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試乗記 TEST RIDE 2014 フォードマスタング V8 ガレージダイバンに入庫した低走行車の旧型モデルのディーラー車

2014 フォードマスタング V8

「あの時代も良かったな」と思えるほどの素晴らしいコンディション

2014年型ディーラー車の低走行車は、その時代の良さがまだまだ味わえる絶好のコンディションだった。

更新日:2018.12.03文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力

ガレージダイバン
TEL 03-5607-3344 [ホームページ] [詳細情報]

現行モデルよりも旧型モデルという方は多い

 最新マスタングといえば、低くてワイドで流麗で、「ザ・クーペ」といわんばかりの素晴らしいボディラインと熱いV8、さらには最新鋭の直4ターボエンジンとが組み合わされた最強の一台と言っていい。くわえて世界各国に輸出されていることで車両のクオリティは格段に上がっており、ドイツ車一辺倒の輸入車好きにも十分にアピール出来る存在である。

 だが、あまりにも流麗かつスポーティなボディラインは、われわれアメ車好きからすればちょっと違和感を感じる部分もある。「カッコ良すぎだろ」と。

 マスタングといえば、やはりマッスルカー。マッスルカーといえば、箱型ボディ。ま、あくまで個人的な意見ということで、現行マスタングを非難しているわけではぜんぜんないのだが、時に旧型ボディのマスタングを見ると、なぜだかどうしても、そう思ってしまう。

 もちろんそれは旧型ボディにも格別な魅力があるからだろう。旧型ボディとは、2005年にデビューしたマスタングであり、復刻デザインをベースに一躍大ヒットをもたらし、世界的な復刻デザイン車であるミニやビートルやフィアット500等と肩を並べるスター的存在となったそれである。
今となってはサイズ感が非常に良く、日常的な使用にも耐えうる使い勝手の良さもある。それでいてアメリカンなデザインを含めた趣味性も高い。ハードなマッスルカーではないが、己のみ浸れる官能性もあるから未だオススメのマスタングである。
旧マスタングは2013年でフロントマスクをはじめとするエクステリアデザインが変更され、V8エンジンのパワーが418psに向上する等、最終型へと向けて完成度を高めたモデル。で、取材車は2014年型ということでジャスト最終モデル。その1万キロ走行の個体。中古車としての履歴や程度がはっきりした非常に珍しい旧マスタング。
リアは、LEDの3連コンビネーションランプが装備されリアビューを一段とシャープな印象に見せることに成功している。
最新のスーパーマッスルカーほどの速さや特別感はないかもしれないが、日常的に楽しめる心地良さと外車感に溢れた1台である。
搭載されるエンジンは、5リッターV8DOHC 32バルブ。418ps、最大トルク53.9kg-mを発生させるため、ノーマルでも十二分に速い。しかも2000回転あたりから始まる重低音が、3000回転を越えて一層濃密になり、一人で流しているだけでも気持ちいい、浸れるエンジンである。
個性的なインテリアの流れを汲み、各部の製造クオリティは年々上がっており、最終型ともなると、ほぼどこにも文句のつけようがない出来映え。ただし、華やかさを除いては。

走行1万キロの旧型モデルのディーラー車

 今回、そんな旧型ボディの最終モデル、2014年型のディーラー車、しかも走行1万キロ弱に乗って、余計にそう思ったのである。

 まず、見た目。最新モデルと比較すれば箱型っぽさが強調されている反面、ボディ真横からの分厚さみたいなものが目立つ。が、その一方で、どこから見ても「マスタング」の面影を感じさせる復刻デザインは、今なお面白いと思わせる。

 個人的には、この車両をこのまま20年くらい所有し、誰も乗らなくなったその時にこそ大手を振って乗りたい(余談だが、ハリウッドスターや現地のシブいオッサンたちが、80年代のセカンドカマロやサードカマロのノーマルに近い車両にいま乗っているシーンを何度も見たのだが、それがめちゃくちゃカッコイイ)。

 こう言えば「だったら64、66あたりの初期モデルのがカッコイイだろ」と言われるかもしれないが、もちろん、それも正しい。

 だが、その年代の車両を、現代の交通事情のなか走らせる苦労を筆者はすでに知っている(そしてその苦労を乗り越える醍醐味も知っているつもり)が、今はその醍醐味よりも普通に走れる喜びを素直に感じたいと思っている。だから復刻モデルで十分である。

 この2014年型は、ディーラー車ということで納車前のPDIが効いているのか、恐ろしいくらいシッカリしている。1万弱走行という距離の短さも驚きだが、そんな旧型モデルでもなんら不満なく、まるで新車のようなしっかり感がいまなお備わっていることに驚くのである。

 実際に乗っても、路面の凹凸をスムーズにいなし、ボディ室内には「ミシミシガタガタ」といった低級音の類は一切発せず、驚きのスムーズさをもって走ってくれるし、V8サウンドも健在。ちょっとアクセルを強く踏み込めば、爆速である。

これはこれでなんら不足はない

 言い忘れたが、いつ乗っても思うが、この年式のマスタングの着座位置と視界の良さは特筆に値すると思う。電動ポジションの設定値と視界の良さが組み合わさって、本当に運転しやすい。大きさを感じさせない。そしてボディは相当にシッカリしており、ハンドリングは正確そのものだから不満などあるまい。

 くわえて400psを越えるパワー感は素晴らしく、だらだらと走ることが可能である一方で、信号ひとつ分をワープするかの如きロケットダッシュを決めることだって可能である。

 しかもハンドリングが安定かつ正確で、右足に軽く力を込めるだけで即座に反応するV8ともマッチしており、ひと回り以上軽いクルマに乗っているかのような錯覚を起こすほどである。

 このエンジンに組み合わされるATは6速だが、こちらも至ってスムーズだし、正直、「これで何が不足ですか」と思わずにはいられなかった。

 いや、実際には不足はあった(笑)。インテリアのセンターコンソール部分が寂しい。でも、そのくらいである。
ハンドリングは安定かつ正確で、右足に軽く力を込めるだけで即座に反応するV8ともマッチしている。ボディの見切りの良さと相まってひと回り以上小さく軽いクルマに乗っているかのような錯覚を起こすほど運転しやすいのも特徴である。
搭載される6速AT。シフトレバーについたボタン操作による「+−」の変速も可能となり、走りの性能は飛躍的に向上している。ATでも不満を感じることはない。
インテリアは、遊び心に溢れたものではないが、モデルチェンジを繰り返すたびに各部の質感は高くなり、完成度も高まっている。とはいえ、現行モデルのインパネを見てしまうと、この部分においては華やかさが足りないという印象を受けてしまう。
レザーのレカロのホールド感は最高だし、乗降性を犠牲にしていないのも好感。街乗り仕様としては、文句なしの状態。
6速ATの「+−」を使用して走ってみたが、ボタン操作のレスポンスも良く、かなり使えるミッションだった。

旧型が欲しいなら「コイツしかない」

 搭載されるエンジンは、5リッターV8DOHC32バルブ。418ps、最大トルク53.9kg-mを発生させるから、繰り返すがパワー不足はまったく感じない。

 もちろん最強のV8フィーリングの持ち主であるから、サウンド等の感覚性能においても満足度は圧倒的に高いのである。

 この車両を販売しているガレージダイバンでは、創業以来常にフォード車を扱ってきており、現状でも常に複数台の在庫車をキープするほどマスタングに強いショップである。同時に数多くのフォード車を手がけていることもあって、メンテナンスやカスタムにも精通している。

 また別途自社工場を併設されている関係上、一社にて販売からアフターまでのすべての面倒を見てくれるだけに、多くのフォード車ユーザーたちが管理顧客として名を連ねている。

 そんなショップに入庫したディーラー車の旧型マスタングは、あえて「旧型が欲しい」という方には「これしかない」と断言できるほど素晴らしい個体だった。

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