TEST RIDE

[試乗記]

購入価格帯優先のチャレンジャー選びならV6モデルも視野に

2021 ダッジチャレンジャー SXTプラス

程度優先のBCDならV8同様の良好なV6が入手可能

今現在R/T以上を購入しようとすれば700万円以上の金額が必要になる。が、それが無理なら「V6エンジン搭載のSXTはどうだろう」という提案である。

更新日:2022.05.22

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

デビュー当初はV6比率の方が高かった

 現行型チャレンジャーのデビューは2008年だったが、デビュー当初から直輸入車がどんどん日本に上陸していた。だが、その頃のメインはV6モデルであり、今とは逆にV8を探す方が困難であった。

 その当時の売れ行きメイン車種はSUV&バンであり、いわゆるアメリカンスポーツカーに大金を払う層が少なかったのであろう。

 その頃から取材は結構していたのだが、V6、V8比率でいえば7:3くらいの割合でV6が多く、V8もR/Tがメインであり、6.1リッターV8HEMIには年に1台から2台程度出会うかどうか、といった感じであった。

 だが。その後に決定的な出来事が起こる。そう、2015年の707hpチャレンジャーヘルキャットの登場である。

 ヘルキャットは、それまでのチャレンジャーオーナー像を超越し、他国輸入車に乗る多くのファンを獲得したのである。と同時にチャレンジャー人気がじわじわと上がり、さらにチャレンジャーからも毎年のようにバリエーションモデルが登場。日本中の各地でブレイクが起こり、それと同期してBCD車両が全国へと納車され始めたのである。

 そうした販売増、及び販売合戦が繰り広げられるなかで起きた最大のポイントといえば、V8モデルを中心とした人気拡大。よって、その頃からV6搭載モデルを日本で見かけることが非常に少なくなっていった。

▲2021年型SXTのプラスパッケージ装着車。走行約8300キロということとBCD車両ということで個体の状態はお墨付き。

▲パッと見V8モデルとの外観上の違いがさほど感じられないのもオススメの理由。

価格高騰による市場の大幅な変化

 で、2019年末から起こったコロナ騒動。そして2020年あたりからコロナ禍により世界中の工場等が閉鎖され新車製造がストップ=中古車価格高騰、さらには新車価格高騰、そして2021年の半導体不足が輪をかけ、2022年の円安相場にウクライナ危機により車両価格の高騰がずっと続いている状況である。

 今現在、R/Tで700万円から750万円程度、R/Tスキャットパックで700万円後半から840万円前後といった相場感であるが、今後もこの流れがまだまだ続きそうである(ちなみに最新の新車だとR/Tで900万円台、R/Tスキャットパックで1000万円台だという)。

 それでも日本におけるチャレンジャー人気は一向に収まる気配がなく売れ行き好調ということだから素晴らしいのだが、一方で「高くて買えない」という方々も確実にいるということで、BCDは昨年からV6モデルの直輸入を開始している。

 だが、残念なことにアメリカ本国での仕入れに関してもV8のみならずV6も値が上がっており、2020年以前の相場感とはまるっきり異なっているということではあるのだが、それでも現状のV8モデルよりは数段安価であり、「チャレンジャー専門店としての責務」としてV6モデルの輸入を行っているという。

 で、実際に取材して思ったが、改めてV6モデルの存在意義を確認し、「多くの要望があるのではないか」。そんな風に感じたのである。

▲外観上の違いとしてはボンネットフードの形状があげられる。

▲その他ではフロントグリル内のルーバーがグリアパーツになっている。

▲装着タイヤは245/45R20であり、ホイールはサテンカーボンペイントの20インチ。

価格帯優先ならV6モデルも視野に

 取材個体は2021年型SXTプラス。走行約8300キロの個体であったが、一目見てV8とV6との差がわからず、「さほど差がないのであればV6エンジンを容認する方も多くいるだろう」とV6モデルの優位性を再確認したのである。

 もちろん、細かなところでは「差」が確実にあるが、例えば街中を走っていた場合にそれが「SXT」だと言い当てることができるのはアメ車ショップの定員だけではないか。そのくらい明確な差はない。

 搭載されるエンジンは、3.6リッターV6で303hp、最大トルク268lb−ftを発生させる。それを8速ATにて駆動する。すなわち300hp以上のパワーがあるV6エンジンであり、例えばR/TのV8エンジンと比較すれば69hpのパワー差があるが、同時に車重差が135kgあるから、フル加速すればさほど差が出ないだろうという考え方も成り立つはず。

■3.6リッターV6
・303hp/6350rpm
・268lb-ft/4800rpm
・車重:1742kg

■5.7リッターV8
・372hp/5200rpm
・400lb-ft/4400rpm
・車重:1877kg(その差135kg)

 もちろんV8パワー、V8サウンドを否定する気は全くないし、その部分のみを理由に購入する方の気持ちも十分に理解しているからV8を否定する気も貶める気もさらさらないのだが、現実的な「差」を求めた場合、情緒的な部分を除いた総合スペック的には大した差がないとも言えるのである。

▲搭載されるエンジンは3.6リッターV6で303hp、最大トルク268lb−ftを発生させる。

▲室内空間もV8モデルと比較して多く変わるところはない。センターコンソールには8.4インチのディスプレイも装備されている。

▲V6エンジンに組み合わされる8速AT。V6モデルにはV8モデルのようなパドルシフトがなくシフトノブにてマニュアルモードの操作が可能になる。

V8同様のコンディションレベル

 プラスして筆者は過去にV6モデルでパイロンスラロームをさせてもらった経験があるし、一般道もかなりの距離を走ったことがあるが、「想像以上に速いし、何よりアクセルを踏める時間が長いのが楽しい」という印象は今も変わらない。

 しかもそれでいて、今回の取材車の価格は618万円。一方で同じくBCD車両の在庫にあるR/Tは728万円だったり758万円だったり。

 要するにV6サウンドとV8サウンドの違い、またそのスペック差69hpに約100万円プラスα多く出して買えるかどうか(もちろんV8モデルを購入できる方はV8モデルを購入すべきである)である。

 ちなみにV6モデルだからといって、BCD車両の質が低くなっているということは全くないし、他のV8モデル同様のコンディションチェックを受け、本国から独自に輸入されているから、状態の質はかなり高い。当然フィフティプランも使用可能であるから、買いやすくすることも可能だろう。

 探せば他店にもわずかだがSXTを確認することができる。が、それらは2015年から2019年車が多い一方で、BCD車両は高年式の低走行+コンディション良好車をベースとしているだけにその差は一目瞭然。

 ちなみに直近で2台のSXTが輸入されているが、すでに1台は日本に着く前に売約済みとなっているということだから、待ってた方が確実いたということだ。

▲メーター類はデザイン&操作性含めV8モデル同様の質感を備える。

▲シートはプラスパッケージによりナッパレザースポーツシートが装着される。

専門店としての上質なV6モデル

 V8モデルが充実しているBCD車両という認識が強いかもしれないが、実際にはV6モデルも在庫されているチャレンジャー専門ショップであり(ヘルキャットからV6SXTまで)、当然ながらワイテック等の電子デバイスを所有した的確な整備が行なわれているから、購入後の安心感も他店とは大きく異なる。

 モデル末期&生産終了が近づくということで購入価格に関しては今後も高騰する可能性を秘めており、プラスして程度良好の個体もどんどん減っていくだろうと予想される。

 そんな中で「あえて上質なV6が欲しい」と思うのであれば、本国ディーラーのような品揃えを誇るBCD車両(高年式の低走行+コンディション良好車がベース)が最大の近道である。

▲ボディカラーはフロストバイト。2020年に新たに加わったブルーであり、そのV6モデル。改めて見ても「V6だから」と卑下するような部分は微塵もない。

▲この年代のチャレンジャーになると使用するエアコンガスはR−1234yfであるから、エアコンガスの充填はショップを選ぶから注意。当然BCDにはR−1234yf用のエアコンガス充填機が備わっているから、納車前にガスの量等が確認され納車されている。

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