更新日:2023.11.10
文/石山英次 写真/フォードモーター
1968年当時、マスタングGTに設定されたアメリカ西海岸地区限定のスペシャルモデルをカリフォルニアスペシャルと呼んでいた。
当時のマスタングハードトップをベースに小粋にまとめられたカリフォルニアスペシャルは、ファンの間で瞬く間に人気を博した。
そして2000年代から始まった「復刻」マスタングで、カリフォルニアスペシャル(以下、GT/CS)にも復刻モデルが用意される。
それが2007年(〜2009年)。さらに2011年から2014年(結構レアモデル)、そして2016から2017年に続き2019年から2022年までGT/CSはリバイバル販売されていたのである。
で、そんなマスタングが2024年でフルモデルチェンジを果たし、再びGT/CSが発表された。
ちなみに来年2024年はマスタング生誕60周年ということで、何らかのスペシャルモデルの登場が予期されている!
さて新しいGT/CSであるが、レイブブルーと呼ばれる鮮やかなブルーの差し色を内外装全域に使用し、ファッショナブルな印象を高めている。
というのも、2024年型マスタングは、基本2023年までのマスタングをベースとしているため、大幅なパフォーマンスアップの形跡はみられない。
もちろん「ダークホース」と呼ばれるハイパフォーマンスモデルの存在が確認されているが、GTや直4エコブースト搭載モデルは、旧モデルの改良版といった感じ。
だが、基本パフォーマンス以外の部分における内外装の質感や走りの質感は大幅に向上しており、加えて車両を制御するシステム部分においても向上しており、「速さ」以外の部分においては旧モデルを圧倒的に凌ぐ。
だから今回のGT/CSも、見た目の印象の向上だけでなく、全体的な質感をさらに一段引き上げる効果をもたらし、マスタングをファッショナブルかつラグジュアリーな領域に引き上げている。
しかも5リッターV8搭載のGTコンバーチブル(クーペはのちに発表される)であるから(しかも写真のモデルはMTモデルであるから)、世界中を見渡してもライバル不在であり、唯我独尊の魅力を発揮していると言えるだろう。
ちなみに、この新型マスタングを日本で乗ることができるのか? という問いがあるとすれば、「現状未知数」と答えざるを得ない。が、100%可能性がないわけではないので、各アメ車ショップの方々に是非とも期待したい。
と同時に、来年のマスタング生誕60周年を記念するスペシャルモデルにも期待したい!
330,000円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
283,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
183,250円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋
272,800円
AUDIO&VISUAL
あとづけ屋