アメ車ワールドで計10回にてお届けしてきたキャデラックCTS-Vカスタムプロジェクトも一応の完成をみて、新時代のキャデラックとして「最高に刺激的なマシンに仕上がった」と紹介させてもらったのは既報のとおり。
>> これまでのキャデラックCTS-Vプロジェクト を見る
そんなクワッドドライブ改CTS-Vは、デイリーユースの使い勝手とパフォーマンス向上の両立を目指し製作されたわけだが、じつはアメ車ワールドで紹介後もなおコツコツと手が加えられ、各部のリファインが図られていたのである。
サスペンションの経過報告等もとりつつ、各部のメンテナンスや調整、さらにデフやアクスルシャフトの交換等。インテリアでは全体的に日本製のリアルカーボンに張り替えられる等、クオリティの向上にも目が向けられていた。で、遂にひと通りの完成型となり、このたびクワッドドライブのデモカーとしての役割を退任する運びとなった。
というわけで朗報である。このCTS-V、もし欲しいという方がいたら販売可能であるという許可をいただいたのである。
このCTS-Vは、2011年型の並行車で現在走行1万6000キロ弱という。しかもクワッドドライブの自社管理車であり、チューニングから整備&テストドライブまでをすべて林氏が行っていた経緯を持つ。
チューニングに関する内容やその他レポートはアメ車ワールドにて確認して欲しいが、その完成度やクオリティに関しては折り紙付きである。そしてここまでに至るまでの製作費用(パーツ代含む)はなんと新車のCTS-Vがもう1台買えてしまうというから驚きである。
今回、このクワッドドライブ製CTS-Vに付けられた値札は「984万円」。CTS-Vプレミアムのディーラー新車の額と同じである。しかしこれには1年1万キロのクワッドドライブ保証付きでもある。
ちなみに、購入後の整備に関しては心配いらずであることを報告しておこう。クワッドドライブは、自社ですべてをまかなえるスペシャルショップであり、知識、技術、経験、道具…、すべてにおいてディーラー以上と断言できるからである。しかも良心的であるからなお素晴らしい。
ちなみにこのデモカー、8月25日に富士スピードウエイで行われるアメ車オーナーミーティングvol.3にて展示されることが決定しており、しかも同イベントの目玉コーナーのひとつである同乗試乗会(助手席だけど)にも参加する予定である(すでに終了しています)。もし気になるようであれば、こちらの試乗会に参加してCTS-Vのフィーリングを体感してもらえればと思う。まるで純正車のような極めて滑らかにまとまった630psのチューニングカーを是非堪能してみてください! 出来映えの良さにきっと驚くに違いない。
また、これに関してはまったくの余談ではあるのだが、クワッドドライブではキャデラックマイスターとして次なるプロジェクトを進めており、アメ車ワールドでも次回からその模様をお届けする予定である。ちなみにベース車輌はキャデラックエスカレードハイブリッド。このクルマもイベントに出展されますよ!
プロジェクトは「新世代のハイブリッドSUV」
新世代のアメリカンSUVとして燃費とハイパフォーマンスの両立を目指し、ハイブリッドモーターのチューニングにもトライする予定であるというから興味深い。街中走行では燃費良く、しかし、いざ走り出せば高性能かつ楽しいエスカレードが完成するかもしれない。
林氏いわく「これまではフルサイズ、大排気量、ビッグパワーがアメリカンSUVの醍醐味でしたが、数年後にはフルサイズ、ハイブリッド、エレクトリックパワーが主流になっていると思います」とのこと。乞うご期待ください!
330,000円
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