TEST RIDE

[試乗記]

左ハンドル車でありながらも日本の工場で製作される

2009 トヨタFJクルーザー

だから逆輸入車というよりは帰国子女

今、第3次ブームとも言える人気車・トヨタFJクルーザーの左ハンドル車を取材した。

更新日:2022.02.02

文/田中享 写真/古閑章郎

取材協力/ABE CARS Tama Garage TEL 042-311-0041 [ホームページ] [詳細情報]

丸目ヘッドライトが似合う復刻デザイン

 ジープラングラーに始まり新型ブロンコには共通点がある。そう、丸目のヘッドライト。昔から何故だか丸目ヘッドライトの人気は高い。

 世の中ではアルファードや新型ボクシーのような大型グリルの厳ついデザインが主流となっている一方で、コアなファン層により(?)丸目の支持率は高めだ。ラングラー、ハマーH2&H3、ブロンコetc。

 その理由は、丸目ヘッドライトのデザインは旧車のイメージを与えるから。もちろん「可愛い」という理由もあるだろうが、それ以上に「昔風」なデザインというところに魅かれる方が多い。

 今回取材したFJクルーザーもそんな1台だ。FJクルーザーは、旧ランドクルーザー「FJ40」からデザインコンセプトを受け継いでいる。要するに復刻デザイン。だからそのデザインには旧車の面影があり、だから丸目が似合う。

 そんなFJクルーザーは、丸目ヘッドライトと四角いラジエターグリルでフロントマスクが構成され、樹脂製バンパーやフェンダーアーチ、背面タイヤなどでボディ全体が装飾されているオフロードスタイル。

 ボディは5人乗車の4ドアで、リアドアはフロントドアを開けてから後ろ側に開く観音開きタイプ。居住性はどちらかというと前席メインでリアシートへのアクセスや居心地はお世辞にも良いとは言い難い。

 しかもリアハッチが右側からの横開きスタイルだから、ある程度のスペースを確保していないとハッチが開けづらい。が、そういった魅力的なスタイルを持つ固有の設定と考えればそれぞれに納得がいくし、他にはない個性として逆に輝いても見える。

▲旧ランドクルーザー「FJ40」からデザインコンセプトを受け継いだ復刻デザイン。

▲FJクルーザーは、日本の工場からアメリカに行き、また戻って来た帰国子女のような存在。

▲5人乗車の4ドアモデルであるが、リアドアは観音開きタイプ。

▲居住性はどちらかというと前席メインでリアシートへのアクセスや居心地はまあまあ。ただ、乗り物としては個性的で非常に魅力的。

日本で製作され北米に輸出されていた

 搭載されるエンジンは4リッターV6で239ps、最大トルク38.4kg-mを発生させる。イマドキでは考えられない大排気量のV6エンジンだが、パワーもトルクも十分にあり軽快に走らせる。

 そんなFJクルーザーの左ハンドル車、2009年型走行4.5万キロの個体は、走行距離数ほどヤレを感じさせない逸品だった。特にフルノーマル車であるから、下手に改造されていない分、車両のコンディションが把握しやすい。

 FJクルーザーは2007年にデビューした北米専用車種であったから当初は全て逆輸入車として日本に上陸したものだった。だが、実は製造は東京羽村にある日野工場であり、日本で製作され北米に輸出されていた車両であった。

 そんなFJクルーザーは、そのネーミングとチャーミングなデザインが一気に広まり、日本国内で一大ブレイクを巻き起こす。

 ちなみに、トヨタタンドラは北米トヨタ工場にて製作されているからホントの逆輸入。一方FJクルーザーは、日本からアメリカに行き、また戻って来た、いわば帰国子女のような存在である。

 なおトヨタ自動車は、こうした直輸入車としてのFJクルーザー人気が高まったことを理解してか、アメリカデビュー4年後に日本での発売を開始する。もちろん右ハンドル車。北米逆輸入車では6速MTや2WDも選べたというが、日本国内右ハンドルモデルは5速ATの4WDのみであった。

▲搭載されるエンジンは4リッターV6で239ps、最大トルク38.4kg-mを発生させる。パワーもトルクも十分にあり軽快に走らせる。

▲遊び心満載のインテリア。質感云々を語るというよりはデザインや雰囲気を楽しむなら最高のトヨタ車。

▲メーター類もインテリア全体のデザインに引けを取らないほど個性的。

▲オフロード車っぽく厚手のグローブをしたままでも操作可能なほど各部の操作系は大きく扱いやすい。

ハンドル位置の違いで品質に差はない

 さて、取材個体は左ハンドル車だから北米車。新車で日本に持ち込まれ4.5万キロの距離を刻んでいる。が、ボディや塗装さらには室内各部を見渡してもその距離数ほどのヤレは感じない。室内シートに若干の擦れを感じるがその程度であり、機関部分の消耗もさほど感じるようなものではなかった。

 実際に走り出してもまだまだ軽快感を感じるし、ステアリングの反応も良く、ブレーキも踏めば確実にスピードを殺す。この感覚はいわゆるトヨタ車の心地良さなのだが、それが今でも十分に感じられるし、左ハンドル車だがいい意味での安心感に包まれる。

 インテリアも遊び心満載のデザインであり、見た目にも機能的にも充実している。何よりデザインがいいから所有欲が満たされる。厚手のグローブを着けたまま操作できるヒーターコントロールダイヤルやインサイドハンドル、ドアグリップなど、実用性とデザイン的なインパクトを両立させているのはさすがである。

 繰り返すがFJクルーザーは、日野、羽村工場で造られたアメリカンなトヨタ車であるから左右ハンドルの違いで品質に差が出るはずがないし、そもそもベースが北米対象車であったから左ハンドル車の出来が悪いわけがない。なんてったってトヨタクオリティである。

 だからそういう意味では、アメ車ほど個体の程度に気を使う必要がないし、逆に今だからこそこのデザインを、あえて左ハンドル車で乗ることに意味があるのではないかと思う。しかもフルノーマル車であるから自分色に染めやすいし。

▲組み合わされるミッションは5速AT。シフトノブも大柄のデザイン。

▲布製シートはサイドサポート部に若干の擦れを確認することができるものの、全体的なコンディションは非常に良い。

▲リアシートは座面に使用感はほとんどなく、パリッとした状態が維持されていた。

一時代を築いた逆車の再ブレイク必至

 プラスしてこの車両を販売しているのがアベカーズであるから、そうした部分での安心感も担保されるはずだ。

 アベカーズはフォード認定サービス拠点であり、母体は阿部商会である。だから車両のコンディションチェックから購入後のアフターに関しても他店とは比較にならないほど充実している。=だからこその今回の個体であり、車両を仕入れる段階であえてフルノーマルかつ良質な状態の個体をセレクトしている。

 FJクルーザーは、ここ最近の人気車両の一つであり、某芸能人が乗っていて手放すことになり、それをまた某芸能人が入手しカスタマイズしているというYouTube動画を見たが、まさしく今、第3次ブームになりそうな気配である。

 実際、他店でも赤い個体が入荷後即売されていたし、某カーセンサーでは今回の個体よりも高値をつけた個体がうじゃうじゃあったほどである(右ハンドルがほとんど)。

 ということで、一時代を築いた逆輸入車を、あえて左ハンドル車で乗りたいと思うのであれば、うってつけの1台だと思うのである。

▲トヨタ車らしく軽快感を伴った走りが体感できる。左ハンドルのトヨタ車が欲しければかなり良質な候補車と言えるだろう。

▲車両のコンディションチェックから購入後のアフターに関してもお任せください。弊社は車両を仕入れる段階から常に気をつけておりますので、今回のFJクルーザーの状態もかなりのものだと自負しております、とアベカーズ遠藤氏は語る。

▲アベカーズはフォード認定サービス拠点であるからフォード系の新車&中古車が多く展示されている。が、その他魅力的なアメリカ系中古車も積極的に取り扱われている。FJクルーザーもその中の1台。

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