TEST RIDE

[試乗記]

ブロンコ2ドア/4ドアよりもひと回り小さいコンパクトSUV

2021 フォードブロンコ スポーツ

まるでジープラングラーに対するレネゲードのような存在

新型ブロンコ発表に際してブロンコ2ドア/4ドアと同時に発表されたブロンコスポーツの立ち位置をまとめてみる。

更新日:2020.07.19

文/石山英次 写真/フォードモーター

ブロンコファミリーは徹底して「打倒ジープ」

 前エントリーで紹介したブロンコ2ドア/4ドアと同時に、ひと回り小さいブロンコスポーツなる弟分的存在が発表されている。それをもってフォードは「ブロンコファミリー」と読んでいる。

 が、面白いのが、ブロンコ2ドア/4ドアでさえ、ミッドサイズだからそれほど大きなサイズではないにもかかわらず、あえてそれよりも小さいコンパクトサイズを出してきたこと。その答えとは、あくまで私見だが、ジープブランドを徹底的に意識しているということだ。

 ジープブランドには大きく分けて二系統あり、ラングラー系とチェロキー系である。で、ラングラー系にはラングラーの他に下にレネゲードが存在するが、今回ブロンコファミリーが目指した販売セグメントが、そのラングラーとレネゲードの購買層である。

 ラングラーに直接ブロンコ2ドア/4ドアをあて、レネゲードの位置にブロンコスポーツを当てる。仮にラングラーがV8搭載のSRT392の450hpを出したとすれば、ブロンコはブロンコラプターにて3.5リッターV6ツインターボの450hpで応酬可能と(マスタングのV8も捨てきれない)。

 一方、チェロキー系は、エクスプローラーで十分対応できると踏んでいるのだろう。ちなみに、来年あたりに、ジープにグランドワゴニアが登場予定だが、それはナビゲーターで、ということなのだろう。これらはあくまで販売面での、という話である。

ボディは小さく都会派SUVにもかかわらず徹底してオフロード仕様となっているのが、ブロンコスポーツの特徴。

フォードブロンコスポーツ
■全長×全幅×全高:4387×1887×1814ミリ
■ホイールベース:2670ミリ

ジープレネゲード
■全長×全幅×全高:4255×1805×1695ミリ
■ホイールベース:2570ミリ

ジープコンパス
■全長×全幅×全高:4400×1810×1640ミリ
■ホイールベース:2635ミリ

 で、そういったセグメントを狙う存在だから、ブロンコスポーツには1.5リッター直3エコブーストターボと2リッター直4エコブーストターボエンジンが搭載されている。組み合わされるミッションは、ともに8速ATだが、2.0に組み合わされる8速ATのみセレクトシフト付きのパドルシフト装備となっている。

■1.5リッター直3エコブーストターボ:181hp、最大トルク190lb-ft 8速AT
■2.0リッター直4エコブーストターボ:245hp、最大トルク275lb-ft 8速AT+セレクトシフト付き

 デザインは、ブロンコ2ドア/4ドアから一転していわゆる箱型SUVに近いフォルム。

サイズ感とオフロードのイメージが、多くの人々を虜にする可能性が高い。ジープブランド車にどのくらい迫り、また追い抜くのか。興味深いSUVの登場である。




 ブロンコ2ドア/4ドアと同様に丸型ヘッドライトを有するが、そこまで強調されてはいない。全体的な雰囲気はイマドキSUVという感じだ。駆動方式は4WDのみとなっており、BASE、Big Bend、Outer Banks、Badlands、First Editionの5つのラインナップが存在している。

 インテリアは、アクティブ仕様のブロンコ2ドア/4ドアとは異なり、一転落ち着いたSUV仕様といった感じである。ブロンコ2ドア/4ドアを仰々しいと感じてしまうほど落ち着いた印象を醸し出しており、センターコンソールには8インチのモニターが装備され、インフォメントシステムが内蔵されている。

 上記の通り、ブロンコ2ドア/4ドアとブロンコスポーツでは、狙うセグメントが異なっており、その仕様差がハッキリと示されている。

 旧ブロンコのイメージを継ぐ復刻モデルを望むなら当然、ブロンコ2ドア/4ドアへ行くべきだし、これまでのフォード車になかったオフロード的小型SUVを望むのであればブロンコスポーツへ向かうべきである。

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