故キャロルシェルビー率いるシェルビーアメリカン社が、1台1台ハンドメイドで手がけるモンスターマシン、シェルビーGT500スーパースネークが発表されたのが2013年。と同時にフォード社から量産されていたシェルビーGT500というモンスターには662hpのエンジンが搭載され、スーパースポーツ好きの心を悩ました。
といっても日本においては圧倒的にシェルビーGT500がメジャーであり、シェルビーアメリカン社が製作するシェルビーGT500スーパースネークに関してはその存在すら知らない方の方が多いのではないか。シェルビーアメリカン社で言えば、シェルビーコブラが圧倒的に有名なのだろう。
でちょっと説明すると、フォード社とシェルビーアメリカン社がともに「シェルビー」を名乗るマシンを製作していることが事を複雑化しているわけであって、その昔はシェルビーアメリカン社が独自でコンプリートモデルを製作していたが、先代マスタング時代にフォード社がシェルビーGT500を量産するようになると、シェルビーアメリカンはそのGT500をベースにして、独自の手腕を発揮しさらにチューンを施すことで一段とマッスルなパフォーマンスカーを生み出した。いわゆる量産車ベースのチューニングマシンである。
ということで、2015年に新型マスタングと生まれ変わった後も、シェルビーアメリカン社は引き続き手を加えたマシンを製作し続け、そしてつい先日発表されたのが2015シェルビーGTである。
ちなみにフォード社は、シェルビーGT350を量産化する。それは新型マスタングのV8モデルの排気量を5.0リッターから5.2リッターへと拡大し、レーシングカー譲りのフラットプレーンクランクシャフトを採用するなどして、NAエンジンのまま500hp以上を発生させ6速MTで駆動する生粋のスポーツマシンである。
だが、シェルビーアメリカン社が製作するシェルビーGTは、新型マスタングのV8モデルにスーパーチャージャーを装着し625hpを発生させる。言ってみればスーパーチャージャーを装着していた旧シェルビーGT500に近い成り立ちのアメリカンマッスルとも言えるだろう。
シェルビーGTは、旧型からのハードな風貌を受け継ぎ、各部軽量なカーボンパーツで武装され、ビレットアルミ製のフロントグリルが特徴である。加えてせり上がったバルジ付きのボンネットフードがただならぬ雰囲気を発し、スポーツサスペンションとWELDレーシング製のホイールによってグラマラスになった新型マスタングをアグレッシブなスタイルに変貌させている。オプションでは700hpまで対応可能というから驚きである。
日本でこのシェルビーアメリカン社のチューニングマシンを手に入れようとするのは非常に困難ではあるが(金額的にも)、たとえばエクステリアパーツだけでも取り入れてみるとかは可能だろう。新型マスタングにアドオンすることで、あまりもに素敵に、グラマラスになりすぎた、新型マスタングのスタイルに喝を入れるのも良いのではないだろうか。
【STANDARD】
・カーボンファイバーフード
・カーボンファイバーフロントスプリッター
・カーボンファイバーロッカーパネル
・カーボンファイバーリアディフューザー
・カーボンファイバーリアデッキリッド
・カーボンファイバートランクスポイラー
・カーボンファイバーミラーカバー
・カーボンファイバーフードエクステンション
・ビレットアルミニウムフロントグリル
・Shelby GT バッジ
・ガスキャップ
・フォードレーシング625hpスーパーチャージャー
・フォードレーシングボーラエキゾースト
・フォードレーシングハンドリングパッケージ
・フォードレーシングショートシフター
・ウイルウッドパフォーマンスフロントブレーキ
・WELDレーシング20インチホイール
・ミシュランタイヤ275-35/20、305-30/20インチ
・3:73ファイナルギア
【option】
・700hpパフォーマンスアップグレード
・カーボンパーツペイント
・リアブレーキアップグレード
・shelbyカスタムインテリア
・フロントブレーキクーリングシステム
・shelbyエクストリームクーリングシステム
・アジャスタブルトラックサスペンションパッケージ
・エンジンドレスアップパッケージ
etc
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