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[試乗記]

BCDが最速で新車を直輸入

2019 フォードマスタング ブリット

往年のスターと名車をオマージュするマスタング

あのブリットモデルが早々に日本上陸したということで撮影してきた。

更新日:2018.10.29

文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

BCDがブリットモデルを最速輸入

 厳しい日本人基準を網羅した直輸入車のみを、独自環境により日本に持ち込み販売しているBCDだが、同時に新車の直輸入も行っており、魅力的な新型車を早々に日本に持ち込んでいる。例えばヘルキャットのワイドボディなどは日本で一番最初だったし、今回のマスタングブリットも同様に日本最速上陸となっている。

 もちろん、BCDはただ販売するだけの店舗ではないから、こうした最新車両の整備に関する電子デバイスも備えおり、余談だが、いまだ日本に10台もないといわれるクライスラー系の電子デバイス・ワイテック2も早々に完備されている。

 さて、こうした優れた環境のもと、最速で輸入された新車のブリットモデルだが、みなさんはご存知だろうか。ひと言でいえば、「往年のスターと名車をオマージュする一台」と言えるのである。

 スティーブマックイーン。1960年代から70年代にかけて大活躍したアメリカ映画史に残るスーパースターである。

 スティーブマックイーンは、アメ車業界のみならず、ファッションシーンにも多大なる影響を及ぼし、彼が映画の中で着用していた衣装は、現在のヴィンテージ市場においては高額取引される一方で、現在の通称アメカジ業界において、今現在においても圧倒的な影響を与え続けている。

いい味わいがにじみ出ているGT390。メッキ部分には錆が出ており、ボディの塗装はツヤがなく色褪せているが、マックィーンが演じるブリット警部のキャラクターに合わせた味を出すために、意図的に施されたものだとも言われている。

当時の現車がそのまま現存していたという。もちろんヤレはあるが、実走できるというから素晴らしい。

この劇中車の雰囲気をそのまま現代のマスタングにトリビュートしたのが今回紹介しているマスタングブリットとなる。めちゃくちゃカッコイイ。

改めて旧型モデルのデザイン的な素晴らしさが伝わる一枚。

往年のスター・マックイーンをオマージュ

 彼が当時着用していた装束のリバイバル品がたびたび登場し、一瞬にしてSOLD OUT。彼の着こなしを参考にしているファンションシーンがいまだ日々見られるわけである。

 そんなマックイーンの最も有名な映画のひとつが1968年に公開された『ブリット(Bullitt)』である。

 スティーブマックイーン扮するサンフランシスコ市警察本部捜査課のブリット刑事。彼が運転する1968年型フォードマスタングGT390ファストバックがマフィアの乗るダッジチャージャーと繰り広げるカーアクション。

 もちろん、ドライブするのはスティーブマックイーン本人そのもの。マックイーンはレーサーとしても活躍し、映画の中で使用するカーアクションはスタントを使用せず、基本自らが運転していたというのは有名な話。

 で、今回撮影したのが2019年型フォードマスタング ブリット。その1968年型フォードマスタングGT390ファストバックを現行マスタングベースにトリビュートした、映画公開から50周年を記念した限定モデルである。

最新の新車であり、また恐ろしいくらい美しく、触るのも憚られる。そんな状態の日本上陸第一号だった。

リアのエンブレムが「ブリット」。ということで、マスタングにしてマスタングにあらずであらず。入手すればもはやクルマの乗り換えや流行り廃りを考える必要がまったくない。唯我独尊のマックイーンライフを送って欲しい。

搭載されるV8エンジンは5リッターV8GTと同様である。が若干のチューンにより475hp、最大トルク420lb-ftを発生させる。野太いエキゾーストも魅力的。

本国発表会では、スティーブマックイーンの孫娘、モーリーマックイーンによる発表が行われた。

身震いするほどのオーラ

 ボディは、劇中車さながらのハイランドグリーンカラーのマスタングGTがベース(ブラックもチョイス可能)となり、搭載されるV8エンジンも同様の5リッターV8ではあるが若干のチューンにより475hp、最大トルク420lb-ftを発生させる。またMT車のみとなり、シフトノブにはホワイトの球型ノブが採用されている。

 シャシーは、フロントエアースプリッターを含むパフォーマンスパッケージをまとい、独特の雰囲気を発生させている。

 映画に登場した1968年型フォードマスタングGT390ファストバックさながらにフロントグリル内にはエンブレムが付かず、ブラックのアメリカンレーシング製トルクトラスト5スポークホイールも劇中車を意識したものとなっている。内部には赤いブレンボのキャリパーが光る。

 また購入時に装着できるオプションも絞られており3つのみ。「ブリットエレクトロニクスパッケージ」(ナビ、運転席とミラーのポジションメモリー機能、アップグレードされたサウンドシステム、側方接近警報付きブラインドスポットシステム)と、「マグネライドサスペンション」、そしてブラックのレザーにトリミングが入った「レカロ製シート」。

フロント255/40ZR19、リア275/40ZR19インチサイズのミシュランタイヤが装着される。またサスペンションにはマグネライドサスペンションが装備される。

ホイールはアメリカンレーシングのトルクサースト19インチ、ブレーキはブレンボの大径キャリパーが装着されている。

モール類にメッキパーツを使用し、旧車のような雰囲気を発生させている。非常によくマッチしており、現行マスタングにも同様のパーツを期待したいほど。

インテリアの基本的意匠は現行マスタングと同様のものだが、ステアリングロゴが変わっていたり、シフトノブのに白球が備わっていたりと独自性が垣間見れる。

これに乗り全身マックイーンを気取って欲しい

 今回撮影したBCDの車両には上記2つのオプションが装備された豪華仕様である。

 それにしてもこのグリーンのボディは美しい。実際に筆者は実物を目前にし、写真で見る以上の興奮を覚えたのは事実である。このマスタングは、マスタングにしてマスタングにあらずであり、入手すればもはやクルマの流行り廃りを考える必要がまったくない。好きな方がずっと乗るべき車両であり、オーナーと車両がともに朽ち果てるまで…、添い遂げるべき存在であると思っている。

 ちなみにこのブリットが発表されたデトロイトの地には、スティーブマックイーンの孫、モーリーマックイーンが来場。そして本物の劇中車も登場し、孫娘モーリーによる2019年型の紹介が行われたという。

 それにしてもこうしたクルマ業界におけるオマージュ的商品を登場させるのは、いまやアメ車のみではないだろうか。オマージュとは、単なるリバイバル的な要素だけでなく、そこにリスペクト、尊敬の念が込められていることを言うのである。

 人によっては、古臭い、もしくは新しいモノが開発できないだけ、と言い切る方もいらっしゃるかもしれない。だが、アメ車業界はそれでいいのである。他国のクルマとあえて比較する必要はなく、唯我独尊を歩めばいい。

 というわけで、マスタングファンのみならず、マックイーンを崇拝する方々や彼の映画での着こなしを参考にされる方々がいまだ多くいるということで、そういう方々にこそ是非にとオススメしたい。そして全身マックイーンを気取ってもらいたい。それができるのはこのマスタングのみである。

デジタルメーターには、全体的にグリーンが使用され、ボディカラーとのマッチングが見られる。

アメ車のMT車に抜群の相性の良さを見せる球型シフトノブ。ホワイトカラーは映画の劇中車と同色。

シートはノーマル形状のシート。日常的に使用するなら、こちらの方が断然使用しやすい。マックイーンを気取るなら余計に使いやすいだろう。





こちらの動画は、孫娘のモーリーがマックイーンの映画的なシーンを再現。

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