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[試乗記]

チャージャーの魅力をさらに一段引き上げるヘルレイジンカラー

2021 ダッジチャージャー R/T スキャットパック

希少性の高い大排気量V8エンジン搭載のアメリカンセダン

ダッジチャージャーは魅力的なV8 Moparというだけでなく、希少性の高い大排気量V8エンジンを搭載した最後のアメリカンセダンなのである。

更新日:2022.05.23

文/石山英次 写真/古閑章郎

取材協力/BUBU / ミツオカ TEL 0120-17-2290 [ホームページ] [詳細情報]
     BUBU横浜 TEL 045-923-0077 [ホームページ] [詳細情報]

「アメ車といえばV8セダン」の時代があったのに

 かつてはアメリカンセダンといえば、それこそ十指に余る存在がパッと思いついたものだが、現在同じようにセダンを数えればそれこそ5本の指で収まってしまう。

 キャデラックCT4、CT5系、クライスラー300、そしてダッジチャージャーだ。

 2018年、フォードがセダンを廃止すると宣言してから早4年、アメリカの各メーカーから毎年のようにセダンが消えていき、いま現在上記4台が残っているのみだ。

 しかもCT4、CT5は直4ターボ、V6エンジン搭載モデルであり、いわゆるV8搭載のアメリカンセダンはもはやクライスラー300とチャージャーしかない。

 いや、厳密にいえばキャデラックCT5にはブラックウイングというモンスターセダンが存在するが、おそらく日本で見ることはないだろうし、あってもヘルキャット超の価格帯であるはずだから非現実的。

 ということで、いま我々が買える可能性のあるV8セダンは300かチャージャーなのだがこの2台、同じプラットフォームを使用している兄弟車であるが、デザインを含めた味付けが全く異なるから面白い。

▲2021年型チャージャーR/Tスキャットパック。走行130キロだから「最新の新車が欲しい」と思っている方にもオススメできる。

▲パープルメタリックのボディカラーは、時にブラックに、時に明るい紫に、と光の加減によって見え方が変わるのが面白い。

最後のV8搭載セダンは300とチャージャー

 現行のクライスラー300は、イタリア的デザインをまとったフォーマルセダン風であり、一時ディーラーで販売されていたから右ハンドルも存在し人気が高い。

 一方でダッジチャージャーは、チャレンジャーと人気を二分するいわゆるモパー風なセダンであり、だから上記300とチャージャーとで迷われる方はほとんどいない。

 個人的にはどちらも好きではあるが、ダッジ、Mopar、チャージャーといった硬派かつちょっとヤンチャなイメージをもたらすチャージャーが今の気分。

 そんなチャージャーは、2005年の初期においてはディーラー車が存在したが、2015年以降のモデルにおいては直輸入のみであり、だがチャレンジャーほどの個体数がない、というのが特徴である。が、ことBCDにおいては2015年以降も定期的に直輸入されており、常に販売されているイメージが強い。

 しかも他店で見かけるチャージャーは、ボディカラーが白黒グレー系に集中しており、せっかくのMopar的雰囲気を感じさせるカラーは皆無。

 その点BCDにおいては、日本ではあまりお目にかかれないような珍しいカラーも多く取り扱われているから、本気で欲しいと思うならそうしたカラーも一度は見ておくべきである。

 ちなみに今回取材した2021年型R/Tスキャットパックもそんな一例である。そう、ヘルレイジンと呼ばれるパープルメタリック。

▲搭載されるエンジンは、6.4リッターV8ヘミで485hp、最大トルク475lb-ftを発生させる。今や超レアな大排気量V8エンジンである。

▲フロントグリル脇の左右に大きなエアダクトが追加されている。

▲245/45ZR20インチタイヤとブラックホイールの組み合わせ。

ボディカラーでガラッと変わるイメージ

 このカラー、2020年に追加された新色であり、かつてチャレンジャーに存在していたプラムクレイジーとも異なる妖艶な雰囲気が得られる。光の当たり具合によってはブラックにも見えるし、一方で綺麗なパープルメタリックが感じられる。

 以前、これと同じカラーリングのチャレンジャーT/Aを取材したことがあるが、チャージャーも同様によく似合うし、例えばブラックのボンネットフードにするだけでも、また違った(硬派な)印象を与えてくれるだろう。

 ここ最近、チャレンジャーにも同じことを述べているが、とにかく「Mopar × メタリックカラー」の組み合わせがいい。

 チャレンジャーやチャージャーは、どちらかというと獰猛かつ硬派な存在だが、そんなダッジならではの雰囲気に、メタリックのボディカラーはちょっと上質かつ大人な雰囲気を与えてくれるから不思議である。

 一方で赤や黄色といった原色のボディカラーも見かけるが、そうしたカラーリングの場合、センターストライプを入れたりディフューザーを装備してより派手にしたいと思わせてくれるから、Mopar&マッスルカー的な楽しみに興じたいと思う場合はオススメである。

▲走行130キロのせいか、インテリア全体が非常にキレイであり、ステアリング周りの状態も新車の香りとレザーの状態が維持されている。

▲8速ATと6.4リッターV8エンジンとの組み合わせが新車で味わえるのもあとわずかである。

▲大排気量V8エンジンの吹け上がりを直に体感して欲しい!

チャージャーに妖艶な雰囲気を与えるカラー

 今回のヘルレイジンカラーは、チャージャーならではの個性をさらに一段引き上げることに成功しており、大人っぽくも不気味な存在にも見え、好きな方にはとにかく響くはず。

 で、こんなカラーリングのチャージャーが見られるのも、チャレンジャー同様積極的に展開しているBCDだからであり、個体の品質も言わずもがなだから、くわえて実車が展示されているから気になる方は是非見て欲しい。

 取材した個体は、2021年型で走行130キロだからほぼほぼ新車。しかも5.7ではなく6.4リッターV8エンジンを搭載したスキャットパックだから485hpを発生させ、V8エンジンを含めた刺激度が抜群に高い。

 それでいてチャレンジャーとは比較にならないほど取り回しや乗降性が良く扱いやすいから、そういう意味では毎日の足にも使いやすいし、アメリカンセダンの魅力を最大限味わえる。

 しかもほぼほぼ新車ということで、慣らし運転から始められるというのも嬉しい。

▲ATセレクトを動かさずの安楽ドライブが可能である一方で、パドルシフトを駆使してスポーティな走りも可能。

▲アルカンタラのコンビネーションシートの状態もほぼほぼ新車。ヤレなど全く感じない。

▲リアシートも同様。くわえて大人4人が快適に過ごせる足元空間が用意されているから、ファミリー層には断然オススメ。

レアな大排気量V8とボディカラーの組み合わせ

 今後チャレンジャーの希少価値が確実に高まるだろうが、意外に思うかもしれないが、個人的にはチャージャーこそがこの先10年、20年後にも評価される存在ではないかと考えている。すなわち、絶滅危惧種たる大排気量V8搭載のアメリカンセダンとして。

 その場合、6.4リッターV8エンジン搭載のR/Tスキャットパックが断然オススメだけに、日本では比較的珍しいヘルレイジンカラーの個性的な存在ならなおいいと思わずにはいられないのである。

▲クライスラー300はラグジュアリーセダン風だが、チャージャーはマッスルセダン。同じ4ドアセダンでもチャージャーの人気が高いのは「Mopar」を感じさせるマッスルセダンであるからだろう。であれば、そうした雰囲気が感じられるボディカラーが絶対必要であると考える。

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