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試乗記 TEST RIDE 2017 シボレーコルベット Z06価格高騰に伴う現状最後のC7Z06BCD車両

2017 シボレーコルベット Z06

歴代コルベットの中でもひと際輝くハイパフォーマンス

ハイパフォーマンスモデルを積極的に直輸入しているBCDにとっては格好のマシンであるが、本国での価格高騰により、C7最後のBCD車両となる。

更新日:2021.03.22文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力

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「FRはC7」と前から決まっていた

 コルベットC8が開発され始めたのが2014年という。2014年とはC7コルベットがデビューした年である。

 その頃からC8のミッドシップ化は検討事項として俎上に上がっていたということだから、実際にはそれ以前から「FRはC7まで」と決まっていたのかもしれない。

 だから、まずはC7コルベットの価値は非常に高いということである=コルベット開発陣の理想型こそがC7。

 「やり残したことはひとつもない」と開発責任者が後に語っていたから、V8OHV+FR+トランスアクスル+リアリーフサスといったパッケージを使用したFRコルベットとしての一つの完成型として確実に歴史に名を残すだろう。

 だが、そんなC7のモデル末期はあまり良いものではなかった。2018年後半頃から本国アメリカでは業界中がC8の話題でもちきりであり、ミッドシップC8の情報がリークされ始めると、それと同期してC7の販売状況は横ばい、もしくは緩やかな下降線を辿ったのだ。

 そしてC8が2020年に本国で発売されたわけだが、なんとそれと同時に再びC7の売れ行きも上がっていった。
ノーマルモデルからフロントフェンダーが56ミリ、リアが80ミリワイドになり、前後サイドにエアロが装備され、ロー&ワイドなスタイルがZ06。
Z06はノーマルC7と同様にルーフは脱着式となっている。だがそれでもボディ剛性は、屋根を閉じた状態で60%、開けた状態でも20%高まっている。
取り外したルーフはリアトランク内に収納可能。撮影時は大人二人で取り外したが、ルーフは軽量かつ簡単に脱着できる。
ワイドフェンダーや鋭角なデザインのリアテールおよび各部の造形の迫力が凄いしカッコイイ。
フロント19、リア20インチホイールにミシュラン専用タイヤを装備するZ06。ホイールに内には巨大なブレンボブレーキが見える。

C8はいいけど、C7もいいじゃん」

 恐らく、ミッドシップへの興味があったのは事実だろうし、実際にC8は魅力的だし、買えるなら筆者も買いたいと思うが、実物が登場したことで、もう一つの別の思いが込み上がる。「C8はいいけど、C7もいいじゃん」

 そう、これは実際に見た方にしかわからないかもしれないが(筆者は日本国内で5台以上のC8を見てきたし実際に少しだが動かした)、C8とC7は全くの別物なのだ。

 だから、単純比較ができないから、C7を古いコルベットとは呼べず、「これはこれで良い」と存在価値を認めざるを得ないのである。要するに、両者に魅力があるから、どちらにも乗りたい。もしくは両方所有したい。
V8OHV+FR+トランスアクスル+リアリーフサスといったパッケージを使用したFRコルベット、さらにZ06ではドライサンプ化されスーパーチャージャーが装着されているから、低くて速い。C7の最上級グレード、Z06は世界屈指のスーパーFRと断言していい。

価格高騰によりC7最後のBCD車両

 アメリカでもその思いからか、C7の価格が上昇しており、昨年BCDでは積極的にC7を導入していたが、いま現在は若干の円安とともに本国でのC7人気も重なって、「同じ個体でも50万円から100万円前後高くなる」ということで、直近導入されたC7以降の直輸入はしばらく見送るということだ。

 すなわちハイパフォーマンスモデルを積極的に直輸入しているBCDにとっては格好のマシンであるがゆえに非常に残念であり、取材車を含めC7最後の数台ということになる。

 さて、C7コルベットであるが、忘れもしないのがメーカー試乗会におけるレーサー同乗の箱根ワインディング疾走である。某レーサーの横に乗り走った芦ノ湖スカイラインでのC7は我々が日頃走る10倍近い異様な速さで駆け抜けていった。

 そのドライバーですら当時、シャシーの頑強さに驚き、「重心が低くFR車にしてはトラクションが良く、シャシー剛性が高いからフロントの操舵感がリニアで回頭性が良く、回頭してからのグリップも高いから安心感がある」と語っていた。
ドライバーの能力が上がれば上がるほど別の世界を見せてくれるC7。C8が出た今でも別格の性能を誇る。
搭載されるエンジンは、6.2リッターV8 OHVスーパーチャージドエンジン。650hp、最大トルク650lb-ftを発生させる。ピストンは鍛造アルミ製、吸気バルブはチタン製、ヘッドは遠心鋳造法で製造されたアルミ製となる。
エンジンルームのキレイさはもちろんだが、ボンネットインシュレーターのキレイさもお見事だった。この車両は、非常に丁寧な保管がなされていた車両だったという。
基本的な造形はノーマルC7と共通だが、使用されるマテリアルが異なり、高級素材がふんだんに使用されほか、ステアリングがフラットボトムタイプになっている。
GMが自社開発した8速AT。軽量コンパクトな設計ながら100kg-mまでのトルクに対応するミッションであり、0-60マイル加速はなんと2.95秒。7速MTのも3.2秒を上回る。
パドル操作の素早さにおいても一級品であり、ポルシェと対峙したところで負ける要素は微塵もない。
カーボンインテリアパッケージによりレーシーかつ硬派な印象を与えてくれる。エンジンスターターボタンを押すと爆音が轟くのも素敵だ。

これまでのアメ車とは全然違う印象を与える

 また「サスペンションアームが長くてストロークがあり、剛性が高いからタイヤの接地面の変化が少なくかなりフラットな状態でコーナリング性能が楽しめる楽しいFR車だわ」とも話してくれたが、要するに「これまでのアメ車とは全然違う」という印象をC7は与えたのだ。

 そんなC7の6.2リッターV8エンジンにスーパーチャージャーを装着し、フロントリアともにワイドフェンダー化、そして大容量ブレーキとスペシャルタイヤを装着してバランスを取り、それでいて車重を1500kg後半で収めたスーパーなモデルがZ06である。例えるなら、ポルシェにおけるポルシェターボのような存在が、C7におけるZ06なのである。

 具体的には、ノーマルクーペ比でフロントフェンダーが56ミリ、リアが80ミリワイドになり、前後サイドにエアロが装備され、ブレーキはブレンボ、タイヤはミシュラン・パイロットスポーツの専用品が装備される。

 車重も1598kgと、アメ車としては異例の軽量ボディだ。ちなみにチャレンジャーヘルキャットは2トンを超えるからざっと計算して400kg以上は軽い。

 搭載されるエンジンは、6.2リッターV8OHVにスーパーチャージャーが装着されたLT4。専用パーツで製作された珠玉の逸品である。

 650hp、最大トルク650lb-ftを発生させるこのエンジンは、低速から巻き起こる爆発的パワー&レスポンスが特徴であり、OHVならではの低重心+ドライサンプ採用により、街中からサーキット走行までどこでも鬼のように速い。

 このLT4には、トランスアクスルレイアウトで組み合わせられるミッションが2種類あり、7速MTおよび2016年モデルからは8速ATも選択可能となっている。取材車は8速ATである。

本国でもZ06は非常に貴重な存在

 この8速ATは、GMが自社開発したATであり、アルミやマグネシウムを多用する軽量コンパクトな設計ながら100kg-mまでのトルクに対応する当時最新のミッション。トラックモードにおいてはポルシェ911のミッション・PDKを上回る素早い変速を可能にしているトルコンATなのだ。

 それにより、Z06の0-60マイル加速はなんと2.95秒。7速MTで3.2秒というからケタ外れなATモデルであるのは間違いない。それでいて屋根が取れる開放感までもが味わえるのだ。

 以上のようなC7プラスαな部分が本国では評価され、Z06は現在でも非常に貴重な存在と言われている=中古車価格が高値安定=だから日本にはあまり持ち込めない存在なのだ。

 取材車は、そんなZ06の1万1400キロ走行、ボディカラー白のBCD車両。だから50プランが使え、1年間の保証が付き、さらにBCDは最新の設備を持って対応可能であり、かつBUBU系列にはGM系のディーラーがあるだけに、情報共有等によるピンポイントな整備が可能であるから、そう言った意味での安心感も非常に高いのである。

 昨年、一昨年と、シェルビーGT350や707hpのチャレンジャーヘルキャットといったスーパースポーツを日本で一番売っている実績があるだけに、精緻な極みといえるZ06においても当然ながら完璧な状態を維持させてくれるはずである。
質感、ホールド性、剛性、すべてにおてい完璧といえる存在。自社製シートとしては市販車最高レベルと言っていいだろう。
BUBUのBCDとは、アメリカンハイパフォーマンス車に特化した直輸入を行っている部門。だからZ06は格好の1台だけに現状の価格高騰と円安による仕入れの停止は残念と語るBCD鈴木氏。そんな中で今回取材したZ06の程度の良さは特筆モノと話してくれた。

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