々と進めて行った。
 まずはマフラーを換え、エアクリーナー交換で吸排気系チューニングを施し、足回りは車高調整とホイールを換えて、Z51の基礎体力を向上させた。そしてエクステリアには硬派な大型GTウイングを装着し、さらにライトアップ時の空力を考えた結果(?)、リトラクタブルヘッドライトを当たり前のように廃止した。そして出来上がったのが、レーシングコルベットさながらの硬派なC5。しかもオリジナルカラーがイエローだったので、かなり目立った存在だった。

ランボルギーニカウンタックのインテリアであるが、ご覧の通りの仕様。個性を求めたゆえのカスタム。こういったスーパーカー達が、大黒などでミーティングを行っていれば、好き嫌いは別として、それこそかなりのオーラだろう。

今回の施行を前に、ガルウイングにして自分なりの個性をアピールしていたのだが…。

大型リアウイングとマフラーも事前に換えていた。車体やマフラーサウンドの迫力はかなりの物だったが、今回、フロントヘッドライトとホイールのカラーリングを変えることでさらなる破壊力がプラスされた。

大黒ミーティングで受けた衝撃

 スポーツカーやスーパーカー・オーナーが夜な夜な集いミーティングを行っているのは今も昔も変わってない。が、聞くところによると自慢のネタが今と昔ではまったく違うという。たとえばひと昔前の大黒では、ミーティングと称して集まったオーナーたちはその後それぞれのマシンの性能について語り合い、そしてそれぞれの目標に向って(?)走り出して行くのがフツーだった。
 ところが最近では、性能も重要なのだが、それ以上に個性というか「インパクト」にこだわったマシンが続々と集まっているという。その一例が右上記の写真。ランボルギーニカウンタックのインテリア!。かなり奇抜な存在に見えるかもしれないが、いま、こういったキラキラ系および電飾系カスタムを施したスーパーカーがかなりの勢いで増殖中である(もちろん硬派なミーティングも多数あるでしょうが…)。

 硬派なC5になったAさん(仮名)、そして自信満々のAさんが大黒で受けた衝撃はかなりのものだった!
「速さなら20年落ちのランボにも負けねーぜ」と思っていたかどうかは不明だが、当日、スーパーカー相手に一発かまそうと意気込んでいたAさんの前に立ちはだかった大きな壁。そこには、C5など歯牙にもかけないきらびやかなオーラが充満し、その雰囲気に一発でノックアウトされたのだった。

「オレも仲間に入りたい…」

 すぐさま次なる手を打ったのは言うまでもない。まずは両ドアをガルイングにした。そしてボディをピンクにペイントし、ボディ各部にLEDを仕込んで一気に電飾系のマシンに仕上げた。だが…。
 何かが違う。ミーティングに参加しても人の足を止めることができない。結構派手になっているのに…、なぜ? やっぱりベースがいけないのか? それとも? 

ピンクのボディカラーに負けない強い個性を持たすために、ホイールのリム部分を赤を基調としたラメ仕様にリペイントした。スポークとの差別化も演出のひとつ。

正直、日中ならこのピンクのボディカラーだけでも相当目立つ。今のような季節だと西日がさしてきて、それがまたいい輝きを見せる。けど、夜になるとまったく目立たないので、夜ミーティングでは何かひと工夫欲しい感じも良くわかる。今回はそういった希望ゆえのカスタムとなった。

オリジナリティの欠如

 そこで、スーパーカーに貼られていた「レーストラック」というステッカーを頼りに高橋氏に連絡をした。そして言われたのが、「オリジナリティの欠如」だった。
 AさんのC5には、それはそれは高価なパーツが随所に奢られていたが、どれをとっても「ただ付けただけ」だった。いわゆるポン付け。つまりそこには「戦略」がなく、そのパーツをどう演出するのか? したいのか? そういった意思がまったく感じられなかったという(目立ちたいのは分かるが)。
 たとえばLEDを取り付けたいとする。で、そこに必要なのは、どこに、どう取り付けるか? そしてどう演出するか? であって、これまでの常識にとらわれないアイデアが必要にある。だからこそ、人は驚き、足を止めるのである(人を楽しませる力が宿るのだ)。
 高橋氏と話をし、手にかかったランボやフェラーリなどを実際に目にしたことで、Aさんはさらなるカスタムに挑戦する気になったという。
 とわいえ予算に限りもあるのでその部分を徹底的に話し合った。そして出た答えが、リトラクタブルヘッドライトの復活。そしてスワロフスキーを使った演出。またピンクというボディカラーに負けていたブラッククロームのホイールのリペイントだった。

リアテールにはLEDが仕込まれているなど、事前にオーナー自らがカスタムを施していた。だが、今回はフロント中心に手を入れたということで、いずれリアにも何かしらのアイデアがいかされることになる。すなわち今回は序章ということで。

>> シボレー コルベット VOL.2 へ続く

RELATED

[関連記事]

1990 シボレーカマロ IROC-Z

TEST RIDE

エイブル

2015 シボレーコルベットC7

TEST RIDE

BUBU / ミツオカ

2020 シボレーカマロSS vol.2

TEST RIDE

BUBU / ミツオカ

SHOP

[同店舗記事]

スロットルコントローラー for ジープブランド車

REGULAR ARTICLES

ジャパンレーストラックトレンズ

1992 シボレーコルベット C4

TEST RIDE

ジャパンレーストラックトレンズ

2002 シボレータホ リフトアップ

TEST RIDE

ジャパンレーストラックトレンズ

1992 GMC サイクロン

TEST RIDE

ジャパンレーストラックトレンズ

1997 シボレータホ 2ドア

TEST RIDE

ジャパンレーストラックトレンズ

ダッジ デュランゴ ACR

REGULAR ARTICLES

ジャパンレーストラックトレンズ

ARCHIVES

[アーカイブス]

ARCHIVES

[アーカイブス]

2019 フォード シェルビーGT350

TEST RIDE

BUBU / ミツオカ

2019 シボレーコルベット グランドスポーツ

TEST RIDE

BUBU / ミツオカ

A-DAY vol.3 参加車両紹介(73~90)

SPECIAL ARTICLES

2015 シボレーコルベット (CHEVROLET CORVETTE)

TEST RIDE

シャインストリートジャパン

フォードフォーカス (FORD FOCUS)

TEST RIDE

フォード新滋賀

NEWS & INFORMATION

[ニュース&お知らせ]

TEST RIDE

[試乗記]

SPECIAL ARTICLES

[特集]

CAR

[新着アメ車]

シボレータホLSリフトアップ新車並行
シボレータホLSリフトアップ新車並行

198万円

年式:1997年

走行距離:53,990km

ガレージダイバン

ダッジチャレンジャーRTプラス
ダッジチャレンジャーRTプラス

798万円

年式:2019年

走行距離:11,368km

ガレージダイバン

フォードマスタングエコブースト50イヤーズエディション
フォードマスタングエコブースト50イヤーズエディション

428万円

年式:2015年

走行距離:49,998km

ガレージダイバン

クライスラー300SS
クライスラー300SS

208万円

年式:2013年

走行距離:47,084km

ガレージダイバン

PARTS

[新着パーツ]

AC Delco ブレーキパッド 17D1718M リア シボレー コルベット C7 アメ車
AC Delco ブレーキパッド 17D1718M リア シボレー コルベット C7 アメ車

12,810

PERFORMANCE

6DEGREES

AC Delco ブレーキパッド 17D1082CH リア フォード マスタング
AC Delco ブレーキパッド 17D1082CH リア フォード マスタング

17,298

PERFORMANCE

6DEGREES

AC Delco ブレーキキャリパーASSY 18FR1379 フロント左 エスカレード アストロ タホ サバーバン サファリ
AC Delco ブレーキキャリパーASSY 18FR1379 フロント左 エスカレード アストロ タホ サバーバン サファリ

18,420

PERFORMANCE

6DEGREES

ACデルコ エンジンオイルエレメント PF64 シボレー コルベット カマロ キャデラック ATS CTS
ACデルコ エンジンオイルエレメント PF64 シボレー コルベット カマロ キャデラック ATS CTS

2,090

MAINTENANCE

6DEGREES

スーパフォーマンス・ジャパン公式HP有限会社 スペース YOKOHAMA

CAR

[新着アメ車]

シボレータホLSリフトアップ新車並行
シボレータホLSリフトアップ新車並行

198万円
支払総額230万円

年式:1997年

走行距離:53,990km

ガレージダイバン

ダッジチャレンジャーRTプラス
ダッジチャレンジャーRTプラス

798万円
支払総額826万円

年式:2019年

走行距離:11,368km

ガレージダイバン

PARTS

[新着パーツ]

AC Delco ブレーキパッド 17D1718M リア シボレー コルベット C7 アメ車
AC Delco ブレーキパッド 17D1718M リア シボレー コルベット C7 アメ車

12,810

PERFORMANCE

6DEGREES

AC Delco ブレーキパッド 17D1082CH リア フォード マスタング
AC Delco ブレーキパッド 17D1082CH リア フォード マスタング

17,298

PERFORMANCE

6DEGREES

スーパフォーマンス・ジャパン公式HP有限会社 スペース YOKOHAMA

ページトップ