更新日:2011.01.23
文/石山英次(ishiyama eiji) 写真/ゼネラルモータース
最近、レアなアメ車の記事を作ることが多くて…、ここで紹介するシボレーSSRもやっぱりそんな仲間に入れるべき1台かと。
こういったレアなアメ車に共通して言えることは、製造期間が非常に短い。つまり商業的には上手くいかなかったものが多い。だからか、ある程度時間が経つと忘れ去られてしまう…。
けど、クルマとして今見ると非常に魅力的だったりするんですよね。別に造りが悪いとか、駄作というわけではないし。逆に数が少ない=レア=かぶることが少ない。というわけで、SSR。
シボレーSSRは、コンセプトモデルとして2000年に登場し、2003年にインディ500ペースカーとしてデビュー。その後正式導入にいたり、爆発的な人気とはいかずもそれなりに売れた。SSRは2003年から2006年の4年間製造された。
このSSRの最大の特徴は、トラックでありながらもオープンキャビンを持ち、そのルーフが電動で開閉すること。つまり、電動開閉式のメタルトップを装備した2シーター ピックアップとなる(ボタン式で25秒で開閉可能)。
だがしかし、誤解してならないのは、このクルマはトラックがベースであるということ。決してコルベットなどのスポーツカーがベースではないので、走りは当然ながらトラックを感じさせるものとなる。
2003年デビューしたSSRは、5.3リッターボルテックV8エンジンを搭載し、300hp/5200rpmを4速ATを介してFR駆動した。
ところが、2005年からはそれまでのタホ、サバーバン同様のエンジンからC6コルベットと同様のLS2エンジンに換装し、390hpを発生させるにいたった。この年から4ATだけでなく6MTを搭載し、スポーツカーさながらのドライビングが可能になったという。
ボディは4862×1996×1631ミリで、ホイールベースが2946mm。フルサイズというよりは、若干小さいミディアムサイズ。そして足回りがフロントがダブルAアームでリアがマルチリンク、タイヤは前後異形サイズとなりフロントが19、リア20インチを装着している。
このクルマ、過去に撮影だけに同行したことがあるのだが、乗った経験は一度もない。個人的に今一番気になるアメ車だけに、どこかで試乗できないか? 探しているところだ。
12,810円
PERFORMANCE
6DEGREES
17,298円
PERFORMANCE
6DEGREES
18,420円
PERFORMANCE
6DEGREES
2,090円
MAINTENANCE
6DEGREES