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試乗記 TEST RIDE 2020 ダッジチャージャーSRT ヘルキャット ワイドボディチャージャーの最新モデルを スペースYOKOHAMA にて発見

2020 ダッジチャージャーSRT ヘルキャット ワイドボディ

世界最速の量産セダンがさらに進化した

チャレンジャーのワイドボディの登場から一年、チャージャーにもワイドボディが登場した。その実車を取材した。

更新日:2020.06.08文/椙内洋輔 写真/古閑章郎

取材協力

スペース YOKOHAMA
TEL 0455300139 [ホームページ] [詳細情報]

全ての「新車」が同一とは限らない

 スペースYOKOHAMA店は、最新車両を直輸入することで有名だが、そんな同社をもっとも引き立たせるコピーが「全ての新車が同一とは限らない」というもの。

 簡単に説明すれば、同じ「新車」ではあるが、それを輸入するショップが日本国内で販売する時点で、同じ状態の「新車」とは限らないという意味。

 すなわち、船に乗り日本国内に着いて以降、チェックすべき項目が多数あり、そのチェック項目をすべて確認した上で納車されているか否か、という大きな違い。

 たとえば、船積み期間一ヶ月中に、本国にてCPUの変更やミッションのデータ変更、およびその他リコール届けがあった場合にも、スペースYOKOHAMAでは日本国内で最終チェックして、すべての動作確認が行われた後に納車されている。

 今や最新車両は、油脂類やタイヤ&ブレーキチェック程度で納車するなんてことは許されない。電子デバイスを駆使した各項目をすべてチェックしてから納車される必要があるのだ。

 だから、そういった確認がなされていない車両の場合、その時点で「同じ新車レベルではない」ということなのである。

 逆にいうと、そういった納車前の確認がどんな車種に対しても可能である設備とメカニックが揃っている、ということがスペースYOKOHAMAの強みであり、だから積極的に最新車両が直輸入され販売されているのである。

 で、早速、今回も最新車両のチャージャーを取材した。
2020年に登場したSRTヘルキャットワイドボディ。通常ボディに幅3.5インチのワイドフェンダーがプラスされ、足回りやタイヤのセッティング変更により速さが確実に増した。
さらにボディ前後のバンパー形状も変更。高性能モデルらしいオーラが増し、戦闘能力の高さが示されるようになった。
フロントグリル内に小さなスリットを加え、ラジエーターへ直接冷気を送る最短ルートを確保するなど、機能的な変化が加えられている。
リアバンパーにもエアスリットを加え、幅広になったリアフェンダーに対するデザイン的なアレンジも追加している。
搭載されるエンジンは6.2リッターV8スーパーチャージャーで707hp、最大トルク650lb-ftを発生させる。チャレンジャーのように10hpアップとはならなかったが、707hpでも十分すぎるほどのパワーである。

チャレンジャーワイドボディから一年後のデビュー

 2019年モデルとして登場したチャレンジャーのワイドボディを見て、いつかこの日が来るだろう、と想像していた。そう、チャージャーのワイドボディ仕様である。チャレンジャーのワイドボディ登場から一年、ついにチャージャーにもワイドボディが登場したのである。

 ベースとなるのは、チャージャーSRTヘルキャット。で、いきなりだが、ワイドボディになると何がいいのか?

 ワイドボディとは、通常ボディに幅3.5インチのフェンダーを左右に装着するからより太いタイヤが装着できる。それによって、サスペンションを同時に締め上げることでコーナリングの限界値が高くなり、スピードも高くなる。当然、直線加速時のトラクションも上がるから、エンジンパワーのある車両であればあるほど有効に働く。

 もちろん、ワイドフェンダー装着による視覚的な効果も高く、ハイパフォーマンスカーならではのオーラが一層強くなる。

 ということで、チャージャーSRTヘルキャットには6.2リッタースーパーチャージャーエンジンが搭載され、707hp、最大トルク650lb-ftという暴力的なパワーの持ち主だから、ワイドボディ仕様となることでそのエンジンパワーをより一層有効に使うことができる。
デザイン的なイカツさ加わり、高性能モデルらしいオーラがみなぎっている。

エンジンパワーをより一層有効に使い切ることが可能

 実際、ワイドボディのチャージャーSRTヘルキャットの公式タイムは、0-60マイルを3.6秒、1/4マイルを10.96秒で走り、スキッドパッドによるコーナリングGは0.96gを記録する。

 さらにサーキット走行では、同コースを走行したノーマルヘルキャットよりも1ラップにつき2.1秒速く走り切ったのである。

 この速さの秘密は、新たに装着された極太の305 / 35ZR20タイヤだけではない(2019年までのヘルキャットには275/40ZR20)。サスペンションには、ビルシュタイン製の3モードアダプティブダンパーにハードスプリング、より径の太いスウェーバーが装備され、全体的にリニューアルされている。

 くわえて、新型の電動パワステが組み合わされてたことにより、よりダイレクトかつスムーズはハンドリングが実現されているのである。=世界最速の量産セダンの進化である。
公式発表されているワイドボディのラップタイムの速さがこのクルマの進化を物語る。ノーマルとワイドボディを迷うなら断然ワイドボディ推しだ。
デザイン的抑揚の激しいボンネットフード。エアダクトはダミーではなくすべて穴あきのリアルもの。さらに軽量フードとなっている。
新たに装着されたタイヤは305 / 35ZR20インチのピレリP zero。2019年までは275/40ZR20インチだった。
高性能なスポーツセダンに相応しい質感のインテリア。パドルシフトを駆使した別格の速さが持ち味である。
見慣れた風景にもかかわらず、340キロまで刻まれた赤いスピードメータがこのクルマの凄さを物語る。
組み合わされる8速ATは、707hpのパワーを十二分に楽しめる仕様。パドルでの操作も可能。
バケットタイプのシートは抜群のホールド性を示す。

ヘルキャット以外でもオプションでワイドボディ可

 余談だが、6.4リッターV8搭載のスキャットパックもオプションでワイドボディのチョイスが可能である。

 スキャットパックのワイドボディは、0-60マイルを4.3秒、1/4マイルを12.4秒で走り、同じくスキッドパッドではヘルキャットワイドボディを超える0.98gを実現する。この仕様でのサーキットラップタイムは、ノーマルのスキャットパックに対して1.3秒速いラップタイムを記録しているという。

 さて、ヘルキャットワイドボディは、シャシーのみならずボディにも手が加わっている。ワイドフェンダーの他に、フロントグリル内に小さなスリットを加え、ラジエーターへ直接冷気を送る最短ルートを確保したと同時に、リアバンパーにもエアスリットを加え、幅広になったリアフェンダーに対するデザイン的なアレンジも追加している。

 総じて、見た目的には高性能モデルが醸し出すイカつい系な雰囲気が加わり、これまで以上に戦闘能力の高さが示されるようになっている。

 またホイールは5本スポークであり、その内側には巨大なブレンボブレーキが装備されているからパワー&スピードに対するブレーキ能力も依然として高い。

 チャージャーの場合、4ドアセダンであるからミッションも8速ATのみであり、言ってしまえば日本車のクラウン的存在。にもかかわらず、V8スーパーチャージャーで707hpものパワーが搭載されたり、6.4リッターV8NAという大排気量V8が搭載されていたりと、セダンの割にドライバーを刺激する要素が非常に多い。すなわち世界的に見ても稀有なスーパーセダンと言っていい。

ワイドボディは世界屈指の高性能セダン

 そういう意味では、チャレンジャーよりもレアな存在とも言えるわけで、戦闘能力の高い4ドアセダンが欲しければ、ドイツ車にも真似できないチャージャーSRTヘルキャットワイドボディこそが「最上」ということになる。

 なお、この車両を直輸入したスペースYOKOHAMAでは、積極的に現行チャージャーの新車を取り扱っており(これまでにも2018、2019のヘルキャット等)、取材したヘルキャットワイドボディのみならず、スキャットパックワイドボディも直輸入可能ということだから、気になる方は確認してみるといいだろう。

 さらに余談だが、取材時にはチャージャー以外の新車も他多数取り揃えられていた。たとえば、チャレンジャーヘルキャット レッドアイ ワイドボディにダッジデュランゴSRT、さらにはジープグラディエーター等。他にもリンカーンナビゲーターの最新新車もあり、まるでダッジの新車ディーラー、もしくは現地の販売店のような品揃えであったことも報告しておく。
取材したスペースYOKOHAMAでは、積極的にチャージャーを取り扱っている他、チャレンジャーヘルキャット レッドアイ ワイドボディにダッジデュランゴSRT、さらにはジープグラディエーター、またリンカーンナビゲーター等の新車を扱っており、最新のアメ車が勢揃いしているショップである。

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