更新日:2025.10.08
文/田中 享(Tanaka Susumu) 写真/ステランティス
ダッジチャージャーがフルモデルチェンジしEVになり、すでに発売が開始されている。が、本国での販売は実は芳しくない。すでに「失敗」との烙印が押されているとも。
そりゃそうだろう。デビュー前からガソリンエンジン搭載モデルの存在がリークされていたわけだから。それに現地のマッスルカーユーザーのEVアレルギーがかなり強いらしい・・・。
そしてついにチャージャーEVの最強モデル・バンシーの生産が中止された。バンシーとは900hpを発生させるチャージャーEVのトップモデルの予定であったが、製作にストップがかかったという。
だが、同時にV8エンジンを搭載したチャージャーの製作が始まるという。すでに直6ツインターボエンジンを搭載したモデルが本国で発売開始されているが(そろそろ納車が始まる)、続いてV8モデルのデビューが予定される。
正確には2026年春以降に登場ということだが、まずは5.7リッターV8モデルのR/Tが予定される。そしてその後6.4リッター、6.2リッタースーパーチャージャーV8の復活も期待される(これらに関してはまだ正式な発表はない)。

▲2025年に発売が開始されたEVチャージャーだが、本国での販売成績があまり良くないと言われている。

▲パフォーマンスや製作の質は悪くないと言われているだけに非常に残念。

▲アメリカ本国でのEVマッスルカーへのアレルギーが非常に強いと言われている。
SNSでは、「そもそもEVにするべきじゃなかった」「EVだけにして、ガソリンモデルの併売をするべきじゃなかった」「V8出たらEVモデルは完全に終わりだろう」「EVモデルは超レアモデルになるかもしれない」etc、かなり辛辣な意見が目立っている。
ただ、今後の流れを鑑みれば、時代は必ずやEVへと向かうのは間違いないので、EVモデルが完全消滅することはないだろとは思う。が、アメリカ人のマッスルカーへの情熱が冷めなければ、EVマッスルカーが認知されるには相当な時間がかかるに違いない。
同時に、日本では少々頭打ちになっているアメ車の新車について、来年以降チャージャーを含めたマッスルカーブームが再び起こる可能性が高まっている。

▲ガソリンエンジンモデルも登場し、まずは直6ツインターボエンジンモデルが市場に登場する。
138,000円
PERFORMANCE
GDファクトリー千葉店
18,900円
EXTERIOR
ウエストクラブインターナショナル
132,000円
PERFORMANCE
ウエストクラブインターナショナル
3,300円
OTHERS
ウエストクラブインターナショナル